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バンクーバーの利点・サラ・チャン・2
薄青色のドレスをまとったサラ・チャンは眉にしわを寄せて弾いている、客演指揮者の広上淳一は動きが大きい、そういえばサラ・チャンもよく動く、というようなことが気になってしばらく聴くことに集中できなかったのですが、三楽章、カデンツァ(cadenza=交響楽団が演奏をやめて独奏者だけが演奏する部分)がはじまると、いやあ、これは凄い、まるで強力な掃除機に吸い込まれたかのようにサラ・チャンの動き、演奏のなかにとりこまれ、翻弄されるかのようです。

それまで魔法にかかったかのように微動だにしなかった指揮者、楽員がゆっくり、静かに、注意深く動き始めたので、ようやく我に返ると、そのまま第四楽章。楽団、ソロ、指揮者が完璧に一体となりきって演奏を終了。深刻な顔をして弾いていたサラ・チャンがにっこり笑って広上淳一と握手。心底満足という笑顔のチャンと握手をしている広上の背中からも同じような満足感が伝わってきます。

ショスタコビッチのVC#1とはかくも凄い曲だったのか。それにしてもいまのは特別の出来だったのではなかろうか。広上とチャンは音楽性、波長が合うのではなかろうか。VSOはまるで別な楽団のようだった。

まくあい(幕間)を利用して劇場のCDショップへいくと、サラ・チャンのCDがとぶように売れています。二種類おいてあるうちソナタ集を買いました。売り子のおばさんがCDを渡すときに、Incredible concert, isn`t it.(信じられないコンサートね)と笑いました。CDのチャンは黒いドレス。さっき着ていたのよりいいなあ、とわが思いの次元はふたたび落ちていく。

家にかえりCDでショスタコビッチのVC#1を聴きました。デビッド・オイストラフとチェコ・フィルの演奏です。この曲はショスタコビッチがオイストラッフにささげたもので、1955年の初演もオイストラフが演奏しています。(楽団はレニングラード・フィル)。そういうわけでこのCDは由緒正しい(笑)のですが、ライブ録音のせいで、いろいろな雑音がはいっています。カデンツァのところもさきほど聴いたような凄さが伝わってきません。

む、もしやサラ・チャンはオイストラフを凌駕したか。明日も演奏するから、切符が手に入ればもう一度聴こうと決めました。

http://www.siue.edu/~aho/musov/dmitri.html


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