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掛け時計もどる
今は亡き父が五十年以上前に買った、高級とはいえない掛け時計を持っています。二十年ほどまえにゼンマイを替え、十年まえに振り子の一部がとれたのを接着剤で直しただけで、正確に動いていましたが、去年の十月、掛ける場所を替えようとしていて振り子を壊してしまいました。接着剤で直そうとしたのですが、こんどはくっつきません。

エッジモンドビレッジにある時計屋へ持込み、きょう二か月ぶりに戻ってきました。この店では懐中時計や置時計を修理してもらっていますが、いつも一週間くらいで直っていたのに、今回はすいぶん時間がかかりました。あたらしい部品を取り寄せたのかもしれません。修理費はせいぜい五十ドルくらいだろうと思っていたのですが、なんと210ドル。他の部品も取り替えたそうです。

店主は文字盤に書いてあるSEIKOSHAをさして、これはSEIKOのことかと聞きました。言われてみればたしかにそう書いてあります。そう、これは同じ会社である、SHAというのは建物のことで、SEIは精密、KOは工業のことだと答えました。精工舎でしたよね。それとも精巧舎でしたかね。

店主はSEIKOの時計は五、六年前から品質が落ちた、時計の比重が落ちたのだろうと言いました。なるほどそんなこともあるでしょう。同じものを造っていても時間がたつほど質が向上するとは限りません。

ここまで書いて思い出したのが、東海道線グリーン車のリクライニングシートのこと。三十年まえのシートは見た目に美しく、背もたれのへこみ具合がよく、倒したときに背もたれだけでなく座っているところも斜めにあがり楽な姿勢になれました。それがいつの頃からか、へこみのない背もたれが腰のところから折れるだけという芸のないものに替わってしまいました。

こういう質的劣化も「読み書きそろばん」「文武両道」の欠如が遠因ではないかと疑うものです。

ところで直ってきた掛け時計を動かしてみると、いままでボーン、ボーンときれいな音で鳴っていたのが、ボコ、ボコという情けない音に変わっていました。店に電話をして、鐘の音が変わった、ボンク、と鳴るというと、その語感が面白かったらしく、相手は吹き出しました。
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