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論文の苦労
ピアニスト野山真希さんのHPを見ると、卒業論文を書いている最中。パソコンに向かう時間が長いのでコンタクトが沁みるほど目がつかれる、原稿の印刷で紙とインクの消費がすごいとあります。(コンタクトをつけているとは知らなかった。)いろいろな文献にあたりながら作りあげる論文のようで、締め切りがなければ終わりがこない作業でしょうからどこかで妥協しないといけません。

三十年前とずいぶん違うなと思うのは、当時はパソコンの無い時代で手書きかタイプライター使用。タイプライターも電動は高くて買えません。手動のタイプというのは速度が遅くて能率が悪い。行を変えるときは左手をキーボードから離してバーを動かす。タイプライターを見たことの無いヒトにはピンとこないかもしれません。

手動でも電動でも文章を画面上で直しながら作業するという芸当はできません。キーをおしたとたんに印刷されます。まちがいがあったら白インクを塗って乾くのを待ち、ペンで活字に似せて上書き。いそいで書くと白インクのなかに黒字が埋没してまた白インクを塗る。そこだけ盛り上がります。頭の中にある構想をそのままタイプしていくには神業のような(ちょっと大袈裟かな)集中力がいります。それができなければ手書きの原稿を推敲してタイプは仕上げに使う。あのころより今の自分は一瞬の作文力がおちているような気がします。

パソコンに比べると気が遠くなるような作業ですが、メリットもあります。パソコンのインクカートリッジが高価なことに比べてタイプのインクリボンは安かった。プリンターが作動しなくなるという不便もありません。今年買い換えたばかりのプリンター、このまえから黒色が出てこず、修理に出しています。

ひんぱんに左手をキーから離すので血のめぐりが良くなるということもあるかもしれません。キーを打つタッチの強弱で字がかすれたり、やけにはっきりみえたりして視覚的なおもしろさが出ます。

それにしても、喉もとすぎれば熱さ忘れる。高いところから飛び降りたら楽になるだろうなと考えたことは覚えていますが、はてあのとき感じた苦しさがどんなものであったのかは全くよみがえってきません。ニンゲンの感覚、意識というのは一体どこから生まれ、どこへ消えていくのか。これまた考えてると際限がないのですが、なんとなくその正体、仕組みが分かってきたような気もします。その話はいずれまた。

次のサイトでタイプライターの写真を見ることができます。わたしの使ったコロナ製の外観は右下、レミントン製に近かったと思います。古いタイプライターは機械の動きが見えてたのしいと思いませんか。
http://www.bekkoame.ne.jp/~u.f.o./type-1.htm
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