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バブルのころの話

三十年ほど前の話。

 

支店長会議でトロントから日本にもどると都内の支店長をしていた同期のH君曰く。小野よ家はあるか、時価はいくらだ、それなら一億円貸す、ワンルームマンションを(何軒か)買え、キャッシュフローはマイナスだが税金対策になる、ゴルフ会員権を買え、値上がりする。

 

日本に帰ったらゴルフはしないだろう、万一ワンルームマンションを抱え込むことになったらぞっとする。一億もの借金など身の丈にあわない。

 

同期の成績に協力、二千万円を借りた。

 

にわかプチかねもち。

 

トロントにもどり千万円でゴルフ会員権と車を買い、残る千万円は浪費した。

 

浪費の中身を思い出せない。思い出せるのはあたらしいゴルフクラブを買ったことくらい。せいぜい二十万円。あとの九百八十万円は何に消えたのだろう。ああ、イヌイットの絵画を買ったのを思い出した。二点でせいぜい五十万円。残る九百三十万円は?

 

二千万円は思ったより大金だった。まいつき返済するのだが借金額は長い間千万円台で推移した。

 

トロントのゴルフ会員権は買値とほぼ同じ値段で売れたが売れるまで何年もかかった。それでも買値で売れたのだから良い。日本の会員権などを買った人たちはやがて何分の一かで手放したりすることになった。

 

某商社のカナダ社長をしていたSさんはHさんの甘言に乗せられて弱ったことになっていると会うたびに愚痴った。(オノマと違って)お金持ちだったから億単位で借りたのだろう。心労がたたったのか本社の重役から大学教授に転身するとほどなく亡くなられた。

 

もし、H君の言うとおり、一億円を借りてワンルームマンションを買っていたらどんなことになっていたのだろう。ワンルームマンションは大きく値下がりしたからそれらを売っても数千万円の借金が残ったはず。二千万の値段がついていたゴルフ会員権はのきなみ十分の一、あるいはそれ以下になった。

 

どちらも買わないで良かった。

 

バブルのときは一億円以上に評価された藤沢の我が家は二十年前バンクーバーくらしを始める直前に五千六百万円で売れた。その金がH君の投資話でなくならなかったのは良かった。

 

H君はことし亡くなった。

 

さんもH君もオノマとは波長が合った。たまに会うと楽しかった。

 

合掌。

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