2016.09.28 Wednesday
グレンイーグルス・ゴルフ・コース・九番ホール脇に住む老人
★ ほんじつは前口上、以前にも書いたことがある話が多いので記憶の良いかたは読まずに次回のブログをお待ちください。
★ オノマの孫は四人。みんな日本に住んでいるので滅多に会えません。四番目の孫となると一度しか会ったことがなく、それもオノマの子供家族九人との食事会。三番目の孫と一緒に走り回っているのを一回抱きとっただけ、散歩中の犬が駆け寄ってきて数秒じゃれあうようなものでした。
それに比べるとこれまで五回カナダにやって来た孫娘ミイタン（長男夫妻の長女）は例外、まいかい数日から十日ほど一緒です。彼女に対してオノマは少しく影響を及ぼしています。
★ ミイタンが初めてカナダに来たのは２００８年の春でこのときはお母さん（オノマの長男の嫁）と一緒でした。ミイタン三歳半はなにかというとメソメソするのでオノマは二人っきりになった時に云いました。めそめそしているとブスさんになるよ。ニコニコしていると美人さんになるよ。そしてマジナイを唱えました。
女は愛嬌、いつもニコニコ ますます美人のミイタン
三歳半だから愛嬌という言葉は知らなかったでしょうがそれは構わないのです。愛嬌という音の塊が記憶に残ればいい、意味はあとから分かればいい、いや分からないままでもいいのです。良い言葉は触れるだけでご利益があるとしたものです。
http://gogen-allguide.com/a/aikyou.html
★ オノマジナイの霊験あらたか。四年のあいだをおいて、２０１２年の春休みに一人でやってきたミイタン・七歳半は快活な子になっていました。メソメソすることは一度もなく、よくケラケラと笑いました。遠慮して自分の気持ちを溜め込んだりしない、実に健康的な子供だと感じました。いいねえ、女は愛嬌、いつもニコニコ、ますます美人のミイタン。
色々な笑いがありますが、ケラケラ笑いこそは心身の健康を表している笑いです。それにくらべると愛想笑いは自分を殺すところがあるのでほどほどにするのが良いです。職業柄そうもいきませんのとおっしゃるやんごとなきあなた、時々ひとりになって、五十一年目に入った「笑点」をみてげらげら笑われたら良いです。心にたまった毒をはきだしましょう。ネットで見ることもできます。二十年ほど前の動画をどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=CBFm2NSPGpg
最近、気持ちを押し込んでいる人が多くありませんか。ＮＨＫで働いているあなた、萎縮していません？ 安倍晋三さんとその仲間たちの傍若無人ぶりに疲れてしゃべるのも虚しいと寡黙になる人がどんどん増えている今の日本。皇太子の頃から沖縄に寄り添ってきた今上天皇の気持ちをあざ笑うがごとく辺野古（裁判）や高江（機動隊）で暴虐を繰り返している安倍さん、いい加減にしなさいよ。・・・脱線しました。
★ ２０１３年春休み、ミイタン・八歳半はいささか柄の悪い日本語を口にしました。軽いショックをうけましたがそこは名探偵・アケチオノマロ、巧みに誘導尋問すると、どうやら毒をもって毒を制す、同級生の中にワルガキがいて対抗するために身につけた柄らしいと分かりました。
自衛とはいえ汚い日本語の匠・石原慎太郎さんのような人になっては困ります。
劇的改造ビフォーアフター、築地市場の豊洲への移転。地下空間など俺は知らない、騙されたのだと強弁したが、嘘だとばれると詫び状を出し、新都知事に会見を申し込んだ元都知事。選挙戦の話題づくりで始めたのが思ったより反響を呼んでしまい内心とまどっている新都知事。あいつに芥川賞をあげたのは間違いだったとあの世で悔やんでいる川端康成さん。結末や如何・・・
ミイタン・八歳半にささやきました。
女は愛嬌、人には親切、ますます美人のミイタン
乱暴な言葉は使わないで、まずは親切でありなさい。ワルガキもいつしか感化されてヨイガキになるだろうからと念じながらのオノマジナイでした。
渋柿も陽に包まれて甘くなる
★ ２０１４年春休み、ミイタン九歳半のときも時々同じまじないをささやきました。しかし・・・
いつの頃からだったかは忘れましたが、愛嬌も親切もそれが義務になる可能性がある、オノマジナイはミイタンにとって危険かもしれないとオノマは反省するようになっていました。愛嬌がよくて親切な人が自死に走る例があることを思い出したのです。
２０１４〜1５の冬休み。ミイタン・十歳ちょいに云いました。
女は愛嬌、人には親切、無理はしないで、ますます美人のミイタン
愛嬌、親切が基礎、しかし、仏の顔も三度、しんどくなったら我慢をしないこと、まずは自分を大切にすることが肝要です。
どや、完璧なマジナイじゃろと思いきや・・・
ミイタンは言いました。
美人は要らんわ。
思わぬ反撃に一瞬クラっときました。ショック、ミイタンがオノマに反攻した。でも、そこはそれ、突き落としをくらって片足立ちになってもバランスを崩さない遠藤関に学ぶところ大と注意深く観戦している片足しっかりオノマスキー、あわてず訊きました。
美人は要らんか、では何がいい。
元気がええわ。
オノマちょっと嬉しくなりました。美人であるより元気でいたい。ミイタンは賢い。
それならこれでいこう・・・
女は愛嬌 人には親切 無理をしないで ますます元気なミイタン
★ ２０１５〜１６の冬休み、ミイタン十一歳半。このときは長女夫妻の長男、ユウキンもカナダにやってきたので唱える機会はありませんでしたが、これから先何十年後、ミイタンが元気な人生を送っているとしたらそれはオノマジナイの功が大であるからなのです。ミイタンだけではない、現世を生きる人間のすべてが愛嬌＆親切＆無理しないを心がければみんな元気でこの世界は天国・・・
長くなりましたが以上は前口上、本題は次のブログにて。乞うご期待。
★ ミイタンそろそろ八歳＆孫＃４
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