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記録喪失 Bre-X

記憶喪失ではない。記録喪失。まあ似たようなものかもしれないが。

十日ほど前に「通気」というブログを書き出したのだが、とちゅうで横道にそれてサラリーマン時代の出張記録の話になり収拾がつかなくなってしまった。

ほんじつ思いなおしてまた書き出したのだがどうも上手くいかない。であれば横道を進んじゃえ、「記録喪失」というブログを書こうということとあいなった。


サラリーマン時代に何時、何処へ、何のために出張したかはっきりしない。

1975年10月から1988年4月までの出張はフィリップス社のポケット地図に書き込んだメモで分かるのだがその後がわからない。1988年から後の十年分はタイムシステム社のシステム手帳のカレンダーに書いていたのだがその手帳は1997年にトロントのレストラン・マルシェで置き引きにあった。

なんで置き引きにあったか。できるだけ端折って書く・・・つもり。


カナダ株に投資している人ならブリエックスという会社を知っているかもしれない。

1993年3月、カルガリー在のブリエックス(Bre-X)という資源会社はインドネシア、ボルネオ島カリマンタン地方のブーサンという鉱山を買った。

1995年10月ブーサンで巨大な金鉱脈がみつかるとそれまで5ドルもしなかったブリエックスの株価は急騰していった。

ブーサン金鉱の推定埋蔵量は当初850トンと発表されたが、翌1996年に1700トン、1997年には2200トンと訂正され、株価は280ドルを突破した。

5ドルの頃に10,000ドル(約百万円)投資したひとは約55百万円の儲けになった。

5ドルx2,000=10,000ドル
280ドルx2,000=560,000ドル
560,000ー10,000=550,000ドル


1997年3月19日、ブリエックス社のフィリピン国籍の地質学者がヘリコプターから墜落し、四日後にジャングルから発見された死体のほとんどは動物に食われていたというニュースが流れた。

一週間後の3月26日、ブリエックス社とパートナーを組むことを検討していたアメリカの会社が自社の調査結果を発表した。ブーサンの金埋蔵量は少ない。

ブリエックスの株価は落ち始めた。

ブリエックス社は金(ゴールド)はある、再調査をすべきと主張して調査を実行したが、4月1日、ブリエックス社は調査結果についてノーコメントの姿勢をとった。

第三者による調査が行われ、5月4日、ブーサンの鉱石サンプルには宝飾品から削った金粉が混ぜられていたと発表。ブリエックス株は取引停止となりブリエックス社は2002年に破産した。


以上、カナダの証券取引史で最大とされる詐欺事件の骨子であるのだが、斧魔のゴルフ仲間でブリエックス社の株に投資しているのがいた。シロート投資家、さしたる額ではなかったろうが高値でつかんでいたのがあっという間に百分の一以下になったのだからマッツァオ。

おぼれる者は藁(ワラ)をもつかむ。株価が急落したあともブリエックスの社長が金鉱はあると云ったりしたものだから株価は上がったり下がったりした。知人いわく、ブーサンの埋蔵量は凄いのかもしれない、今が買い増しのチャンスではなかろうか。

斧魔は云った。

詐欺だと見るのが良い。しかしローソクの火は消える前にパッと明るくなることがある。企業は倒産するまえに株価が上がることがある。短期決戦でいけばもうけることができるかもしれない。少しでも利益がでたら即座に売ればよい。斧魔も少し買おうではないか、売り時を指示する。

かくして斧魔は知人に千ドルほど渡してブリエックスの株を買ってもらい、三、四日たったところで売ってもらった。六百ドルほど儲けた。

長くなったので続きはまたあとで・・・


ちなみにブーサン金鉱の埋蔵量が2千トンを超すとお墨付きを出したのはキルボーン・エンジニアリング社というコンサルタント会社で、その親会社はモントリオール在のSNC-Lavalinという。

SNC-Lavalinは斧魔にとって忘れることができない会社のひとつであり、のちに斧魔の人生に大いなる影響を与える事件につながるのだがこれまた長い話になるし、書いたら怪我人がでる。どうせ書くなら実名をだしたい(笑)。


斧魔は地図が好きであるが、いちばん気に入っているのは1980年10月22日、丸善アジア社@シンガポールに頼んで入手したフィリップス・ポケット・アトラスである。

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管理者の承認待ちコメントです。
| - | 2013/10/29 11:30 AM |

フィリッピノの地質学者? 違うよ 現地で穴掘りを指揮しコアサンプルに金粉をまぶした張本人だよ。新しい共同会社の技術者が来るというのでヘリから飛び降りた。一説にわ突き落とされた。一説にはまだ生きている。一番若いワイフに何処からか大金が届いた。
| カナダの山師 | 2014/01/05 8:25 AM |

最初にいただいたコメントはブログと関係のない内容であり、また公開するとブログ全体が枠からはみだして見づらいので未公開にします。

カナダの山師さんのコメントや当時流れたニュースはそのまま小説になるような話ですが、資源開発の案件では痛い目に二度あっている身としてはそんなところだろうと飲み込んでいます。
| おのま | 2014/01/09 3:08 AM |










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