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固有の領土
★★

もうちょっとで追いつきそうにみえて追いつけないものなあに

おのまのブログ更新

しゃれにもなりませんね

★★

尖閣や竹島をめぐる日中、日韓の騒ぎを横目でみていますが、八月十六日、大学時代の同級生から彼の知人の見解なるものが送られてきました。

政府系機関で出世し、華麗な天下りをしてもおのまと交友が続いているということは、この同級生が人間的に立派な人だということです(笑)。

さっそく返事を書いたのでそれをブログ更新にも使います。同級生から同意はとっていませんが、いいよね。次回の食事はおのまもち。

★★

同級生からのメール

Date: Thu, 16 Aug 2012 11:51:32 +0900
Subject: Fwd: [固有の領土」

小野さん
 
特に意味があるわけではありません。

毎日のように、時事に限らず、色々調べては配信してくれる知人がいて、その今日の分に孫崎さんの意見がいんようしてありました。
    
今日のテーマには貴兄も関心あるかも知れないと思い、そのまま転送します。
 
----- 転送メッセージ -----
 2012年8月16日(木曜日) 11:04:19
件名: [固有の領土」

竹島*といい、尖閣諸島*といい、日本固有の領土と言いながら、近隣諸国に島そのものあるいは領海内侵入を事実上許している日本政府の対応を理解できなかったBossの目に留まったのが、WTさんから送って頂いたそれぞれの島の歴史的特殊事情。 

これらのおかげで、先方にもそれなりの領土権主張の手がかりが最小限ないではなさそうなので、政府の対応も、正真正銘?の領土侵略の場合とは区別せざるを得ないのかな、と考えるに至りました。 
 
いずれにせよ、毅然たる態度で望むべきは当然として、あくまで慎重に対処すべきで、先方の挑発に乗って武力衝突に発展することは絶対に避けるべきだ、と分かりきったことを言っています。 
 
結局、北方領土をふくめ、領土問題は喉に刺さった骨であり、これをスッキリ取り除くことは半永久的になさそうだと諦め顔になりつつあります。 
 
貴見は如何ですか。 
 
* 島根県隠岐島の北西約158キロにある小島。数個の岩礁からなり、面積1.3平方キロ、風波強く、表面はわずかに草が茂っているだけの無人島であるが、付近は好漁場として知られる。この島は、豊臣秀吉の朝鮮遠征以後、日本人により漁場としてひらかれたが、その後江戸時代の元禄のころまで朝鮮側としばしば領有に関して紛争があった。結局1905年(明治38年)日本領となり、島根県隠地郡に属したが、第二次世界大戦後の1953年(昭和27年)韓国が主権を宣言し、日本側の抗議にもかかわらず、「独島」の領土標を立て、調査に出向いた日本側の船に発砲するなどの紛争があった。日韓会談において日本側は国際司法裁判所への提訴を主張したが、韓国側に拒否され、1965年6月調印の日韓条約においても未解決のまま棚上げの形になっている。 (宮地良和) 
 世界大百科事典(1966年8月発行) 

*(識者によって問題の理解にニュアンスの差が大分あるみたいですね。) 
 
孫崎享(元外務省国際情報局長): 日本側の主張は、1895年に尖閣諸島を沖縄県に編入した閣議決定を根拠にしています。よく「日本固有の領土」と言いますが、わずか100年ほどの領土を「固有」と呼べるでしょうか。一方で中国は、14世紀には尖閣諸島周辺にまで軍事的影響力を及ぼしていたことは歴史的にも明らかであり、尖閣は台湾に属し、台湾は中国に属するから尖閣諸島は中国のもの、と主張しています。中国の主張に決して根拠がないわけじゃない。日本人にとって受け入れがたいかも知れないが、尖閣諸島は「固有の領土」ではなく、「係争地」であることをまず認識すべきです。(2012年7月11日付朝日新聞) 
 
 高原明生(東大教授): 尖閣諸島は歴史的にも法的にも日本の領土で、疑問の余地はない。中国も1971年まで領有権を主張していませんでした。(2012年7月11日付朝日新聞) 
  
中西輝政(京都大学名誉教授): 領土とは、あくまでも近代国家同士の取り決めであり、それ以前に遡行していくことには意味がない、という大原則を曲げてはなりません。・・・・・日本がいま取るべき道は、領土問題、領土紛争を中国が仕掛けてきているということを、公式に世界に宣言することです。世界に対しはっきり注意を喚起し、中国の誤りを指摘して、歴史的にも国際法的にも日本の立場に揺るぎがないことをしっかり示し、その上で実効支配を進めていく。現在のように、中国の漁船や漁業監視船などの公の船が、尖閣近くの水域に日常的に出没するといった事態を前にして、日本は、政府が正式に尖閣諸島に公共施設や監視施設を作り、島に常駐する公務員を派遣すべきでしょう。その意味で、私は「尖閣に関して、領土問題は存在しない」という日本政府の従来の立場は、もはや現実性を欠いていると思います。現在、中国の反応に過剰に配慮する日本政府により、われわれ日本人は尖閣諸島に接近することすら自由に出来ない事態が続いています。つまり、日本の領土として、例外的な扱いを余儀なくされている。「領土問題は存在しない」と言い張っていると、これを中国側に逆手に取られる危険性があります。もしも、将来、中国が国際的な司法の場に、尖閣問題を持ち出したとき、「日本は尖閣諸島に対し、例外的な扱いを続けてきた。これは、日本の主張する領有権に正当性が乏しいという認識があったからだ」と主張される根拠を与える懸念があるのです。(文芸春秋8月号) 


★★

おのまの返事:

Date: Thu, 16 Aug 2012 13:32:56 -0400
RE: [固有の領土」


結局、北方領土をふくめ、領土問題は喉に刺さった骨であり、これをスッキリ取り除くことは半永久的になさそうだと諦め顔になりつつあります。


同感です。同感の上でさらにこう考えています。


尖閣諸島は「固有の領土」ではなく、「係争地」であることをまず認識すべきです

国際法上からみると尖閣、竹島、北方領土は、それぞれ日中、日韓、日露のあいだにある領有権をめぐる「係争地」であり、それぞれを実効支配している日、韓、露が係争地ではないと主張しているというのが現状です。


国境紛争はいつの時代にもあるものでその殆どはその時々の武力のバランスによって決着がついています。北方領土は敗戦のどさくさまぎれにソ連によって、竹島は李承晩ラインによって占拠されそのままこんにちに至っているわけですが、当時の日本には武力をもって取り戻す力がありませんでした。

竹島、北方領土は日本に領有権があるが、韓国、ソ連の武力によってとられたままであるというのが日本の立場であり、それを必要な場面において主張してきたし、これからも主張し続けていくわけですが、六、七十年まえにさかのぼった現状に復帰させるには”靂呂撚魴茲垢襪交渉によるかのどちらかです。天変地異、摩訶不思議がおきて韓国人、ロシア人が消えたりすれば別でしょうが。

|歸腓篷綿領土を武力でとりもどそうと考えている日本人はまずいないのではないでしょうか。費用対効果を考えても武力による解決は愚策でしょう。

交渉によって取り戻す力があるかというと、外務官僚の退嬰的な姿をみてきた小生としてはイエスとは言いがたいです。交渉で勝つ、金メダルをとるという気概がありません。気概があった橋本龍太郎や鈴木宗男の足をひっぱったりするのが外務官僚です。

よって´△箸發砲世瓠O察⊆圭叔前の現状復帰は現実的ではなく、いままでの状態が続くとみるのが現実的です。


竹島、北方領土と違って日本が(辛うじて)実効支配している尖閣については、かつて日中の首脳者たちが、ここの領有権問題は未来に託そうとして封じたのは賢明だったと思います。尖閣は触らないで、他の分野での日中互恵を進めていくことはこれからも賢明であると思います。

国境紛争は国家という概念が現存、厳存しているあいだはなくなりませんが、ネット時代の今は国境紛争で勝つよりも得になる選択肢があることを知っている人が増えているわけですから、そういう人が主流になり、日中双方に存在するバカウヨが支流になる日を待ちたいと思います。

昨日今日の様子をみると日中のバカウヨたちが脚光を浴びています。しばらくのあいだは騒ぎが続くのかもしれません。

尖閣は日本の実効支配を続けることが良いと中国政府も腹では考えていると思いますが、このまま騒ぎがエスカレートするのであれば日中ともにイヤイヤながら武力衝突になるのでしょう。

尖閣を東京が購入して、警視庁職員を派遣して守るという図を考えると面白いです。でも石原慎太郎にそれだけの胆力はないと思います。


小生は海洋権益、海底資源の面からみて竹島や尖閣は大事だという主張にはあまり関心がありませんが、北方領土には何十年も前から心を痛めています。そこに住んでいた日本人の望郷の念があるからです。橋本龍太郎とエリツインが2004年(でしたっけ)までに解決すると同意したときもそれでは老人たちにとって遅すぎるのではないかと思ったものです。

★★

宇宙的視野に立って見れば愚かな騒ぎなのですがね。

にゃあ、ゲンキー。

えっ、ボクも生前はテリトリー争いをやってました、めんぼくニャア・・ってか。

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