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ゲンキー記・恩返し

猫は飼い主から借りた恩を返すという話がある。ペロー作の「長靴をはいた猫」という童話はその流れに乗っている。落語にもアニメにも「猫の恩返し」という作品がある。

人間に恩を返すのは猫だけではない。鶴の恩返しがある、助けた亀によって浦島太郎は竜宮城でドンチャン騒ぎをする、グリム童話で鯛が漁師にみっつの願いをかなえる。

鶴、亀、鯛の恩返しにでてくる人間はさいごは哀れなことになる。親切であることは大いに勧めるが、恩返しは一切期待しないのが良いとおのまは肝に銘じている。恩を仇で返されても口惜しがらない。


前からの約束で八月八日(水)八時から中国人ふたり、日本人ふたりでゴルフをした。

この三人と回るのはこれが二回目である。便宜上三人をC1 C2 Jとする。

三人は四十代でみんなドライバーの飛距離が250ヤード以上ある。おのまは飛んでも220ヤードが精一杯。


前回プレイしたときにゲームをした。ホールごとに全員が1ドルずつ出しスコアが一番良かったプレーヤーが4ドルをもらうというゲームである。同じスコアのプレーヤーがいたら掛け金は次のホールに持ち越される。

スコアではおのまが98で三位だったがめぐり合わせが悪くひとつも勝てず21ドルを払った。18ホールで18ドルを払い、パー3のホールで競うニヤピンというゲームで3ドル払ったのである。

スコアは100で四位だったJは9ドルの支払いで済んだ。スコア96、二位になったC2は7ドル、86、一位のC1は23ドル勝った。


今回はC2が昼過ぎからシカゴに行く用があり前半しか回れないというので賭けなかったのだが、後半のスタートでC1が9ホールだけでゲームをしようと云った。

前回一位になったから自信があるらしく我々にハンディをみっつずつあげるといった。おのまはハンディは要らないと宣言した。ひとり負けだったのにと言わんばかりにふたりはあきれた顔をした。

おのまはこういう勝負はやってみないとわからないことを長年の経験で知っている。それに前回の後半のスコアは、C1が10オーバー、Jが13オーバー、おのまが14オーバーであった。その気になればおのまは7オーバーとか8オーバーで回ることができる。


Jはゲンキーがおのまさんの守護神になってくれるかもしれませんねと言った。

いや、そういうのは要らないよと云い、ゲンキーがねずみや鳥を持ってきたときに、これは恩返しのつもりなんだなと思った日々をおもいだした。

餌と寝る場所を与えてもらっているからお返しをしたいという律儀な気持ちは分かるのだが、与えるとか与えられるとかいうものはたまたまの巡り会わせである。

餌を買うマネーもいま住んでる家もおのまが持っていることになっているけれど、実際は天から借りているだけのことである。おのまが借りているものをゲンキーに横流ししただけだからお返しは要らないのである。


ゲームはどうなったのか。

Jの勝ちが3、おのまの勝ちが2、C1の勝ちが0で5ホールを終えた。

C1がおのまは別人みたいだと言った。Jは金がかかると人が変わると言った。おのまは、プロフェッショナルギャンブラーなんだと答えた。

その後は持ち越しが続いて最終ホールの賭けが4になった。C1が勝てば逆転の一位、Jもおのまも勝てば一位である。

誰が勝つか。


第一打。

C1:ナイスショット。フェアウェイの中央ちかくに飛ばした。残り200ヤード。

J:左に曲げてラフ。

おのま:ナイスショット。C1とほとんど変わらない位置。


第二打。

J:フェアウェイに出すだけ。

C1:ナイスショット。ウッドで打ったボールがグリーンに向かった。打ち上げなのでボールがどこに落ちたか見えない。

おのま:ウッドで打ったボールは左に曲がり、グリーン手前にあるバンカーの近く。


第三打。

J:グリーン近くにボールを運んだ。ピンから20メートル以上離れている。

おのま: ロブウェッジで打ったボールはピンから10メートルのところに停まった。もっと寄って欲しかった。

C1:第二打はグリーンを超えてバンカーに入っていた。バンカーから打ったボールはグリーンの端まで飛んでいった。


第四打。

C1:ピンの左5メートルに寄せた。

J:グリーンの左ラフ。ピンから5メートル。

おのま:ピンまで1メートルに寄せた。


第五打:

J:ピンから2メートルに寄せた。

C1:ピンから30センチに寄せた。

おのま:ホールイン。勝った。


最終成績:

おのま:9ドル勝ち。

J:0

C1:9ドル負け。


最終ホール、第一打を打つときにゲンキーの顔が浮かんだ。それでナイスショットが打てたのかもしれない。もうこれで恩返しはいいからねと心のなかでつぶやいた。

C1の第二打がバンカーに入っていたのをみて、そしてそこからの第三打が大きく飛んだのを見て、これはゲンキーの仕業かもしれないと思った。

ゲンキー、悪いやっちゃにゃあ。

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| おのまのプロフィール | 猫・ゲンキー | 11:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
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