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林雨 第六十回 冬山で学びそして楽しむ
 

林雨 第六十回 冬山で学びそして楽しむ  小野冬生

 

2006年の春に始まった「林雨」が六十回を迎えました。人間でいえば還暦。でも節目を飾るにふさわしい名コラム(笑)をめざしたりしてはお互いに肩がこるというもの、最近読み始めた方の中には「林雨」ってなんのことかと思っている方もおられるでしょうからそれについて書きます。

 

「りんう」と入力して漢字変換すると「霖雨」がでてきますが「林雨」は出てきません。筆者は毎回「はやし」「あめ」と入力してから変換しています。

 

広辞苑には「霖雨:幾日も降りつづく雨、長雨、淫雨」とありますが「林雨」はみつかりません。筆者の造語なのです。

 

「林雨 第二回」にこう書きました:

「三月二十七日、北バンクーバーにあるグラウス山でスキーをしました。快晴、新雪でご機嫌です。林間コースに入るとピチピチピチピチという音が聞こえてきました。木に積もった雪が解けて落ちているのです。落ちてくる水が雪をうがち、穴あきチーズのような斜面です。「天晴雖雨降林中」という文句が浮かびました。空は晴れているが、林のなかでは雨が降っている、雪を穿っている。」

おおざっぱな言い様になりますが、筆者は日本民族が目の前のことには大いなる関心を示すけれどすぐに忘れてしまう、過去のできごとを未来のための教訓として生かす力が足りない、思考におけるしつこさがない民族だと思っています。

 

そういう民族性は融通無碍とか柔軟性とかいう長所につながることもありますが、逆に一貫性の欠如とか無節操、支離滅裂という短所にもつながり、そうすると時代の動きに対応できず混乱するという不都合も生じます。ここ二十年の日本は民族性が悪いほうに作用しているのだと思います。

 

雪が降りやんだあとも林の中で雪が雨となって雪面をうがっている様をみて、日本人は思考を猪突猛進、一直線に進めるのではなく、空間的には右をみたり左をみたり、時間的には過去・現在・未来をいったりきたりという風に爬行的に進めるのがよいという思いを「林雨」にこめた次第です。

 

以上は冬山から学んだこと。以下は冬山で楽しんだことです。

 

「林雨」をおもいついたグラウス山で筆者は今シーズン三十日ほど滑ってきました。ウイスラーに比べたら断然小さい山です。飽きるのではないかと思われる方がおられるかもしれません。スキーだけだとそういうことがなきにしもあらずですが、景色の風合いが変わるのを観察していると退屈しません。今日はどういう景色だろうかが楽しみになっています。

 

晴れているから良く見えるかというとそうでもなく、曇っていてもアメリカの山やバンクーバーの町並みが鮮明に見えることがあります。空気の湿り具合によるのでしょう。

 

同じ日でも景色は刻々と変わっていきます。一月三十日にはみたこともない光の玉がゲレンデの端のほうに現れました。急いで滑っていき撮った写真がこれです。



実物はもっと複雑な色をしていました。ほんの数十秒で消えた光の玉に気づいたのは筆者だけでした。

2011年3月2日 @ 北バンクーバー

| おのまのプロフィール | 政治経済 林雨編 3 | 15:14 | comments(2) | trackbacks(0) |
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お久し振りです。
昨日カナダから帰ってきました。

おのまさんの写真を見て私はそれはサンピラーではないかと思うのですが、日本では北海道のように寒いところで、時々見れると聞いています。
温度と太陽光が関係していると思うのですが、詳しいことは今わかりませんが、もしサンピラーでしたら、すごくいいものを見たと思います。
| slamchan | 2011/03/06 9:26 PM |

3月6日のブログでコメントしました。
| おのま | 2011/04/02 6:52 AM |










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