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感傷旅行 20・ モノヒル 1

カナダM銀のトロント本社に勤務した四年間に新しいことをいくつかやった。取締役会議を年二回から年六回にふやしたこともそのひとつである。

カナダM銀行の株主は日本のM銀行のみであるが、法律上はカナダの銀行なので取締役会を開催するのだが、日系銀行のほとんどが形式的な取締役会を行っていて、カナダM銀行もおなじであった。

銀行法によって取締役の半数はカナダ人でないといけないのだが、そのためかどの銀行も形式的な取締役会でお茶を濁そうという雰囲気があった。

カナダM銀行の役員構成:

会長・・・M銀行の取締役兼NY支店長・日本人
社長・・・おのま・日本人
副社長・・・K君・日本人
弁護士・・・イギリス系カナダ人
スコシア銀行OB・・・イギリス系カナダ人
元カナダM物産社長・・・日系カナダ人

NY在の会長がトロントまでやってくるのは年に一度であとは五人で取締役会を開いていた。

取締役会の議題は半期ごとの決算を承認することが主であり、だから年に二回開催すれば済んだのである。




取締役会はカナダ人の弁護士と元カナダM物産社長が属しているトロントの名門クラブの一室で行われ、さしたる議論もなく決算書が自動的に承認され、あとは食事会が続いた。
http://www.thenationalclub.com/index.asp

おのまは形式的なことが苦手なたちであるからこういう取締役会でいいのだろうかと感じた。

ワインを飲みながらさりげなく水を向けると、イギリス系カナダ人のふたりが乗ってきた。カナダM銀行の成績が悪いのは資産内容に問題があるからではないか、顧客の質も量もまずしいのではないかというようなことを言い出した。彼らはカナダの実業に詳しいし、おのまよりはるかに年上だから喋りだすと止まらない。

英語で議論するのは煩わしいから形式的な取締役会でお茶を濁すのがよいか、それとも中学生なみの英語で彼らと議論するのがよいか。

おふたりから色々提案があったことを現場に持ちかえって検討したい、できるものは実行したい、その結果を取締役会で報告したい、報告は二ヵ月後に行いたい・・・と言ったら二人のうるさいお爺さん取締役は即座に賛成した。 

これがきっかけとなり、カナダM銀行の取締役会は二ヶ月に一度開かれるようになったのだが、親銀行の先輩諸氏からは余計なことをするヤツだとにらまれたようであった。

さきほどお爺さん取締役と書いたが、振り返ってみるとあの頃はふたりとも五十台であった。

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