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カラスの気概 下
 

できあがった縁台を裏庭に置いて、玄関脇の庭にある鉢を取りに行った。裏庭からカーポートを抜け玄関へのアプローチにさしかったら、三メートルほど先からカラスが二羽バサバサと飛立った。我が家によく来ているカラスのようである。

二羽のカラスは電線や木の上から鳴いて存在感を誇示することがよくある。そういうときは小鳥用の餌を家の中からひとつかみ持ってきて庭にばら撒く。

カラスは他の鳥にくらべてひどく用心深い。一メートル程まで寄ってきて頭をかしげてこちらを見るカケスは例外的に人ずれしているのであろうが、コガラでも餌があれば三メートル位までは近寄ってくる。ところがカラスときた日には最低でも五メートル離れてないと降りてこない。

十メートル離れていてもこちらを気にしながら食べているのを見るとからかいたくなる。鳥が羽ばたくような格好で両腕をあげたらバサっと飛立って電線に戻った。

カラスは賢いと云われているが、そういう時は本当かいなと疑う。十メートル先の人間が腕を上げたって届くはずがないではないか。

そういうわけで、カラスほど臆病な鳥はいないと思うのだが、それはカラスの大脳が発達しすぎて、必要以上の警戒心をもつようになってしまったからかもしれない、明日にでも朝鮮か中国が日本に攻め込んでくるかもしれない、だから辺野古に滑走路をつくらないといけないと主張する、ヘタレ外交官ならびに金魚のウンコジャーナリストに似ていないでもないと思ったりする。

二羽のカラスが飛立ったのと同時に、飛立たないカラスが目に入った。こちらは玄関脇の木の枝にいて、おのまを見て驚いたような表情をしている。目を丸くして、まあ、カラスは猫のように目が細くなったりしないのだろうが、丸い目に驚愕の色が走っているのが分った。人間と変わらない表情だとこちらも驚いた。

早く飛立てば良いのにと思ってその場で立ち止まったのだが、羽を傷めているのか、それとも体がすくんでいるのか飛ぼうとしない。あるいは枝に足がひっかかっているのかもしれない。飛ばないで葉っぱの間に少しずつもぐりこんでいった。

仕方がないので木の横を通り抜けようとしたら電線に逃げた二羽のカラスがギャーギャーと鳴きはじめた。鳴くというより吠えるといった感じである。こちらを威嚇しているようである。

木の中にもぐりこんだカラスに近寄って抱き上げたりしたら恐怖心で命を縮めるかもしれないと思い、そのままうっちゃらかして、鉢を裏庭に運んだ。鉢を持ってふたたび木の横を通りぬけたときは電線のカラスは吠えなかった。

しかし別の鉢を取りに戻ってきたら電線カラスはおおいに吠えて、こんどは電線の上から急降下してきておのまの頭すれすれに飛んだ。アプローチを歩いている間にそういうことを二度、三度と繰り返した。

臆病なカラスが同胞を守ろうとして体当たりまがいのことをするのかと少々感動した。鉢を取りに行くだけだ、お前の仲間に手をだすつもりはないよと念じていなければ、あるいは頭の後ろにカラスの嘴がささったのかもしれない。頭の横をすり抜けるカラスに多少の緊張を覚えたものである。

二十分ほど裏庭で仕事をして地下室にもどり、障子を開けたらカラスはまだ木の中にいた。障子を開けた途端、電線からカラスが吠え始めた。ずっと同じところにいて見ていたのだ。

暗くなっても出てこないのであれば捕まえて動物病院に連れて行こうと思ったが、一時間ほどしてみたらカラスは居なかった。羽を傷めていたのではなかった。おのまをみて思わず木の中に身を隠したのはいいが、恐怖心に捕われて出るに出られなくなった、大脳が発達しすぎた故の取り越し苦労だったのだろう。

電線から急降下しておのまを威嚇する気概と木の中ですくんでいる臆病とが対照的であったのだが、少なくとも同胞を守ろうとしたカラスの気概を日本人は持たないといけないと思った。

朝鮮とか中国とかが攻めてくる恐れがあるから沖縄に米軍基地が要るというのは、頭脳が発達しすぎて必要以上に臆病になった学校秀才の自己欺瞞ではなかろうか、朝鮮や中国が恐いというのはいいわけであって、米国と当り前の交渉をする気概がないというのが真相であろうと思うのだ。

ゆでガエル まけるな カラスここにあり・・・・

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気概:くじけない強い意志。いきはり。気骨。「気慨」と書くはあやまり。(小学館・新選国語辞典)

気:のどから屈曲して出てくるいき。(学研漢和大辞典)
概:全体のスケール。転じて人間のスケール・器量をも云う。(学研漢和大辞典)
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