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もういちど食べたい果物
ひとつき前のブログにこんなことを書きました。

もういちど食べたい果物はインドネシアでたべた果物です。形や口あたりは梨の実に似ていますが、味は干し柿に似ていたような記憶があります。そのごインドネシアには何度か出張したのですが、一度もおめにかかりませんでした。名前は覚えていません。

http://onomar.jugem.jp/?day=20100516

果物の名前を覚えていないと書きましたが、実は、サゴとかサオとかいう名前ではなかったろうかと思い、サゴとサオでググりました。

サゴ:サゴヤシ(椰子)がでてきました。でも椰子ではありません。
サオ:サオ族という種族が台湾にいるそうです。でも果物はみつかりません。

そういうわけで、名前は覚えていないと書いたのですが、なんと答がみつかりました。

久し振りに読んだ本のなかに「女王と魔王と大王と」と題するエッセイがあり、そこにこう書かれていました。

「今は雨季なんだってね」
僕が言った。
「ええ、でも毎日雨ばかりという訳では無くて、一日一度か二度ぱらぱらと来る程度ですし、大体、スマトラは雨季の今が果物のシーズンなんですよ」
何度か故郷を訪ねた事のある小林君が嬉しそうに答えた。
パパイヤ、マンゴー、ランプ−タン、レンプ、サオ、マンゴスティン、サラ、チェリモヤ、シュガー、アップル、ライチー、サワーサップ、ドリアン、パイン・アップル、ナンカ、各種のバナバ等々の、南方で味わった事のある果物の姿と夫々の味と香りが脳裏を魅惑的に横切って行った。

おお、サオ!!

さらに読み進むと・・・・

その日の夕方、ぶらぶらと市場に行ってみた。あるわあるわ、細長い唐辛子や、苦瓜、隼人瓜、甘藷、水藷、葉の大きな蔓紫、香菜、トマト等の山を通り抜けていくと、蜥蜴の皮膚を思わせる皮が光るサラ、一見馬鈴薯のようで甘い果肉の中に柿に似た種子のあるサオ・・・・

馬鈴薯とはジャガイモのことです。私は梨に似ていると書きましたが、ジャガイモの方が近いかもしれません。もう一度食べたい果物はサオでまちがいなさそうです。

ちなみにエッセイの題は果物のことで、女王はマンゴスティン、魔王はドリアン、大王はナンカだそうです。最初のふたつは知っていますが、ナンカという果物は知りません。

ナンカって何か・・・

そう思う読者がたくさんいるだろうと想定したのでしょう。こう書いてあります。

ナンカ ― ジャック・フルーツと呼ばれる世界最大の果物の事である。

ナンカにはその桁外れな大きさのためにひどい目に逢った思い出がある。

以下、世界最大の果物、ナンカの一番でかいのを選んで買ったはいいが、その重さたるや二十八キロ。三日にわたって食べ続けたが半分しか食べられなかったという顛末が三頁にわたって書かれています。読んでいて、ナンカだけは食べたくないと思いました。

でも、インドネシアの雨季に果物を食べに行く旅なんてなんかいいですね。行かれることがあったら、ぜひサオを試してください。

クリックすればサオ
クリックしないと豚
↓ 
http://blog.with2.net/link.php?310164


インドネシアの雨季っていつか・・・このエッセイが書かれたのは1957年2月だそうです。

エッセイを書いたのは團伊玖磨(だんいくま)という音楽家、「パイプのけむり」という題のエッセイ集が十数冊あります。
| おのまのプロフィール | - | 12:51 | comments(4) | trackbacks(0) |
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サポラジのことは西岡直樹さんのインド植物誌にも"見かけはジャガイモ、味はカキ”と見出しがつけられています。同一のものだと思います。sapodillaは英語ですがスペイン語に由来、普通chewing gum tree.といわれているそうです。
スペイン人がこの乳液(チクル)に着目し、16世紀にフィリッピンに移入東南アジアに広がったようです。上記の本では
インドではヒンディー語でチークー、ベンガル語でショペタと教えてくれます。インドでも古くから馴染んだ人気の果物のようです。ジャカルタからボゴールに至る地域が1級品とのことです。美味のはずです。台湾にも上陸、日本にも明治に標本的に苗木がきたのですが成功していません。沖縄西表島にはあると聞きますので空港などでひょっとしたら・・
以上は文献的な探索の成果です。
団伊玖麿の”パイプのけむり”。週間アサヒグラフの名物コラムでした。朝日新聞全盛期の産物です。今日の朝日新聞グループをみると今昔の感があります。この大シリーズは半年に一度ぐらいの頻度で植物を取り上げました。最多出場したのは多分ビロードモウズイカ。園芸名ではバーバスカム。鉄道線路の土手での遭遇・他所での発見・移植・発芽と続くストーリーを堪能したものです。
オノマさんのおかげで古い記憶がよみがえりました。
近くの切り通しの急な斜面に30株ほどのバーバスカムが自生しています。一時は200株以上もあったのですが地味が肥え松や雑木が侵入してくるとどんどん淘汰されています。
大型の葉をロゼッタ状にひろげるので場所が必要です。
運命や如何 と散歩がてらに見守っています。
では又。再見!
| laosheng | 2010/06/18 1:47 PM |

サポラジでググり次のサイトをみつけました。干し柿の味とありました ♪

http://www.geocities.co.jp/Foodpia/8833/buah6.html

大シリーズ「パイプのけむり」は手元に一冊しかありません。

ナンカとの格闘を三頁にわたって書くほどスタミナがあるエッセイストは珍しいかもしれませんね。内容もさることながら、変型サイズの本も面白いので次回、日本に行ったら探してみます。
| おのま | 2010/06/21 4:44 AM |

大事なところを打ち損じていました。
サポラジでなくサポジラ。英名は正しくなっています。
平にご容赦ねがいます。

さて、”パイプのけむり”。変形サイズということは最初の単行本ですね。その後朝日新聞社からシリーズとして文庫化されています。手元にある最新版は”さてさて パイプのけむり”で16冊目になっています。このあと何冊つづくのかわかりません。携行荷物としてはやや嵩がはるのが難ですが座右の書として置きたいひとつです。こちらは入手しやすいでしょう。
| laosheng | 2010/06/21 9:37 AM |

ランタンローズでもサポラジでもヒットするところが面白いですね。

サポジラでググったら写真が出てきました。

http://www.geocities.co.jp/nettaikaju/sapodilla.html

もう一度食べたい果物で間違いありません。沖縄にもあるそうで、だとすると東京で手に入るのかもしれません。

「パイプのけむり」単行本は装丁が良いです。正方形に近い形で右手にのせて読むのが楽です。装丁者:多田進
http://www.tosho-sekkei.gr.jp/booksfile/member_detail.php?member=A1087
| おのま | 2010/06/22 12:53 AM |










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