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物語R 3 

物体R



物体Rを操って映像をみるにはRの角度を変えると書いたのだが、四月二十三日(金)の明け方、うつらうつらしながら、Rを動かすのではなく、自分の脳波を調節することによって見えてくるのではないかという考えに至った。大脳の機能を物体Rに同調させるのだ。

次の絵からドクロの立体絵を見るには、絵の角度を変えるのではなく目を調節することによって出来るのと似ている。



ドクロの立体絵が見えてくるまでおのまはニ、三秒かかる。早いのか遅いのか分らない。見た瞬間にドクロが浮かび上がってくる人、反対に一日かけても、あるいは一生かけても見えない人がいるのだろうと思う。

物体Rでどういう映像を見たのかを覚えていない。そしてRが夢に出たのは一回だけである。おのまに見せても役に立たないからということかもしれない。或いは出てるのに目が覚めると忘れるのかもしれない。

なにゆえRが夢に出てきたのかを考えた。

こういうことではなかろうか。

おのまに物心がついたころ、父は満州時代の仲間と会社をつくり、福島県の奥会津にある鉱山で土木事業をやっていた。

横浜時代、家に戻ってくるのは年に一度かせいぜい二度だったと思う。

母から父を駅まで迎えに行きなさいと云われて出迎えたことがある。駅から出てきた父の顔をみて少年おのまが云ったのは 「こんにちわ」 であった。こども心ながら変だなと思った。父はなにも言わなかった。

父と一緒に乗ったバスは混んでいた。オトナたちにつぶされそうになりながら少年おのまは床の上に小さな紙包みが落ちているのをみつけた。足でもって父の方にそれを押しやった。気がついた父は拾い上げ家に持ち帰った。

そのときに生じたかすかな罪悪感を覚えているが、中に何が入っていたのかは思い出せない。菓子のたぐいだったと思う。

父たちの会社は朝鮮動乱の軍需の恩恵に預かったのだと思う。おのまが中学生のとき父は郡山に百坪の土地を買って四十坪ほどの平屋を建てた。借金ゼロだったという。

その家には小さいながら女中部屋があり、たぶん奥会津からつれてこられたのだろう、ひとりの少女が暫くの間そこに住んだ。少女の年は十五、六であったか。

当時、母が結核にかかっており、家事の手伝いをしてもらっていたらしいのだが、おのまが学校から戻るときには女中部屋にひきこもっていた少女とことばを交すことは一回もなかった。短い期間だったが、あの年で見知らぬ家にくらすのは寂しかったであろう。

父が事業を始めて家が建つまで十年ちかくかかっている。当時は今と逆でインフレの時代であるから借金をして建ててたら得したろうにと思うのだが、インフレに負けないだけの貯金をしたのは凄いと思う。

いま日本ではデフレから脱却してインフレにしないといけないとか、大衆は貯金ではなく消費をすべきだと説くひとがいるが、笛吹けど踊らず。バブル時代のから騒ぎを忘れない日本の大衆のほうが賢い。

量でいったら家もモノも十分すぎるほど確保した日本は国の方向付けが大事。アメリカの戦争に貢献するのではなく、アメリカ国債を買うのではなく、自己責任のスローガンでもって弱者を切り捨てるのではなく、日本に住む人全部のくらしを良くすることに意を用いるのが肝腎である。

そういう観点からみたら民主党の路線は間違っていない。外国人に参政権を与えることにも賛成である。日本に外国から知恵と富がやってくる。

市井のくらしに迷惑なのだから、普天間にいる米軍ヘリ部隊を移転させるのは当然である。アメリカの都合より沖縄ウチナンチュウの都合を優先させることだ。

「ラ・ターシュに魅せられて」にこういうコメントを送った。

早くして

石原珍多老よ、貴殿が約束していた横田基地の奪還はどうなっているのだ

などと白々しく云ってみる

石原  の云うことなどハナから信じていないもんね

鳩山さんよ、今、あなたは日本の大家(おおや)さん。下宿人のオバマさんにこういえば良いのです:普天間のヘリ舞台、部隊を横田に移しなさい  

大家さんがどうなってもおのまは構わないけど、早くしないと恐い地上げ屋さんに追い出されるよ・・・と脅かしてみる
 

小川和久著「日本の戦争力」(09年4月)

普天間の海兵隊のヘリコプターを仮の移設地へ早急に移駐させ、市民が直面している危険を取り除くことです。私が総理大臣であれば、1週間以内というように期限を切って移駐させるでしょう。普天間の海兵隊ヘリ部隊は有事即応部隊ですから、すぐに移動できなければ指揮官は更迭です。整備用の施設などはあとから移設すればよいのです



| おのまのプロフィール | 物語R | 23:34 | comments(4) | trackbacks(0) |
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普天間の問題は今まで無視されてきていて、一から始めなきゃいけない問題でした。
それを数ヶ月で解決と言っちゃったのが、墓穴を掘っちゃったかな、と思います。
ニュースでは普天間普天間、といっていますが、他にいい事を沢山しています。
これからの事業仕分けも楽しみです。
普天間は数年のスタンスでお金もばらまきながら、していかないと移設先がなかなか見つからないでしょう。
アメリカは位置的には沖縄が良くて仕方ないらしいそうですが日本の事情もよく知って欲しいですよね。
| ちぎ | 2010/04/24 4:30 AM |

<量でいったら家もモノも十分すぎるほど確保した日本は国の方向付けが大事。アメリカの戦争に貢献するのではなく、アメリカ国債を買うのではなく、自己責任のスローガンでもって弱者を切り捨てるのではなく、日本に住む人全部のくらしを良くすることに意を用いるのが肝腎である。

そういう観点からみたら民主党の路線は間違っていない。外国人に参政権を与えることにも賛成である。日本に外国から知恵と富がやってくる。>

この部分、まさに共感します。それが実践されている国に住んでいると、この路線が、とるべき道に思えてなりません。このためには霞ヶ関大改革、さけられません。中央官庁の天下り、横滑り構造は地方自治体の隅々までお手本とされ、同様の税金にたかる利権構造が日本の隅々に見られます。まず、ここからどうにかせねば。そう簡単に、民主党を見放すわけにはいきませんし、代わりが無いのもはっきりしました。となれば、叱咤激励するのが国民のとらざる得ない行動だと思います。

ps. 地上げ屋さん、と日本で密談ですか?うらやましい。お二人とも面識がありませんが、off会、こっそりのぞいてみたいです。
| 欧州の消化器科医 | 2010/04/24 4:57 AM |

ご無沙汰してます、興味津々ですね、
それにしても、なま太郎の方が良く見える今日この頃です、、、
| 偏屈爺 | 2010/04/24 7:02 AM |

1 沖縄にはこれ以上新しい基地をつくりたくないと日本政府がいえばアメリカは反対しないとおのまは見ています

おのまがオバマなら反対することによって日本が反米に向かうきっかけをつくることになることを危惧します

沖縄、あるいは徳之島に基地をつくりたいのは日本の土建関係のひとだけかもと疑っています

2 気弱な地上げ屋さんは永田町に詳しい方のようなので話がかみ合うかどうか・・・・

もし会うことが実現したらブログで報告します

3 実現する時はよろしくお願いします
| おのま | 2010/04/25 4:28 PM |










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