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日本の風景@2009年2月  居酒屋

東京で働いていたときは東京駅の近くで呑むことが多かった。新宿とか六本木で呑むと家までニ時間ちかくかかるなるから飲んでいて楽しくない。

新宿からは小田急線で藤沢に帰れるのだがよく東京まで戻って東海道線で帰った。

小田急は朝のラッシュと変わらない混みようである。当方も右に同じだが酔ったむさくるしい♂と体をこすりあわせる。停車駅の数が多いから遅い。藤沢に近づくにつれ乗客が少なくなってくると自分が不便なところに住んでいることを思い知らされる。愉快なことはひとつもない。

鎌倉あたりに住んでいる仲間と大船の観音食堂や藤沢の久昇で呑むのは気が楽だった。大船には厚さ三センチほどのかき揚げ天ぷらを出す店があった。店の名は天かつだったか。戦前からあるというその店は清潔で間取りに風情があったがいつのまにか取り壊されてなくなった。

ググってみたら観音食堂と久昇はでてきたが天かつはない。

休日の午後などにひとりで飲むときは藤沢のはま吉(はまよし・うなぎや)に行った。うなぎを食べながらだと長居もできないから丁度いい。ここもググルと出てくる。レビューをみると高得点ではないが東京の有名な店より旨いと思う。

大船も藤沢も車が疾走できない狭い路地に盛り場がごちゃごちゃと残っているのが良い。

3代目三遊亭金馬のおはこ、居酒屋のような店を見たことがない。気楽にからかえる小僧(こぞう)さんなるものも見たことがない。アメリカ同様日本でもミツバチが消えているそうだが、タケナカコイズミカイカクみたいなものをやってるから当り前だ。んだべ?


都心の巨大なビルの中にある店は出たとたんに店とは異質な無機質な空間に出くわして酔いの覚める思いがする。ひとつひとつの店は工夫をこらした雰囲気があるから勿体無い。

同じ階に片手を越す店があるようなところならその階全体をそれなりの空間に演出したらよいと思う。さしあたりは通路に砂利を敷き花壇を施すとかいうようなことしか思いつかないがそれでもいかにもオフィスビルでーすという空間よりは良いだろう。

ということで好みの場所ではないのだが千葉や横浜の知人にもまあ便利であろうと決めてこの二月には東京・丸の内・オアゾビルの六階にあるねのひに三回行った。

福井・三国のはんなり鮨には及ばないがねのひは悪くない。三回も通ったので係りのひとと多少のケミストリーが生まれた。二年前の秋に食べたさんまの刺身はとても良かった。当然のことだが盛田の酒が旨い。これから関西や東北に帰ろうという方ならここで一杯やって新幹線に乗り込むのは悪くないと思う。

営業時間
昼 11:00 〜 15:00 (L.O 14:30)
夜 17:00 〜 23:00 (L.O 22:00)



なんだいこれはという突き出しを出す店がある。ひとそれぞれの好みではあろうがすき焼きの残りのようなシラタキがからまっているジャガイモの煮たのなどが出てきたら斧魔は呑む気が失せる。おからとか豆とかも口の中がざわつくので勘弁して欲しい。

そういえばトロントにはボソボソのツナカンを出すすし屋があった。パチンコで財をなした人がオーナーになったとたんそうなった。オフィス街にあって白人客でにぎわっていたが斧魔は余程のことがないかぎり敬遠した。


ねのひでは何種類かの突き出しから自分で選ぶようになっている。嫌いなものを食べなくて済むし一緒に呑む相手が何を選ぶかを見る楽しみもあって良い。




改めて見るとイモもおからも入ってない。ああいうものは呑む前に出すものではないと断言する。料理人がいないスナックなら我慢もするがすしやはツナカンをだすなと厳命する。・・・どこやらのエライひとみたいなことを言ってみる・・・・


ねのひ:
http://www.nenohi.com/



http://blog.with2.net/rank3220-0.html


クリックすればお酒が呑める
クリックしないと豚になる




277人 440点 24位



はんなり鮨@ 福井・三国 


 
日本@2009年2月・ はんなり鮨・続
目の前に出された椀(わん)に口をつけて驚いた。

オノマはプロ・美食家でないから世界一とは云わないがこれまでの生涯で一番の味であったのは間違いない。

汁のなかにある骨の多い魚の名前を訊いたら「どっこ」だという。その晩「どっこ」でググったがどっこにも出ていない。聞き間違いだろうか。

目の前にでてくる料理を全部たべるのを見て知人夫妻が驚いた。おやっつぁん、この人はいつも飲むだけで食べないのです。シェフのことを知人たちは「おやっつぁん」と呼ぶ。

メニューらしきものが出てこなかった。あとで訊いたら一切をおやっつぁんに任せている、夜だけ開店している、必ず予約の電話をいれるがその日の仕込み次第で断られることがあるという。

頼んで次の夜も連れて行ってもらった。

おやっつぁんに訊くと「どっこ」で間違いない、カサゴの一種で三国(みくに)ではそういう、昨日のどっこは大きすぎない、小さすぎない、丁度良いサイズだったという。この世で一度っきりの味だったのかもしれない。

ビールはやはり旨かった。全部平らげたので知人夫妻がまた驚いた。前の夜と同じ料理は出なかった。

順子ママがウイスキーでカクテルをつくった。



このカクテル、オノマは留学時代にイギリス人の先生から教えてもらったので知っているが日本では初めて見た。はんなり鮨の企業秘密かもしれないのでレシピは書かない。

カウンターから丁度いい距離にある個室に客はいなかった。個室の前の壁にカレンダーがあった。あのカレンダー面白いですねと云うと一枚だけ作らせたのだという。知人夫妻は何度も来ているがそんなカレンダーがあることを初めて知ったと云った。



はんなり鮨のことを吹聴しないでほしいというのがおやっつぁんの気持ちだと知人夫妻から釘をさされた。

料理のできない斧魔はおやっつぁんの気持ちになってみる。

市場でその日いちばんの素材を選ぶ。

精神を統一してさばく。

音楽家と似ている。

一見(いちげん)客、二度と来ないかもしれない観光客の中には場(ば)の空気をみだすのがいたりする。場を乱すうるさい蚊のようなもので場蚊という。オノマもか・・・

日本を発つ前に時間を選んで東京からはんなり鮨に電話をした。おやっつぁんが出てきた。オノマのことを覚えていて機嫌はよさそうだった。順子ママに替わってもらった。

顔写真は出さないからはんなり鮨をブログで紹介させてもらえないかと訊いた。

おやっつぁんに訊くと云われて待つこと二秒。よろしいということにあいなった。遠く離れた場の空気をうまく読んだ斧魔の勝ち ♪♪ 

木霊の読者へ贈る特別情報:

はんなり鮨
福井県坂井市三国町 加戸119-17-15
電話 0776-82-8118




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ねのひ・・・ですか

私たちは、午後6時の新幹線に乗らなくてはならない
(ほとんどの店が午後5時からしか開かない)
荷物は品川のホテルに置いている
お酒が飲めない
等々の条件があって、やっぱり無理でしたね
| 大内山 | 2009/06/25 9:30 AM |

昼から夜までずっと開いている所であれば丸の内・東京會舘はどうでしょうか。

建物も良いし今はどうか知りませんが銀行も海外からの賓客の接待によく使っていました。

http://www.kaikan.co.jp/index.html
| おのま | 2009/06/25 11:04 AM |










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