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林雨 第四十二回  征的言動
林雨 第四十二回  征的言動  小野冬生

http://www.japancanadajournal.com/


林雨・第一回(2006年4月1日号)に書きましたが筆者は碁をうちます。しかし二十五年まえに初段の免状をもらったきりで上達していません。上達しないのならまだしも最近は信じがたいミスをするようになりました。

「しちょう」という型があります。アタリ、アタリと敵石を盤端に追って取ってしまう石の取り方で将棋でいえば王手を連発して勝つようなものです。

「しちょうを知らずに碁をうつな」という格言があるように初心者でも知っている基本的な型でちょっと集中して石の行く先を思い描けばそのまま進んでいって石を取れるのか取れないのかが分かります。

最近ネットで打っていてこれを間違いました。アタリ、アタリと進んでいき暫くして相手の石が取れないことに気がついたのです。

なまじ経験があるものだからひと目みて取れていると思い込んだのですがネットの向こうにいる相手はすいぶん下手なのがいるとあきれたことでしょう。

似たような格言で「アタリアタリのヘボ碁かな」というのがあります。

アタリをすれば相手が受けてくれるので気持ちが良いのですがそれは一瞬のことであってアタリをするたびに相手が好形になっていくことが多く大概は負けにつながります。

日本はこのように一瞬の快感に酔うがごとくに威勢のよいことを言ったりしたりしたその挙句に失敗するということを繰り返してきたように見えます。

昭和では満州を創った昂揚感のあとの敗戦、平成では株や土地やゴルフ会員権が高騰して浮かれたあとのバブル破裂などが代表的な例でしょうか。

今月はじめにかなり名の知れたジャーナリストの書いたコラムを読んで似たようなことを感じました。

抜粋です。

ここはなんとしても撃墜してはどうか。テポドン2の確認、追尾が難しいということならば、発射されたら「日本を狙っている」と「誤探知」して、撃墜してしまえばいい。

テポドン2が撃墜されれば北朝鮮は壊滅的影響を受ける。北朝鮮のミサイル計画をつぶしたとなれば、これは国際社会の平和と安定を守る上で世界的快挙だ。

このくらいの国際貢献を果たせるだけの能力は十二分に持っているはずだ。


日本を狙っていないと知っていながら撃墜しろと云うのですから正気の沙汰とは思えません。朝鮮が壊滅的影響を受けた場合に起きる混乱が日本にどういう悪影響をもたらすのかも考えていません。

「しちょう」を漢字で書くと「征」ですがこの字の意味は
「征は向こう見ずに勢いよく進むこと」(藤堂明保編 学研漢和大字典)だそうです。

内政が乱れたり経済が不調であったりするときに征的言動が横行するようですが、このような時代にこそ先行きをよく見ることを優先させアタリアタリの騒々しくも虚しい快感を封じるのが賢明ではないでしょうか。


2009年4月30日(木)@ 北バンクーバー


晴れ http://blog.with2.net/link.php?310164

本日二十七位 480 点 
林雨 第一回
Monday, March 27, 2006
小野冬生

平塚さんから「ジャパン・カナダ・ジャーナル」に政治、経済に関する話を書きませんかと誘われました。

私は都市銀行で働いていた時にビジネススクールに学んだあと調査部に配属されたり、カナダ現法社長を終えたあと総合研究所のエコノミストなる名刺を持たされたことがありますがいずれも短期間で終わりました。エコノミストになろうと思ったこともなく、だから適任かどうか迷っています。

迷った心で思いかえすと時代の曲がりかどにおける予言はよく当たっていたし、そのせいか、話を聞きたいというひとが時々現れます。シンガポールの新聞、日本の政府機関、カナダの投資会社などなど。

先年、病に冒され亡くなりましたが大学の同級生で井上謙吾君という日銀のエコノミストがいて、お互いの勤務先が近かった時期には毎週会って酒をのみながら政治経済の議論をしたものです。その後に碁を打つ決まりで議論も白熱したものです。

ここまで書いてきて、井上君と議論しているつもりでやったらどうかと思いつきました。どう展開するのか分かりませんが、とにかくやってみましょう。
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バドワイザーが戻ってきた!
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| ミクロネシアの小さな島・ヤップより | 2009/05/02 7:38 PM |
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