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スキー十五日目・二月十一日(水)@日本

今シーズンはスキー仲間が増えて日本のスキー情報の話が入るようになり日本で滑ってみたいという気分になっていました。でもってスキー十五日目は日本。

日本ですべるのはじつに三十四年ぶりです。

留学から帰った次の冬に軽井沢の小さなスロープで滑ったのが最後であとは滑らなかったのは何故かと考えてみたところじつに色々なことがよみがえってきました。


いちばん大きいのは心に余裕がなかったことでしょう。

朝六時半に家をでて帰宅するのは夜の十一時から翌朝の一時。当時は土曜日も働いていましたから休むのは日曜だけ。ひたすら寝てました。

二年ぶりの出勤の朝のことを良くおぼえています。

1974年某月某日朝六時五十分。満員電車のドアが開くとラグビー選手よろしく突進するサラリーマンたちの姿に呆然となり電車を二台見送りました。あんなみっともないことは出来ない。

でもオノマは日本人。三歩あるけばあとは忘れる。三台目の電車が着いた時は他のサラリーマンとともにみずからの体をねじ込んでいました。福島県立安積(あさか)高校では冬のあいだの体育はラグビーでしたからスクラム組んで突進は慣れてるのです。オリャー!!!

ねじこんだはいいけれど今度は自らの意思で自らの体を動かすことができない時間が五十分ほど続きます。かつてアフリカの黒人を拉致してアメリカに運んだ船がそうだったらしいですね。身動きがとれないままひとつきも置かれて何人も死んだそうです。飛行機に乗って十時間ほど動かないでいると血行障害を起こして死ぬ人がいるくらいだから当り前の話です。

一流企業のエリートサラリーマンともてはやされたって実は奴隷とかわらない肉体的精神的苦痛を耐えてる日々というのが当時の日本の光景でした。えっ、今もそう?


満員だから新聞はよっつにたたみこみ右手にもって読みます。四分の一サイズになっているからすぐ読みおわります。左手にはアタッシュケースを持っているので・・・当時はアタッシュケースがはやっていました・・・右手だけで新聞をひっくり返します。別な頁を開くときはノドとアゴの間に挟んでガサゴソと・・・

東海道線の通勤列車・・・そうそう、藤沢あたりまで行くのは電車といわず列車と言っていました・・・通勤列車はエリートサラリーマン風のむさいおっさんで一杯です。

みずしらずのむさいおっさんと体をこすりつけあうこと五十分。その気持ちわるさといったらありゃしません。

たまに石鹸の良い匂いがする若い女性と体を・・・こと五十分。その・・・といったら・・・ウウウ・・・朝っぱらからこんなことでいいのか・・・・


グリーン車の定期を買って通うことにしました。むさいおっさんさようなら、いとしの乙女ごお元気で・・・

リクライニングシートを軽く倒して日経新聞を全開で読む。
世の中のことをすべて理解した上で職場に入るのはなんと爽快なことか。
帰りの列車はリクライニングシートをフルに倒して軽く目をつむり瞑想する。
日本の国際化戦略の名案が次々と浮かんでくるのはなんと愉快なことか。

なあんてのはウソ。殆どは眠っていました。


藤沢ー東京のグリーン定期はひとつき四万円くらいだったと思います。給料が手取りで十万円あるかないかでしたから法外な出費です。親の家に間借りしていたから出来たのですが小遣いはでません。

心の余裕がないこと+小遣いがないこと=スキーにはいけない   QED


シンガポールに四年勤務したあと帰国して課長に昇進。

給料は上がりましたがシンガポール勤務直前に家を建てていたのでローンの支払いがあります。グリーン定期は値上がりしています。定期の替わりにグリーン車の回数券を買い、まびきグリーン通勤になりました。

オノマ課長の小遣いは部下たちより少なかったです。そんなことがなぜ分かるかというと当時は給料が銀行口座振り込みではなく、課長が課員に現金が入っている給料袋を手渡していたから分かるのです。

課員はヒラだから残業代がつきます。夜の十時、十一時まで働くから残業代は本給と変わらないほどになります。

課長は管理職だから残業代はゼロです。いくら本給が高くたって敵いません。おまけにきゃつらは扶養家族が少ないし都内の社宅に住んでたりするからグリーン通勤などしない。オノマ課長の小遣いは部下よりはるかに少なかった。そういえばあの頃はナバカリカンリショクという洒落たことばは無かったです。

そんなこんなで日本でスキーをしないことに慣れてしまったという次第ですな。


なんだかみじめな気分になってきたので今日はここまでです。


昨日の訪問者は615人で記録更新しランキングも5位を保ちましたがクリックしたひとは252人で思ったより増えていません。あしたから急降下が始まる予感。 



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 名ばかり管理職でした。
 それで2年間、毎月200時間近い残業・休日出勤をして過労うつ病になりました。病気になってもその後2年近く仕事は変わりませんでした。
 地獄の日々でしたね。
 その後もいじめ(パワハラ)はあるわで、休職したのが4年前。今も行ったり休んだりの繰り返しです。
 友人にも同じ境遇の人が何人もいます。
 日本の企業は狂っていると思います。
| 眠り猫 | 2009/03/18 9:13 AM |

100時間でも大変なのに200時間近い残業では過労死してもおかしくない。死から逃れ、心身の疲れを回復させるために病気になったのでしょうね。

何度か書きましたが、経験から言うと気分が落ち込んだときは身の周りの整理整頓をするといいです。自分より優秀な人で若くして亡くなったひとのことを考えるのも良いです。長いスパンで世界をながめることも。

うまく切り抜けられることを祈ります。
| おのま | 2009/03/19 12:36 AM |










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