2009.03.07 Saturday
日本＠2009年・2月 はんなり鮨
鉄道網とならんで日本がすごいのは食である。GNPのように一国の食文化を測ることができたら日本はダントツの一番であろうと思う。
福井・三国の知人宅に行くには北陸本線・芦原（あわら）温泉駅で降りるのだが駅の売店で売っている一夜干しの種類の豊富なことに感心した。旅が始まったばかりでなければ買った。 知人宅で干した魚や海老を肴にビールを飲んだのだが実に旨い。干し海老はご主人の作品だという。 これからすし屋に行くというからこのままここで飲んでいたいと云った。予約してあるから行こう、予約をキャンセルしてここで飲もうとしばらく押し問答のあと行った先は「はんなり鮨」という店であった。 繁華街からはなれた街道筋にあるその店を表から見ただけならオノマはまず入らない。只でさえわびしい一人旅がもっとわびしくなりそうなたたずまいである。  中にはいるとわびしさのかけらもなかった。  まずはビールで乾杯と知人が言う。 いましがた缶ビールを二本飲んだばかりだからこれ以上飲んでも旨くないと思ったのは間違いであった。 ビールはビール自体のコンディションとグラスと注ぎ方でもって大いに味が違ってくるがそのいずれもが満点であった。このように三拍子そろったビールを飲ませる店は少ない。 ごくたまにであるが有名な店でもグラスがほのかに魚臭かったりするのは論外。ビールを出すな。 斧魔曰く：横着に生きる猿は死刑！！！ カウンターにある生ビールのタップも綺麗に磨かれていていつぞや泊まったチューリッヒのホテルのバーを思い出した。客商売は清潔が一番大事であると思う。  ★ http://blog.with2.net/link.php?310164 本日19位  |
過去⇔現在を行ったり来たり・ときどき未来へも＠バンクーバー
