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スキー三日目・ふたつよいことさてないものよ

グラウスで滑りたいときはネットで山のコンディションをチェックする。頻繁(ひんぱん)に更新されるから頼りがいがある。

http://www.grousemountain.com/Winter/mountain-report/

これを書いているただいま下界は霧のなかで温度は零度だが山は快晴で十五度。


一番のチェックポイントはvisibility・視界でみっつの区分けがある:

unlimited=無限

どこまでも見えるということだが状況によって見える範囲は大いに違ってくる。風が大気の雑物をふきとばしたあとは距離にして250キロ先のベーカー山がはっきり見えるし、更に遠くにあるタコマ富士ことレーニヤ山が見えることもある。快晴でも大気に湿気があるときは二十キロ先のダウンタウンがぼやけて見える。

これはニンゲンの頭も同じで、夾雑(きょうざつ)なものがなければ先をよく見通せるし湿っているとすぐ近くのものでもぼんやりしてくる。

ブッシュのウソを見抜けなかったのか、分かって従ったのかは知らないがイラクに自衛隊を派遣した連中の頭はぐちゃぐちゃだったと思う。ソマリヤで海賊退治をしようというのもかつてシベリヤ出兵を主張したボンクラ閣下たちと変わらない。


脱線したくなった。

ソマリア近海で海賊に襲われる恐れがあるという。

その通りだ。

だが海賊は今に始まった話ではない。マラッカ海峡での海賊行為はオノマがシンガポールにいた頃も珍しくなかった。昔も今も未来も海賊はいる。

車を運転していれば事故にあう恐れがある。警察が取り締まってもスピード違反はなくならないし事故もなくならない。

海賊も事故もある程度の確率で起きることを受け入れて保険でカバーするという今ある仕組みが賢い。

自衛隊に海外で戦闘行為をさせたり、高速道路で取り締まりを強化して車の流れを滞らせたりするのは「牛刀を以て鶏を割く・ぎゅうとうをもってとりをさく 」の愚行である。

海賊を成敗しないといけないと騒いで時間を稼ぐ国内の賊を退治しようぜ。




limited=有限

家の窓から見て山が雲に覆われているときはだいたいこれ。五メートル先がみえなかったりする。オノマは幻惑され白い液体の中で溺れているかのような気分になって滑れなくなる。

variable=色々

場所によってあるいは時間によって視界が良かったり悪かったりとかで実際に行ってみないとどういう状況か分からない。百メートル先までみえることもある。そこまで見えればunlimitedと変わらない。


一月十日(土)。朝から視界はlimitedだったのが三時頃になってみたらvariableになっていたので出かけた。

ゴンドラに乗る人は五人しかいない。みんなオノマ同様山から五キロくらいのところに住んでいるのだろう。

「何が欲しいリスト」を半年かけて作ったときにスキーをしたいが上位に入った。ブイ。

★ 
五人のひとりがこういうスキーを持っていた。



なんだかんだいっても戦争の時代なのだろうか。それともパソコンゲームのキャラだろうか?

オノマはパソコンゲームのソフトを買ったことがない。


「何が欲しいリスト」に娯楽は少ない。囲碁、将棋、麻雀、パチンコ、ゴルフは入っていない。

麻雀と将棋は中学生のころ父に禁じられた。お前はのめり込む性格だから身の破綻(はたん)を招く。

麻雀はしなかったがサラリーマンになってから将棋の雑誌をとって懸賞問題に応募した。正解率はよく半年たたないうちに初段の免状をもらった。その途端に興味を失った。

インターネットで囲碁をやっているとこんなことに時間を使っていていいのかという気分になることがある。

サラリーマンになって二年目の頃、先輩となんどかパチンコ屋で遊んだことがある。楽しいと思ったが振り返ってみるとパチンコより先輩の生態を楽しんでいたような気がする。四十前になくなった先輩は小樽の出身だったろうか。善人だった。

パチンコにのめりこむ人は金銭的に貧しくなる傾向があるという話を読んだことがあるが、それよりなによりああいう風な時間を過ごしていると心が貧しくなるような気がする。

イギリスとアメリカでカジノに行ったことがあるがリピートする気になれなかった。


ゴンドラに乗り込んだとたんに雪が舞い始めた。

ゲレンデに行くと雪は横殴りになっていた。雪がくっつくのでメガネをはずした。目の中に雪が飛び込んできて痛い。

雪はますます激しくなり視界は十メートルほどに落ちた。

一本滑ってやめた。

ゴンドラに乗って降りる途中で雪は小降りになり地上に着いたときはすっかりやんでいた。少し待っているべきだったと思ったが時すでに遅し。戻る気も起きなかった。

近間(ちかま)に住んでいるものだからガツガツしないでも良い、好きなときに滑れるという驕り(おごり)が裏目にでたというわけだ。ふたつよいことさてないものよという次第。


★河合隼雄著「こころの処方箋」:

「ふたつよいことさてないものよ」というのは、ひとつよいことがあると、ひとつ悪いことがあるとも考えられる、ということだ。抜擢(ばってき)されたときは同僚のねたみを買うだろう。宝くじに当たるとたかりにくるのが居るはずだ。世の中なかなかうまくできていて、よいことずくめにならないように仕組まれている。このことを知らないために、愚痴を言ったり、文句をいったりばかりして生きている人も居る。その人の言っている悪いことは、なにかよいことのバランスのために存在していることを見抜けていないのである。

それでも、人間はよいことずくめを望んでいるので、何か嫌なことがあると文句のひとつも言いたくなってくるが、そんなときに、「ふたつよいことさてないものよ」とつぶやいて、全体の状況をよく見ると、なるほどうまく出来ている、と微笑するところまでゆかなくとも、苦笑ぐらいして、無用の腹立ちをしなくてすむことが多い。

この法則はまた、ふたつわるいこともさてないものよと言っていると考えられる。何かわるいこと嫌なことがあるとき、よく目をこらして見ると、それに見合う「よいこと」が存在していることが多い。せっかく頑張って仕事をしようと思ったときに病気になる。残念で仕方がない。しかし、考えてみると、それは「休息」が与えられたのかも知れないし、やりすぎに対する警告かも知れない。



なるほどと感心しても明日になると忘れてしまい心のバランスを崩す人がいる。

そういう人もそうでない人もてっとり早くバランスを保つためには念じるのが良い。自分の運勢よ良くなれ♪ 

心をおおらかに開くと効果が増す。

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本日十位。


あなたはどこにいる。

イスラエル、エルサレムに旗が立った。 

行ったことがない。

四、五十キロ東にあるヨルダンの首都アンマンに行ったのは三十年も前だが空港、タクシー、ホテル、ベイルートから避難してきたM物産の社員達などを鮮明に覚えている。

航空写真でみるとエルサレムもアンマンも土漠(どばく)の中にある。

パレスチナ人を下等なイキモノとして扱うイスラエル人は残酷な病人である。

かつてナチから逃れようとしたユダヤ人たち六千人にビザを発行した杉原千畝という外交官がいた。杉原夫人は生前に「うちの主人がユダヤ人の命を救った事が果たして正しかったのでしょうか」と知人にもらしたという。

杉原千畝がいなかったらギル・シャハムは生まれなかったかもしれない。

ふたつよいことさてないものよだ。

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パチンコはギャンブルか否か【佐渡屋太郎-vol.131】
いまは1月18日(日)の19時45分。年明けから必死になって書いてきたパチンコ雑誌2月号の原稿が、1月14日(水)にやっと書き終わった。翌1月15日(木)はパチスロメーカーと販社の裁判を傍聴するため、大阪地裁に行ってきた。もうドロドロの世界であった。考えてみれば、
| 遊技租界 『佐渡屋太郎のパチンコ商売道日記』 | 2009/01/19 8:53 AM |
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