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アルバム 父
数日まえ、このブログにリンクしてある「音羽の二眼レフ」に大正時代の写真のコピーが載った

昔の写真はサイズが小さくて見づらいのが多いが、その写真ももともとはサイズが小さいのをコピーして拡大したという。ハガキ大の写真だと大正時代がすぐ昨日のように近づいたかのようでおもしろかった

わたしは大正時代の写真を持っていない。両親が持っていた昔の写真はごく少なく、その少ない写真も転勤の多かった私のところにはない

手元にあるアルバムの中で一番古いのをひっぱりだしたら表紙がちぎれていた。紙テープで補強した。半世紀前のしろものだ



表紙だけでなく中の写真もくたびれている



「アルバム」というカテゴリーをつくることにした

くたびれている写真をできるだけみやすく編集したうえで、その当時に思いをはせる。なにが出てくるだろうか

アルバムの最初に貼ってあるのは満州時代の父とわたしである。父、若い



父と私が一緒に写ってる写真はとても少なく、あとは大学の入学式のときに時計台をバックに撮ったものくらい



 “銚佑慮こうは別の部屋だろうか、それとも押し入れか。木の節が写ってる。松とか杉の類だろうか。満州だから床も板なのだろうか

父も私も屈託のない顔をしてるが、こういう父の顔が私の記憶にない。あるのは眉にしわを寄せた気難しい顔だ

戦争が終わるまでは優雅なくらしをしていたらしいが、敗戦で満州から逃げ帰った時のことを親たちはあまり話さなかった

他人の体験談を読んだり聞いたりして想像するしかないのだが、はやりのことばでいえばPTSD( Post-traumatic stress disorder・心的外傷後ストレス障害)であろう。屈託のない顔を失ったのである。この写真をみるとほっとする

父は若い頃から頭髪が薄かったそうである。この写真の父ほどに私が薄くなったのは四十を過ぎてからである

ふたりいる弟たちの髪はいまもって豊かである。私だけが父と同じようなことにあいなった。いっそ坊主にしようかと思ったりする

私が着ていた着物のことをうっすらと覚えているような気がする

手触りがよくて色は青かったような

その着物を着て端午の節句の武者人形の前に座らされたような

寝るとき、枕もとに飾られた人形が怖かったのを覚えている。怖かったのは人形ではなくよろいかぶとだったろうか

二年おきに生まれた四人のこどもの三人が男。親が武者人形を買ったのはそれが最初で最後であったと思う

一番下の娘のために親が雛人形を買えるようになったのは戦争が終わって十年たっていたと思う

わたしが中学二年のときだったろうか、父は百坪の土地を買い、五部屋の家を建て、二部屋の間借り生活にピリオッドをうった

大家さん一家と共用だったため朝はラッシュの便所から解放されるまで苦節ウン年・・・

日本政府は敗戦でもって海外に残された個人資産に対する権利を放棄した。戦争に負けて個人財産まで差し出したのは日本くらいではなかろうか。開国以来日本の外交はあっさりしている

資産を没収された個人に対する実質的な補償を日本はしなかった。当時の施政者は国民に犠牲を強いるだけの頼りにならないヘナチョコだった

いまはもっとひどい。他人の年金をちょろまかしたり、公金で飲み食いすることを官僚が恥じない。ノーパンしゃぶしゃぶに興じ&村上ファンドでお小遣い稼ぎしたフクイというGGは日銀から退職金を二回せしめた。沖縄担当大使は婦女子が暴行されると犯人の米兵をかばったりする。それを又、御用ジャーナリストがわけ知り顔で擁護する

ぢがふっくらとしていて栄養の良さが分かるが、小さい頃の食についていえば小学校に入る前後のひもじかったことがいちばん古い記憶だ。足元に転がっているのはみかんだろうか

ド磴魯ラシック音楽が好きであった。電蓄・デンチク・・・といってももう通じないかな・・電気蓄音機・・今のステレオ。ステレオもそのうち通じなくなるか・・

そういえば子供なもんだから蓄音機をチコンキと言っていたなあ

そうか、「床も板か」と書いたが違う

畳と畳のあいだにレコードを押し込んでへし折るという悪さをしていたという話を聞いたことがある。ひどいことをしたものだ

Εーテンだろうか・・・・

頭のどこかに記憶が埋もれてるはずだ。夢の中でならカーテンの向こうにある景色を見ることができるかもしれない


http://blog.with2.net/link.php?310164

| おのまのプロフィール | 沖縄 | 07:23 | comments(2) | trackbacks(0) |
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はじめまして。突然のお問い合わせですみません。
ブログを拝見しまして、どうしてもお聞きしたいことがあり、コメントを残させていただくことにしました。

実は私、テレビ番組の制作をしておりまして、
現在番組で、写真修復士の方の取材を企画しております。
そこで、古くて見えにくくなってしまったご家族のお写真をお持ちの方を探しております。
そんな折、このブログを拝見したものですから、
失礼とは思いましたが、直接ご連絡させていただきました。

もし宜しければ、ご連絡をいただけないでしょうか?
お写真について、お話だけでも伺えたらと思っております。
勝手なお願いではありますが、是非よろしくお願い致します。

株式会社ジッピープロダクション
アシスタントディレクター
石井藍
TEL:03−6821−7773
E-Mail:aihowks@yahoo.co.jp
HOMEPAGE:http://www.zippy-pro.co.jp/
| 石井藍 | 2008/08/25 3:06 PM |

のちほどメールします

「音羽の二眼レフ」というサイトで古い写真をときどき見ますのでこちらもご覧になったらいかがでしょうか:

http://www.geocities.jp/yastsuji/
| おのま | 2008/08/26 2:03 AM |










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