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国際貢献という名の対米盲従
埼玉県 上尾(あげお)駅前。

夜中の一時、雨が降っている。

マンキツからでてコンビニに向かう。自転車にのったままガックリと頭を下げて動かない若者がいる。

コンビニでおにぎりとヨーグルトを買う。

日本に出張するとかならず飛行機のなかで腹の調子がおかしくなる。日本にいるあいだヨーグルトを毎日飲む。飲んでも直らないのだが。

コンビニをでたら、さきほどの若者が同じ格好をしていた。失恋したのだろうか、それとも仕事も金もなく絶望しているのだろうか。単なる飲みすぎか。

1991年、六年ぶりに日本勤務になったとき、電車にのってるサラリーマンたちがみんな幽霊のように見えた。あれから十五年。幽霊がなんと増えたことか。

まともに働く日本人のくらしはついにアメリカ人のそれに追いつかないまま終わるのか。それよりなにより困窮する日本人がこのまま増えつづけるのか。ホームレス、自殺者、餓死者が増えつづけるのか。

上尾東武ホテルの狭い部屋で思った。

「こんなホテルはアメリカにはない。同じ料金で五倍も広く、十倍も清潔な部屋に泊まれる」

日本の悲劇の根源は対米盲従にある

盲従=自分で判断することなく、何も分からないまま従うこと(岩波・国語辞典・第四版)

「国際貢献」「思いやり予算」と聞いて ああそれはいいことだ、大いにやるべきだと思っちゃうのが盲従です。

(1)「思いやり予算」を知らない方のためにかいつまんで書きます。

78年にベトナム戦争で疲弊した米国が日本に駐留米軍経費の一部肩代わりを求めたときに始まったのが「思いやり予算」です。

防衛庁長官であった金丸信が、「困った相手に思いやるってことだ」と言ったそうです。当時おのまは政治に無関心、知らなかったです。

62億円をアメリカにみついだ「思いやり予算」は日米地位協定を逸脱した違法行為ですが、どういうわけか三十年も続いてしまい、今や年間2000億円の高額になっています。日本外交の成果です。

1978年 62億円
1979年 280億円
1980年 374億円
1985年 807億円
1990年 1680億円
1995年 2714億円
2000年 2567億円
2001年 2573億円
2002年 2500億円
2003年 2460億円
2004年 2441億円
2005年 2378億円
2006年 2326億円
2007年 2173億円

95年に2714億円に急増しています。なんで急増したかというと、在日米軍の娯楽・保養施設費までも負担するようになったからです。

「甘やかし予算」に改名したらどうでしょうか。

1995年というと米国の経済が最良、最長の好景気を享受していたクリントン(92年―2000年)です。日本はバブル崩壊、阪神大震災などで経済が麻痺し、会社倒産、ホームレス、自殺者が増えていった頃です。

日本人の犠牲によってアメリカにみつぐの絵。日本外交の成果です。コイズミ・タケナカカイカクの成果です。

(2)「思いやり予算」なんてのをやっているのは日本だけです。

かつてソ連軍の駐留をゆるした東ドイツだってそんなことをしていません。

1984年、ベルリンの壁をこえて東ベルリンに出張したときに交渉した銀行員の豊かな生活にはショックを受けたものです。なんで彼らの経済のためにおいら達が協力しなければいけないのだ。

ソ連にみつがない東ドイツの銀行員のくらしは豊か。
アメリカにみつぐ日本の銀行員のくらしは・・・

アメリカにみつぐ日本は世界中から馬鹿にされています。当のアメリカがいつまでもいいなりになってるへたれ日本をバカにしています。「バカにされている」のを「感謝されてる」と言い換えているのが日本政府です。

(3)なんとかしなければいけないという日本人も多いので 10月21日の読売新聞はこう書きました:

政府は思いやり予算の100億円削減を目指す方針を固めた

さすが中興の祖・正力松太郎がCIAの手先であった読売新聞。まやかし記事です。

100億円削減を日本が米国に強く出て負担減を迫ったという印象を与えます。

2007年度の思いやり予算は2173億円。100億円は5%以下です。

しかも最終的な削減幅は数十億円程度にとどまります。なぜなら削減の対象が基地の日本人従業員の給与・手当てだから日本人が削減に反対します。

在日米軍の基地維持費や光熱費などの米軍予算には手をつけません

「減額する方針」ではなく、「減額を目指す方針」です。

米国が削減を了承しなければ減額できません。外務省は米国の了承を勝ちとる気力がない。

なにせ沖縄担当大使がレイプされた沖縄の婦女子ではなく、イラクで「テロとの聖戦」をたたかう米兵に同情しちゃうんだから。
  
11月6日の日経新聞は「財務省は大幅削減をしたいが、米国が猛反発をしている」と書きました。外務省への応援記事です。

シーファー駐日大使が高村外相に「日米同盟に看過できない悪影響が出る」と脅かし、国防総省幹部も十月下旬に訪米した谷内正太郎外務次官に「特別の配慮」を求めました。
「特別の配慮」といわれるとなにかいいことをするように聞こえてしまう・・

削減交渉をやる気ゼロの外務省は決断を福田首相にぶんなげます。

(4)日本の外交官や町村官房長官が米国にみつぐことをもって「国際貢献」だと胸をはり、それに拍手喝采しちゃう日本人。

ブッシュの石油会社から高い燃料を買って ブッシュの軍艦にただで給油するのが「国際貢献」だと言われると、そうかと信じちゃう日本人。

年金不払い、保険料カット、消費税アップ、生活保護うちきりまでやられて「国際貢献」に応じている日本人

いまやブッシュ戦争に反対するアメリカ人は七割に達しています。賛成してるのはテレビと教会しか知らない、自分の頭で思考することのできないおばちゃんクリスチャンくらい。彼らはブッシュは純心&神の子だと思っています。真相=邪悪&悪魔の申し子 を知ったら卒倒しちゃうからそっとしておきましょう。

アメリカ人が反対している戦争に協力しないことが反米であるはずがありません。

日本人のくらしを犠牲にして戦争中毒国家にみつぐことが日本の国益であるはずがありません。

テロ特の実相を隠し、ゆがめている施政者の言を鵜呑みにして浪費を許し、それでもって、まっとうなくらしを送れるはずがありません




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あかがま先生のブログに書き込んだコメントへのレスです:

「おもいやり予算」で思い出しました。

そのむかし、ドクトル虎の巻がある東洋の島国に雇われていたおいしゃさんだった頃のことです。

アメリカの学会に学会発表のため、自腹で出張しました。
今話題の勤務医の平均所得の半分以下だったドクトル虎の巻は、もちろん格安切符でエコノミーです。
ところが、エコノミークラスがオーバーブッキングになりました。

ビジネスクラスへどうぞ。
超ラッキー!
横を見ると、うら若き金髪美女が座っているではありませんか。
超超ラッキー!

お話しすると、米軍の看護婦さんでした。
「私の旅費は<思いやり予算>というのから出ているの。」
ふーン、そんな予算があるんだ。
よくきいてみると、わが雇い主がお金を出していたのです。
こちとらは、そこに雇われているお医者サンだったのですが、そんな予算はなく、自腹で渡航です。

なんだか、しばらく学会に行くのがあほらしくなったことを思い出しました。

つまらん話で失礼しました。



written by ドクトル虎の巻
| おのま | 2007/11/17 1:58 PM |










http://onomar.jugem.jp/trackback/1847
アフガニスタン戦争のバランスシート
wsws.org 2012年9月24日 2009年末、アフガニスタンに派兵された“増派”軍最後の部隊を、戦争で荒廃した国から撤退させることを発表するにあたり、「はなばなしくはなく、消えいるように」というのが、オバマ政権の活動方針であるらしい。合計33,000人のアメリカ軍兵士
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