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アメリカの神頼み (林雨 第六回 原稿)   
ビールを飲みながら古い雑誌を読んでいたら、次のくだりで はてな という違和感が生じました。

「我々日本人には、「神の視点」というときの畏れとか、危うさの実感がないと思うのです。

(中略)

アメリカのコインには、ゴッドという文字が刻印されているでしょう。それを「ゴールド」と読み間違えた日本の社長さんもいたそうです。貨幣という、日本でいちばん汚れた、銭儲けの中にも、トラストするゴッドがあるというのが彼らのカルチャーなのだということを、われわれはなかなか理解できないまま明治からやってきたような気がする」

(文藝春秋2002年2月「五木寛之・玄侑宗久対談」・五木寛之氏の発言)

 峅罅稿本人」というくくり方をされると「日本人というからには自分も含まれる。言われたことが自分にあてはまるか?」と反応するのが習いになっています。以前ジョージ・ブッシュの批判をして「君は反米か」と言われ、「だったらアメリカ人の半分は反米だよ」と応えた時の気分です。

◆峅瀛勝畫儲け」と読めますが変です。作家にはこういう表現が許されるのでしょうか。また銭儲けが「日本でいうといちばん汚れた」といわれると憂鬱になりませんか?ホリエモンさんやムラカミさんほどではなくても、大概のニホンジンはなんらかの手段によって銭を得ていますから。

L声0瞥茱▲瓮螢貨幣にゴッドが刻印されているという印象になりますが、これが違うことは誰かが書いていたはずだというのが最後の違和感でしたが何のことはない、前回ご紹介した飯野匡氏が書いた随想にこたえがありました。

「アメリカの通貨にあるIN GOD WE TRUST」なる文言は、金貨や銀貨と引替えを約束した兌換券の時代にはなかった。私の手元にある昔の兌換券をみてみると、1922年発行の十ドル紙幣は TEN DOLLAR IN GOLD COIN PAYABLE TO THE BEARER ON DEMAND 
つまり持参人に十ドル金貨を直ちに支払うと約束している。

また1935年発行の一ドル札は、SILVER CERTIFICATE(銀兌換券)となっていてONE DOLLAR IN SILVER PAYABLE TO THE BEARERON DEMANDと記してある。両方ともIN GOD WE TRUST つまり神頼みの文言など記してない。

面白いことに銀兌換券の方は1957年頃になると表面には依然SILVER CERTIFICATE と記してあるが、裏面にはこっそりIN GOD WE TRUSTと記されそろそろ、神頼みとなり、その後規定をかえて銀貨との交換を停止してしまった。銀地銀が暴騰して、銀貨に買えて鋳つぶされ出したからである」
(飯野匡「ドル・ショック回想録」)

飯野さんは「紙幣の信用を金・GOLDに置いていたのに 神・GOD頼みになったからドルが弱くなった。日本語の発音では神と紙と同じだから、神頼みは紙頼みだ」と言ってアメリカの友人たちをからかったそうです。

五木氏もアメリカ人は神に頼っていると言っているのでしょうが、同じことを言っても飯野氏のそれとはニュアンスが違うようです。

私は「アメリカ人の神頼み、ブッシュの神頼みは世界にとって迷惑である」と言いたいのですが、「世界にとって」と言ったとたんに,汎韻固肪召生じます。
| おのまのプロフィール | 政治経済 林雨編 | 02:34 | comments(2) | trackbacks(0) |
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飯野さんの説明と全く同じ事を読んだ事があります。

お金は天下の廻りもの、は日米変わるところが無くその周り具合で儲けたり損したりするものですね。
ですからお金儲けが汚いのであれば損するのは清貧と五木さんは言いたいのでしょうか?
彼はお金の一面だけを捉えて金儲けは汚いと言う。

>貨幣という、日本でいちばん汚れた、銭儲けの中にも、トラストするゴッドがあるというのが彼らのカルチャーなのだということを、われわれはなかなか理解できないまま明治からやってきたような気がする

私の想像に成りますが五木氏は聖書を読んだ事がないんだろうなあと思います。
マタイ21:12それから、イエスは宮にはいられた。そして、宮の庭で売り買いしていた人々をみな追い出し、また両替人の台や、はとを売る者の腰掛をくつがえされた。
21:13そして彼らに言われた、「『わたしの家は、祈の家ととなえらるべきである』と書いてある。それだのに、あなたがたはそれを強盗の巣にしている」

イエスはお金儲けをする場所を弁えていたのでしょう。

聖書には又love of moneyは諸悪の根源とあります。
聖書を一度でも読んでいたら上記のような事(彼らのカルチャーは理解出来ないまま明治からやってきた)は考えもしなかった筈です。

金儲けの上手かったユダヤ人(丁度パチンコ業は韓国人が多いように)は米国に移住しても上手かった。
ヤコブ・シフは>フランクフルトの旧いユダヤ教徒の家庭に生まれる。代々ラビの家系で、父は銀行員だった。
ドイツ系ユダヤ人で日露戦争時に国債を大量に買って日本を助けた人で五木さんは、これまた私の想像ですが、米国にそうしたイメージを彼自身が持っているのでないでしょうか?

この件に関係ない話ですが、私は以前から五木さんの思考の深さを全く評価しておりませんでした。
| Tom | 2011/05/19 2:14 AM |

若いころに五木寛之の作品を一冊読んで皮相的な観方をする人だと感じ、それからは彼の作品を進んで読むことはありませんでした。三、四年まえに関心があった分野の本を集中して読んだのですがその中に彼の著作もあり読みましたが感心しませんでした。

玄侑宗久は高校の後輩です。今般の原発事故関係の番組に出て発言しているのを見ましたが、う〜ん・・残念・・でした。


| おのま | 2011/05/20 9:48 AM |










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