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V for Vendetta (復讐のV)
映画が安く見られる火曜日。二十一日の夕方、なにかないかとサイトを探して見つけたのがこれ。「圧政と闘う物語」は好みじゃないけれど、SF映画、レビューの点数が高いとあったので出かけました。

ここのところ世間の水準が低いのか、こちらの感受性が鈍いのか、レビューで高い評価がある映画をみつけ勇んで出かけては、チガウデハナイカと帰ってくることが多かったのですが、この日はビンゴ。オモシロイ、完成度タカイ、モイチドミタイと満足しながらエスペランド映画館(Empire Esplanade 6)をでました。

レビューを書くのが遅れ、映画の背景を調べる時間ができたのでググッてみると、なるほど完成度の高いわけが分かりました。アラン・ムーア(Allan Moore)というコミック作家の巨匠が1982年から1985年にかけて発表した作品をもとに作られた映画でした。ストーリーがしっかりしているのです。

「モイチドミタイ、今度は豊富な予備知識を持って」と北バンクーバー、マリン通りにあるインディゴ書店に行って見るとコミックが一冊だけありました。映画のために小説化されたペーパーバックは山積み。

両方を読み始め、知識が多くなるとレビューを書くのが怖くなり、どうやら予備知識があるらしい大後輩・千尋さんに任せる方が無事だったなと反省しています。

ということで、中途半端な知識に頼ったレビューはやめにして、丸腰で臨んで浮かんできたオモシロイ、モイチドミタイの要点を以下にしるします。

色:
「スーパーマン」「スパイダーマン」「Xメン」「バットマン」など超人もの映画の中で、これはフィクションですよという色使いをしているのが「バットマン」だと思うのですが、それに近い色でした。現実世界にない色、陰翳に重きをおいた色、私もそういう風に写真を加工することがあります。想像力を刺激し、対象の本質に迫れることがあると思うからです。

音:
政府のおしつけ文化以外が禁止されているという時代設定のなか、街路にめぐらされたスピーカーから「大序曲1812年」が流れだし、花火があがり、建物が崩壊していく光景に衝撃を受けました。←これから見る人のために書いちゃいけなかったか。


私より上の世代に属するジュークボックスから流れてくるブルースが無性に懐かしく聞こえ、欲しくなりました。中学、高校の頃は軽薄・俗悪な機械だと思っていたのですが。

ストーリー:
「1984年」「怪傑ゾロ」「オペラ座の怪人」「プリズナーNo6」「岩窟王」を思い出させるストーリー。主人公のキャラが崩れてしまうオペラ座風メロドラマは要らないと思いました。近時のアメリカ政府、キリスト教会、マスメディアに対する皮肉も読み取れます。レビューをみるとクリスチャンと思しき人たちがこの映画を最悪と酷評していますが少数意見です。


どこからともなく現れて弱者を助ける対症療法的、スーパーマン的な英雄というより、虐げられているグループ全体を強くさせようと考える予防療法的、七人の侍的な英雄、そして・・・おっと、これ以上書いてはいけませんな。


政府指導者、聖職者など体制側の要人がいずれも単純、粗暴、邪悪な人物に描かれていて、強敵としての凄みがないところが物足りませんが、かえって、現実世界は複雑でキビシイと分からせてくれるのかもしれません。

影響があったと思われる映画:
「椿三十郎」
四十四年前に観客を驚嘆させた三船敏郎と仲代達矢との決闘シーンはすっかりグローバルスタンダードになりましたね。


「007 ロシアより愛をこめて」
四十三年前、イントロの斬新さが際立っていました。はてな、影響を受けているのかどうか自信がなくなりました。テンポの良い映画で影響があると思ったのですが。


「椿」の影響テンコもりの「キル・ビル」の赤い色の影響もあると思いました。

おもしろさ度:
「殺人狂時代」のおもしろさに似ていると思いました。主人公の偏執狂的な要素も良い勝負。東宝・1967年・岡本喜八監督・主な出演者:天本英世、仲代達矢、団令子。

以上、予備知識なしで見た素朴な感想でした。イギリスの歴史、原作者アラン・ムーアの思想、英語の言葉遊びが分かった上で見たらもっと面白いに違いありませんが、そういうものが全くなくても楽しめる娯楽性の豊かな映画です。

http://vforvendetta.warnerbros.com/
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え〜〜〜〜予備知識なんて米粒ほどしかありませんから!
というかこの記事を読んで知識が増えましたw

ますます面白そうに思えてきます。いつ見にいこうかな〜〜〜♪
| ちひろ | 2006/03/26 6:08 PM |

調べたら主人公を演じている女優はスター・ウオーズにも出ていました。名前は覚えていません(笑)。 アラン・ムーアの原作では援助交際を求めて町に出かける十六歳の「負け組み」少女ですが、映画では違う設定になっています。
| 大先輩=おのま | 2006/03/28 3:42 AM |










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