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スキーレッスン・ミュンヘン
二月十二日、李金星(Lee Kum Sing)からピアノを習っているアツコさんから届いたメールの追伸に「スキーをしたことがないので一度してみたいです。今度教えていただきたいです」とありました。

「木霊の宿る町」を読んでそう思ったという社交辞令かなと思いましたが、その後きたメールを読むと本気のようです。一緒に行く人を探したところ、物理学生のゆなさん(ボーダー)が行くと言いました。そういえば去年ウイスラーに行ったとき、スキーもやってみたいといっていました。

アツコさんとゆなさんにスキーのレッスン書、シーモア、グラウスのサイトをメールし、ふたりで日時を調整するよう連絡。電話で話すことも無く、ましてや顔を合わせることもなく準備がすすむ、まったく便利な時代になったものです。

かくして三月二日(木曜日)ふたりはシーモアでスキーデビューしたのですが、五時間ほど滑って信じがたいほど上達し、一同ご機嫌となり、ふたりから是非ブログに書いて欲しいと頼まれました。

信じがたいほど上達したとはいえ、そこはそれ何といっても初日ですから、こういうのは披露しないほうがいいのではなかろうかと撮った写真を見せたのですが二人の希望は変わりません。多少ちゅうちょするところがありますが、まあ、何かのたしになるかもしれないので明日から少しずつ書いていくことにします。

話は変わり、映画「ミュンヘン」です。スティーブン・スピルバーグの作品は、去年見た駄作「宇宙戦争」の後遺症が治っていないし、イスラエル対アラブの抗争は気が滅入るので避けていたのですが、大後輩チヒロさんのブログ(二月二十五日)を見て、話題についていかないといけないと思い直し、昨夜見てきました。http://blog.goo.ne.jp/cw1979

バンクーバーで封切られて十週間以上たっていて、いま上映しているところは二箇所だけですが、そのうちのひとつが我が家から車で十分のティルフォード・パークだったのも幸いしました。金曜日の夜、バンクーバーの街中は混んでいるだろうし、最近ますます駐車しにくくなっていますから行く気がおきません。花金だなんていって盛り場の雑踏にいるだけで楽しかった日々ははるかかなたに飛び去ったなあ。まりたんは元気にハッピー遊びをやってるんだろうか。

とりいそぎ、映画の感想です。「宇宙戦争」よりは楽しめました。かたや HGウェルズ作の単純なお話、こなた1972年の惨劇をポイントに据え、今も続いている不毛、不条理の実話ですから当然といえば当然です。スピルバーグ描く「愛」の単純度が多少はカイゼンされ、スピルバーグに内面的成長があったかと思わせる陰影もありました。小津安二郎の水準にはまだまだ届きませんが、成長があるのは良いことです。

1972年9月5日、ミュンヘン・オリンピック村でパレスティナのテロリストがイスラエル選手団を襲った事件を知ったのがその日のテレビだったのか、翌日の新聞だったのか、もっと遅れて週刊誌(タイム)だったのか覚えていません。バンクーバーに着いたばかり、木霊の宿る町に陶然となっていた頃、いわんや中東の抗争にまったく関心がなかったから、目(口もだったか)以外は顔を覆うスキー帽のようなものをかぶったテロリストの写真以外あの事件に関する記憶は残っていません。映画を通して三十三年前にタイムスリップ。

中東の歴史をざっと学んでみると、あの辺にいるニンゲンの愚かさに落胆しますが、映画をみてもその思いはますますつのるだけ。暴力が暴力を生む様は、火が火を呼び出す大火、煉獄のようです。

「パレスチナ民族などというものは存在しない。……われわれが彼らを追い出して土地を奪ったということではない。彼らは存在しないのだ」と自らの暴力を正当化したゴルダ・メイヤー(GOLDA MEIR ・1898-1978・当時のイスラエル首相・女性)はなるほどこんな雰囲気だったのだろうなと映画を見て納得、その単純さ、乱暴さ、あさはかさがよく分ります。「私はここにいる」と叫んでいる声に向かって「お前は存在しない」と叫び返す愚かさ。そういえば、どこかの首相のメルマガで「格差?」という題の記事を見ましたが似ています。中学生がつくる学級新聞の論説みたいです。

暴力が暴力を呼び込む愚かな世界とは言え、パレスティナ側もイスラエル側も自らの仲間を大事にする命がけの精神を笑いとばすことはできません。映画を見終わって、ああいう世界は嫌だけれど、朝鮮から同胞を救い出そうとする強い意志が感じられない日本政府も嫌だと意気消沈しました。ジュンちゃんの次はもっとマジメな人、口先だけではない本当に「命をかける」ヒトでいきましょう。
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