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過去⇔現在を行ったり来たり・ときどき未来へも@バンクーバー 

シーモア・3・チャックス


ー屬鮃澆蠅襪肇船礇奪・ランの頂上です。




↓チャック・ランの斜面は広いので子供に向いています。

この数日シーモアは昼も零下だったので五十センチの新雪が片栗粉のようにさらさらしています。今日で閉じるのはほんとうに惜しい。



ぅ船礇奪・ランのリフトは乗るときにスピードが落ちないので、係員が手を貸してくれます。座るときにガツンと衝撃がくる旧式のリフトに愛着を感じます。

旧式でも良いものは良いのです。フランク・ロイド・ライト設計の帝国ホテルと都電を撤去したころ、首都高速道路ができた頃から私は東京の景観が好きでなくなりました。

今の帝国ホテルのロビーは駅の構内みたいにざわついているし、オールド・インペリアル・バーもオリジナルの落ち着いた雰囲気は全く消えました。

シーモア、変わるなよ。



ジ紊蹐ら歌声が聞こえていきました。振り向くとふたりの女の子。声を張り上げて歌っています。だんだん音程がおちてくるのがご愛嬌。

粉雪が突如激しくなりました。こういうのをflurry・フラーリーといいます。女の子が歌をやめて叫びました。

「クール(いいねえ)、雪だよ、私は雪を愛してるうーー」
「ねえ、信じられる? ダウンタウンは雨だよ、ここは雪だよ、いまは四月だよ」

同感、同感。私も歌いたくなりました:

♪雪やこんこん、片栗粉ん、粉ん・・

そして笛吹き童子のメロディーで:

♪フラーリ フラリーコ フリーコ フラレーロ・・

| おのまのプロフィール | スポーツ | 15:33 | comments(0) | trackbacks(0) |
シーモア・2・山にはいる
山の入り口からスキー場まで11葉の写真です。をやめて10葉にしようかと思ったのですが、載せます。



〇海瞭り口です。シーモア州立公園。

カナダのprovince(地方)とアメリカのstate(国家)は多少ニュアンスが違うと思うのですが、日本では「州」と訳しています。



公園の施設が開いているかどうかを示すサイン。写真ははっきりしていませんが、六時でしまりました。



鹿に注意。昨日のよりはっきりしてるでしょう。

いつだったか目のまえにとつぜん現れたことがありましたが制限速度(60km)を守っていたので衝突せずにすみました。

バンクーバはスピード違反の車が増えています。60kmのところを90kmで走るのは数字が読めない中国人か、ジャンクフーズの食べすぎで痴呆症になった若者だと自分に言い聞かせながら制限速度をまもります。取り締まりが緩やかになったのもいけません。昔は10kmオーバーすればすぐつかまったものです。



ぬ損劼砲覆辰燭蘆かが気づくようになっているか、という親切なサイン。気づく人がいてもダメな時はダメです。

入ったことのある人はご存知でしょうが、森の中で五十メートルも歩くと方向が分らなくなります。去年だったかおととしだったか、グラウスで道に迷ったアメリカ人が発見されるまでひとつきほど要したのではなかったでしょうか。勿論手遅れでした。




キ山道の頭(入り口)のサイン&地図。いちど歩いてみたいと思っています。



Ц共の場でアルコール類を飲むなというサイン。三十数年前、ロスアンゼルスの公園で会社の同期生とBBQをしたときもアルコール無しでした。



BBQなどができる広場の入り口です。行ってみると木のテーブルとイスが数組置いてあるだけ。景色もよくないし、あまり魅力的な場所ではありません。



出発してから20km、雪が現れました。



24km、雪がおおくなり、気分は一気にスキーモード。



26km、着きました。ウイスラーやグラウスに比べると、お土産屋や豪華レストランなどがなく地味なたたずまい。私はシーモアが好きです
| おのまのプロフィール | スポーツ | 10:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
夜のグラウス
トロントの松井さんから電話がかかってきました。私が死に際にあるのではないかという問いあわせでした。「歯力+死力=1」とか「幽霊ゆらゆら」などと書いたのがいけなかったようです。

左の歯にしてもらった詰め物は不完全で、ぎざぎざの横穴が空いたままです。食べ物が入ると痛いのでもっぱら右奥歯で食べています。ただでさえ右半身に頼っているのでこのままではバランスがどんどん崩れるにきまっていますが、いますぐ死ぬという感じではありません。



二日から夏時間、昨日まで六時だったのが七時になりました。夜のグラウスへ向かうゴンドラに、食事でもするのでしょう、おしゃれなカップルがいました。女性が実に嬉しそうな顔をしていたので、そっとカメラを構えたのですが気づかれてしまい笑顔が消えました。




韓国人、中国人の男の子が変わった板をはいていました。韓国人の子は龍の模様がありましたが、ブランドはヘッドだそうです。龍年生まれなのでしょうか。中国人の子は左右のデザインが違っています。こういうのも良いです。二本あわせて初めて分る絵、片方にハートの王様、もう片方にスペードの女王、などいろいろアイディアが浮かびます。

アイディアをもうひとつ。盗まれたり間違えられたりしないよう板に自分の名前を書く人がいます。板に名前や写真、あるいはすきなデザイン焼き付けるというサービスをしたら人気が出るのではないでしょうか。プリクラ感覚です。



夜景を十数枚写しましたが、うまく撮れていませんでした。また挑戦します。
| おのまのプロフィール | スポーツ | 16:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
ロスト・アンド・ファウンド
昨日、シーモアで滑りながら、リーマンになったばかりの頃、先輩について滑った八方尾根の黒菱(くろびし)を思い出しました。といっても思い出せるのは急斜面をころげ落ちながら、段段スピードがついてきたぞという驚きの気持ちだけです。今ふと思いました、あのときに頚椎を痛めたのかも知れない。

カナダではラン(ゲレンデ)の難易度を緑の丸、青の正方形、黒のダイヤモンドで表します。黒ダイヤがふたつ、みっつ並んでいるチョー高難度のスロープもたまにみかけます。「黒ダイヤ」というと石炭を思い出すから(思い出さない人は若い)「黒菱」がいいなと思ったら八方尾根を思い出したというわけですが、本題ではありません。本題はロスト・アンド・ファウンド(lost&found=得失物)、この日は失ったものがひとつ、見つけたものがロープトウのほかにもうひとつありました。

ゆうきん一家とはもっぱら緑をすべり、青を滑ったのは数回、黒には近寄りませんでした。スキー元年の今シーズン、私がひとりで滑るときもほとんど緑を選んでいます。難しい坂を滑って、転倒して骨折したりしたらつまらないと思うからです。しかし、昨日はカチカチ美人雪を滑っているうち緑では物足りなくなり、青を滑ったのですが、何本か滑っているうちに黒を滑ってみようかなという積極的な気持ちが生じました。

ユニコーンという黒菱ランの入り口にたつと、頭の中でやめといた方がいいんじゃないという声がします。滑っている人はいない、何かあるといけない、やめよう、と分別が働きますが、魔性のカチカチ美人が挑発してきます。あら、Pさんったらビビってるのかしら、ゆうきんが黒を滑りたいと言う日がくるわよ。その日のためにからだを鍛えておけ、若者よー♪



木に囲まれ、暗くて狭いユニコーンを二十年ぶりに滑って行きました。雪が硬いせいか、滑る人がいないせいか、記憶にあったこぶがなく思ったより楽でした。次にゆうきんが来たときは、ユニコーンに案内し、Pさんが黒菱でも滑れることを印象付けてしまう、そう印象づけてしまえばあとは緑で通しても侮られないですむという秀逸なる作戦ができました(笑)。

零下三度のコチコチ美人雪はそれほど難しくはないと発見した良い日でしたが、車に乗ろうとして帽子がなくなっているのに気が付きました。頂上付近が寒かったので、マスク帽をとりだし、それまでかぶっていたロシヤ帽を胸元に押しこんだのですが、カメラをとりだすために上着のジッパーを何度か外しているうちに落としたようです。他人からは不評を買っていた帽子ですが、扱い易くて好きだったので残念。好きなものは失わないよう注意しましょう。 ↓最後にとったロシヤ帽の写真。


| おのまのプロフィール | スポーツ | 09:40 | comments(2) | trackbacks(0) |
三浦敬三さんの教えに加えたいこと
長生きするならかくあるべしと賛嘆してきたスキーヤー・三浦敬三さんが一月五日、百一歳で逝き、この世の次元が変わったような気がします。

三浦さんが書かれた「98歳、元気の秘密」(祥伝社)102頁に「シーズンにはいってスキーばかりしていると折角鍛えた足がすっかり弱くなってしまうのです」とありますが、今日それを実感しました。

三日のブランクをおいてのスキー。グラウスの方が近くて便利ですが、山のふもとから十二、三キロ登っていく時間が良く、やはりシーモアに向かってしまいます。駐車場に着くころビリー・コブハム「ジャグラー」が流れてきたので、このリズムにあった滑りをしようと暫らく聴いていました。

一週間晴天続き、零下三度。サラサラでもなく、さりとてザラザラというでもない白い雪はその下にあるカチンカチンの氷をスキーヤーたちが削った氷の粒です。厚さは数ミリ、みせかけだけですから頼りになりません。相手とするのは板が上滑りする氷で苦手ですが、どういうわけか今日は面白いと思いながら滑りました。

なにもしなくても気持ちよく滑らせてくれる美人雪の優しさは全くありませんが、氷と折り合いをつけながら滑っていくと、はい、今です、削りなさいと教えてくれるような感じがしたとでも言えばいいでしょうか。頭の中が刺激されてすこぶる良い気分、いろいろなスロープを試したくなり、二十年ぶりにアメリカの山やブンツェン・レークなどが望めるミステリー・レークというゲレンデも滑りました。



それはさておき、高いところに行く前に、いつものとおりロープトウで滑ったのですが、そのときに三浦敬三さんを思い出しました。ロープをつかんでいる手、それにつながる腕や肩、坂に付いている足、脚、腰の力が落ちているとすぐわかりました。九本すべってロープ・トウと別れ、リフトのあるゲレンデに移ると楽になりましたが、筋肉使用度が落ちたからです。

三浦さんは「スキー場に滞在している間も、できるだけ部屋の中を歩いたり、階段を上がったりするトレーニングも始めました」と書いていますが、「ロープ・トウで筋肉を鍛える」を加えたいというのが本日の趣旨でした。また新たな発見やおもいつきがあるかもしれません。

http://www.snowdolphins.com/

http://www.billycobham.com/
| おのまのプロフィール | スポーツ | 17:34 | comments(2) | trackbacks(0) |
水中カメラ
1978年、シンガポール勤務のとき、取引を始めたいとミノルタ・カメラ・シンガポール支店に日参していましたが、なかなかうまく行きません。

ある日、こんど水中カメラを売り出すことになった、ついてはカメラのテストをするので立ち会わないかと云われました。チャンス到来、喜んで立ち会いますと応えたのですが、テストの場所はモルディブといわれて絶句しました。

モルディブって、シンガポールからスリランカに飛んで、そこからまた飛行機を乗り換えて数時間かかる島国のモルディブ? 観光旅行で行くところ、出張させてもらえないんじゃないかなあ。

オフィスに戻って、モルディブの海は透明度が高くてテストに向いてるのですという説明をそのまま支店長に伝えると、今度スリランカに出張するからついて来い、僕はそのあとヒマラヤに行く、君はモルディブに行ったら良い、といわれました。

今考えると、ヒマラヤへ行こうとたくらんでいた支店長の隠れ蓑になったような気がしますが、25年後あの美しい島々が地球温暖化でなくなるのがヒトゴトとは思えなくなり、テルテル・ジョージをチョッキンするようになったのだから支店長さんのたくらみに感謝しないといけません。ジョージ、報復する相手は僕ではなく支店長さんですよ。

そんな風にしてミノルタカメラの水中カメラ第一号と付き合うようになり、プールやマレイシアの海でずいぶん写真を撮ったものです。このカメラ、シンガポールから日本へ引越したときに届かなかった数々の品物のひとつとなったのは残念でした。

シンガポールを去ると水遊びをすることもなくなり、話は1987年のトロントへジャンプ。キャノン社へ挨拶に行きショールームで見つけたのが水中カメラとおぼしきカメラ。訊くと水中は無理だが、雨、雪には対応できるといわれたので購入し、数年活躍して動かなくなりました。

1994年に転職してまたトロントに戻ったので、挨拶がてらにキャノン社に行って修理を頼みました。直してくれましたが、まだ使うつもりですか、新しいのを買ってくれないとわが社はつぶれますといわれました。あれからはや十二年、前田さん!つぶれるどころか、不振・ソニーを尻目に快走しているではありませんか。あのときカメラの代わりにファックスとプリンターを買いましたが、キャノンの利益に貢献したのはその後も買いつづけたインク。うまい商売です。



写真は目下シーモアで活躍中のキャノンIXY Digital 200をすっぽり覆うカバーと1987年に買った防水カメラ。防水カメラはまだ動きます。ミノルタの水中カメラを紹介できないのが残念です。今のミノルタ・ウェザーマティックより軽快なバディではなかったでしょうか。たぶん無理藻さんhttp://blog.livedoor.jp/imgnote/好みのデザインだと思うのですが。

http://blog.with2.net/
| おのまのプロフィール | スポーツ | 03:03 | comments(4) | trackbacks(0) |
ニンゲンのからだ
霧の中で写真をとると目ではみえない景色が写ると知ったのはM商事の坂井夫人、M社の佐藤夫妻とデビルスパルピットを回ったときだから十年前。ティーグラウンドで撮った写真を現像したら、コンデンスミルクの霧のかわりに景色が写っていたのでびっくりし、霧の水滴で景色が見えなくなるニンゲンの目って一体どれほどのモノなのか、予知夢をみることがあるが、あれはどういうからくりになっているのかと考えた。

この宇宙には目に見えないものがたくさんある、お天道様が見ているよと昔からいってきた日本人はえらいものだ、目にみえないからといってでたらめやってはいけないと自戒しつつ、それにしてもジョージ・ジュンの嘘はお天道さまでなくても見抜けますぜと、今朝も元気にご挨拶。ハーイ、ジョージ、ジュンをつれてお散歩ですね。

霧が晴れたとき、坂井夫人が「霧が晴れるのを英語ではliftといいます」と言ったのを思い出しました。そのとき、霧たちのぼるというのは地面から霧が湧いてくることだと思っていたけれど、霧が晴れることなのかと思ったのですが、さてどちらでしょう。ご存知のかた教えてください。

そういえば霧立のぼるという女優はどんなひとだったのだろうとグッグってみたら、1936年から1940年のブロマイド売上ベスト10に入っていることが分かりましたが、写真はみつかりませんでした。あの時代の女優っておなじ美女でも今と比べてどこか違います。見て安心感を覚えるというか。子供の頃ケガラワシイと思った岡田茉莉子がいまは凛々しく(りりしく)可愛く見えるのはこちらが年とったせいにきまっています。

スコットの背中をみて、ロープトウで滑ってみようと思い直し、ロープトウが回っている音を頼りに歩いていくと、オーノー濃霧、ミステリーピークのリフトの前に出てしまいました。泳ぐようにしてたどり着いたロープトウに先客は五人。木曜より少ない。カメラの出し入れが楽にできるからと思って、ユニクロで買った茶色のコートを着てきたのですが、霧氷がすぐ溶けてぐっしょり濡れ、手袋の中もぐちゃぐちゃで気持ち悪い、などということに気が回るのは気持ちが負けているのです。負けを承知のオトコがカワイなどと与太はダメ。敢然と滑る。

一本目。ボードやスキーで削られた雪と降ったままの雪との高低差が十センチ。つっこむと湿ったキナコは言い過ぎにしても、べたりと重たく、ブレーキがかかってつんのめります。気分悪し。量は多いし、真っ白ですが昨日より難しい。見た目は美人のキュット雪、滑ると停まるグズリ雪。ロープトウの乗り場に近づくほどグズリます。下のほうが温度が高いからでしょう。

ロープをポイントだけで掴むのは心配、手のひら全体でしっかり握り締めると、体がこわばり両足、腰が痛くなってきます。木曜日のように足を片方ずつあげたりしたら転ぶに違いありません。足の底で雪をしっかり感じながら登っていきます。ロープを放してすべり上がろうとしても板が前に進みません。後ろ手に持ったストックで体を押しあげるエネルギーの浪費で今日の一本、昨日の二本

二本目もおっかなびっくりでグズリに合わせていると手先、足先の冷たさばかりが気になって、もう帰りたい。若い頃デートの最中にそんな気持ちになったことがあったか、なかったか、思い出せませんが、若いご婦人方、グズリ雪はいけませんよ。オンナは愛嬌、新雪に、軽く明るく楽しいデート、それがほんとの美人です。若い紳士の方もそうです。オトコは度胸、新雪に、以下同文。

ミステリーピークだって今日はグズリに違いない、視界は昨日より悪い、霧氷は最悪、滑るのは危険、ロープトウで二十本滑って帰ろう。

あと十七本、疲れた。無理藻かな。「三本でやめるなんてゼータクーというゆうきんママの声が聞こえてきそうですが、フフフ、羨ましいか、このリズムが欲しかった 」なんて洒落にならない。

曇っためがねをびちゃびちゃユニクロのポケットにしまいました。キスとスキーにめがねは邪魔よ。転んで割れたらどうしよう、なんてマイナス思考はオフリミット、絶対転ばぬ先の杖、ストックつきつきよたよた滑降、ヨカ格好じゃ、と覚悟をきめれば、これはこれで前向きの姿勢、悪くありません。

四本目が終わると、さっきまで五人だったのが、チョー初心者のレッスンが二組はいって十数人になっていました。混んでいるのでひと休みすると心臓がバクバク、肺がゼイゼイしてきました。足腰にできた乳酸を懸命に除去しようとしているのでしょう。汗をかいたり、足が麻痺したりは昔からあったけれど、両肩で息をするようになったのはいつからだろう、この前のウイスラーではそうだった、加齢とはこういうことなのだ。しみじみ

休まなければぜいぜいしないままで滑ることができますが、そうすると知らないうちに心臓に負担をかけて突然死ということになるのでしょう。1980年代ショーネシーゴルフのヘッドプロだったジャック・マクロクリンがペブルビーチでプレイしている最中に心臓麻痺をおこして逝ったのもそんなことだったのだろう、ジャックはいい奴だった、パルピットのべン・カーンは癌になって半年で逝っちゃった、善人は早死にする、次は自分の番だ、などということは書いている弾みでいま思いついたことです。

休まずに滑りつづけたら、死ぬかもしれない、雪上死なら綺麗で良いじゃないか、別なものの上で死にたいなんていったアイツは、死なれたヒトの当惑、親戚縁者たちの困惑を考えない身勝手なオトコだぜ、などと妙なことを考えていたのですが、ふと、手先が温かい、足の指もぽかぽかしている、下着は汗でびっしょりだと気がつきました。どうやら血が激流となってからだ中を駆け回っているようです。 

洪水のごとく流れる赤い血を感じる今がぼくの青春 
おのま・あ・ら・俵万智 
サムエル・ウルマンの青春とは・・に似てキモイか。削除する良いあるか。まあ、いいか。

目の前に小さな子供がとびだしました。ストックなしで滑っていきます。どんどん早くなり、板が雪を掴んでいない、あぶない、転ぶ、と思ったら転びません。八の字の脚がぐっと雪をおさえたその瞬間に脳の神経がピュッと伸び、体の筋肉がピリッと増えたに違いありません。感心しつつ、よし、加齢には加齢のやり方がある。

あの子は小脳ですべっている、今が青春大脳で滑る
おのま・あ・ら・吉永小百合

十五本目を滑ると肺ぜいぜいの時間が短くなりました。限界だと思っていてもそれを超えると急に楽になることがあるとマラソンをやっている太田さんが言っていたのを思い出します。

十八本滑ったところで、ライトがつきました。夜間スキーをやった二十年前、リフトの上から嬉々としてすべっている子供達をみていたら、狸や狐と同じだなと思えてきて、世界中の子供がこうすれば、戦争をする大人にならないかもしれないと思ったものですが、甘いですか。



二十本目が終わったときは、ついに滑った、はあはあ、ぜいぜい、ではなく、いくらでも滑れるぜ、余裕しゃくしゃく涼しい顔でした。ロープトウにつかまりながら足を交互に上げられるようにもなっていました。左の肩甲骨から左の腰、腹、脚、足と一枚岩のようにこわばっていたのが溶けてきた感じがします。血が行きわたって神経が伸び麻痺が軽くなったのかもしれません。

グズリとすっかり仲良くなり、二十六本目を滑りました。積み木のようにカチンカチンだった体が、もう少しで皮袋に入ったどぶろくのようにタポタポしてきそうです。区切りが良い三十本までやってみようかとはやる気持ちを抑えて板を外しました。靴のバックルをゆるめて歩きはじめると、温かい足の底が上ずって、くすぐったい。太ももは乳酸が溶けていく快感と筋肉痛とがせめぎあっていい気持ちです。限界をもうひとつ超すのが正解か、ここであがるのが正解か分かりませんが、今日のところは

目の前に出される餌を全部たべ、腹をこわすはバカな犬なり おのま・あ・ら・イソップ

と考えて、別の機会に挑戦します。

家に着いたら、手袋がありません。スキーを車の上に乗せるとき、一緒に手袋ものせてそのまま走り出したのでしょう。昔よくやっていた失敗を久しぶりにやりました。

どぶろくの体で頭もどぶろくに 
おのま・あ・ら・おのま

デビルスパルピット=トロントから六十キロのところにあるゴルフクラブ・四万四千ドルで買った会員権がいまは五万五千ドル・バンクーバーにあるどのゴルフ場より素晴らしいけれど、去年は一回しかプレイしなかった・年会費など六十万円払って一回はゼータクを通り越して馬鹿げていると自覚しているhttp://www.devilspulpit.com/thehomepage.html

お天道様=おてんとさま・おてんとうさま・太陽のこと・おてんとさまがみてるよと一言いえば悪がきが正座する・聖書の十戒よりはるかに効き目があるおまじない

無理藻=はたち代のSEが書いているブログ・完成度、感性度が高いデザインを見ないと損・頼むとイラストいりカードを送ってもらえるhttp://blog.livedoor.jp/imgnote/

乳酸 =運動によってグリコーゲンやブドウ糖などが使われるときに生成される酸・筋肉痛の原因と考えられている・除去するためにクーリングダウンを行う

あ・ら=a la・風に・例:a la francaise=フランス風に・フランス語・正しい綴りは辞書でみてください
| おのまのプロフィール | スポーツ | 11:14 | comments(2) | trackbacks(0) |
企友会ゴルフ大会
バンクーバーでビジネスに従事している日本人が作っている企友会という団体があります。私は会員ではありませんが、昨日ひらかれた企友会ゴルフ大会に参加させてもらいました。

http://www.kiyukai.ca/events.phtml?

参加者32人のなかにはパープレイで回ったひともいました。名誉をたたえて名前を公表します:愛媛県松山市とバンクーバーを行ったり来たりしている村上明氏・59歳。

私は水に入れて4オーバー、バンカーの谷渡りで5オーバーなどのホールをはじめ、荒れに荒れて前半18オーバー、後半12オーバー、計30オーバー・パーと惨憺たる結果。別の用事があったので夕食会、成績発表会は欠席しました。

いましがた、PCを開いたところ幹事の方からの「ハンディ31.2で優勝です」というメールをみつけて仰天しました。この大会、ランダムに選んだホールのスコアからハンディを計算する方式で、どうやら大たたきをしたホールが全部あたったようです。

ネット・スコア
=ハンディ‐スコア
=31.2‐30
=マイナス1.2

久しぶりのアンダー・パー。なにごとも長い間やっていると珍事に出くわすものです。
| おのまのプロフィール | スポーツ | 02:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
ゴルフ開眼
(8/37記)
7月25日、二年ぶりに我が愛するDevil's Paintbrush(悪魔の絵筆)を回りました。Paintbrushはリンクスを模した設計になっています。リンクスの発祥はスコットランドの海岸際の砂地で、ほとんど水や木がないので一見すると荒涼とした印象がありますが、実際に回ると野生植物が実に美しいのです。Paintbrushも海岸こそありませんが、野生植物の中を歩いているうちに幸福感に包まれてきます。

三十年ちかくのあいだに、欧米、アジアの名コースをいくつも回ってきましたが、Paintbrushこそがナンバーワンであろうと思っています。スコットランドのグレン・イーグルス、カナディアンロッキーのジャスパー、シンガポールのアイランドなどは施設もコースも豪華ですが、小さなクラブハウスでシャワーもついていないPaintbrushに敵うところではありません。とまあ、こういうのは好みの問題ですから、聞き流してください。 ↓動画で雰囲気を味わえます。
http://www.devilspulpit.com/thehomepage.html

一緒に回ったのは前日に続いて松井さん。彼も以前ここのメンバーだったので、前からいるスタッフがミスター・マツイと挨拶をしていきます。

パーやバーディーを重ねながら、しかしなつかしのポットバンカーにつかまって大たたきもしながら、やってきたのが15番ホール。ここで松井さんのアドバイスをもらい、苦手のドライバーで打つと完璧なショット。

日暮れ時、陰影の美しい17番、18番ホールを見渡せるパティオでビール(Steam Whistle)を飲みながら、われわれには完璧なショットをする能力がある、その能力をいつも出せるように努力をしようということになりました。

開眼したと思ったことはこれまでもありますが、今回は特別です。理にかなったスイングをすれば良い、それを実行する能力はある、つねに能力を発揮すればよい。不調に陥ったら、基本に戻る。これぞ、ゴルフの極意ではないでしょうか。まじめに練習しようという意欲が頭を占領しています。久しぶりのことです。http://www.steamwhistle.ca/

| おのまのプロフィール | スポーツ | 07:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
マイク・ウイアに遭遇

昨日は日本からトロントへ向かう途中で立ち寄った友人夫妻と半日付き合いました。ご主人は某社のカナダ法人の社長をしていた人。いまは日本で会社を経営していますが、BC州に住みたいという夢をもっています。わがやのパティオでワインを飲みながら、だれか社長を雇ってこっちに来なさいとけしかけたのですがさてどうなるでしょうか。

彼らを空港でピックアップして我が家に向かう途中、ご主人が小用を催したので、少し遠回りになるけれどゴルフクラブに立ち寄りました。入り口にくると門が半分閉まっていて、スタッフがふたり、来訪者をチェックしています。今日はプロゴルファーが来ていて、プレス関係者を入れないようにしているのだと言います。

カナダ人で初めてマスターズのチャンピオンになったマイク・ウィア、目下世界ランキングトップのヴィジェイ・シン、去年、今年とマスターズで優勝目前だったディ・マルコ他がそれぞれ四人のアマと一緒に回っていました。九月に開かれるカナダ・オ-プンの下見ラウンドでしょう。

十番ホールでマイク・ウィアのティーショットを見て目がさめる思いがしました。グラウンドに立ったときの姿に迷いがなく、一瞬にして集中しています。打ったボールの方向、高い弾道はこのホールを攻めるのにこれ以上ないという完璧なもので、感歎。

今月二日に書いたように、少々希望が見えた我がゴルフですが、よし、もうひとつ高い次元のゴルフを目指して練習しようという気になりました。

| おのまのプロフィール | スポーツ | 07:11 | - | trackbacks(0) |
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