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過去⇔現在を行ったり来たり・ときどき未来へも@バンクーバー 

昨日のつづき
三種類のデザインからひとつを選んだのが昨日の夕方。ちらしが出来上がったのが今朝。速い!

協力してくれている二人と落ち合い、チラシを分担して配る打ち合わせをしたときに、二人の名前をこの日記に書いても良いということになりました。

ひとりはノリ会計事務所の経営者、橋本典枝さん、通称ノリさん。もうひとりはQLTという薬関係の会社に勤めている李明子さん、通称アキさん。このふたりの協力がなかったらまだチラシは出来ていなかったでしょう。有難うございました。

ノリ会計事務所のHPは目下作成中だそうです。QLTのHPは次の通りです。難しそうな説明がでています。

http://www.qltinc.com/Qltinc/main/mainhome.cfm
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ピアニスト野山真希
2003・1・27の日記に書いた野山真希さんのピアノリサイタルが十月二日バンクーバー・アカデミー・オブ・ミュージックで開催されます。主催者は日系ヘリテージセンター、後援ソニー、演目はベートーベン、チェルニー、リストの三代にわたる師弟とシューマンの作品。

本日チラシのデザインが決まりました。チラシの基本的なイメージは私がつくり、デザイナーに渡したところ、三種類つくってくれました。

デザイナーはバーナビー市、ソニーの担当者はトロント、演奏者は東京、ほかに協力してくれた二人がバンクーバー在と居場所が離れています。このメンバーが一緒に協力するのは今回が初めてで、私以外のひとはお互い会ったこともありません。

私が一度デザイナーの所に出向いたのをのぞくと、あとは電話、ファックス、イーメールで用がすみました。便利な時代です。

デザイナーはEMP社のコジマサチコさんという若いひとで、仕事が丁寧で早く、大変気持ち良く打ち合わせができました。
http://www.van-info.com/

演奏会まで三週間。チラシの準備は遅かったのですが、野山さんのHPには数ヶ月まえから載っていて、すでに何人かがチケットの申し込みをしています。サンフランシスコから聴きに来るひともいます。日本からもどなたか来ませんか。
http://www.makinoyama.com/
http://www.vam.bc.ca/
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ずれ
西バンクーバーにホテルはないだろうかと友人に訊いて教えてもらったのがパークロイヤルホテル。ライオンズゲート橋の近くにあるといいます。よく通る道なのに全然気が付かないでいました。三十二年前の今ごろも通っています。HPをみるとなかなか良さそうです。

http://www.parkroyalhotel.com/

九月末は空いているかと訊くと、今日で営業終了、跡地にはコンドミニアムが出来るという返事。知ったその日が終わりの日。こういうずれはどこからくるのでしょう。

明日になったら上のHPも無くなっているかもしれません。
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ローウェンピアノ
三十年前、ローウェンピアノという会社からピアノをリースしていました。鍵盤が象牙でできているアップライトピアノを見栄で借りたのか、あるいはインフレをみこんだ投資だったのか、動機は覚えていません。月に十五ドルずつ払いつづけ、最後は買取って、新聞広告をだして売り、少々儲けがあったような気もします。

そのローウェン社がいまも健在。今夜はそのショールームでピアノ&フルートの演奏会があり、今日からわがやに泊まるピアニストとそのご主人と一緒に行きました。

演奏者は中務麗子、小西千恵子のふたり。コンビを組んでから日が浅いのですが意欲的なプログラムでした。ローウェンのショールームには聞いたことのないブランド、見たことのない装飾のあるピアノがたくさんあり、またぞろ一台リースしたい気分になっています。なるほど三十年前もピアノのもつ美しさにひかれたのでしょう。
http://www.reikopiano.com/
http://www.lowenpianohouse.com/
http://homepage2.nifty.com/funfan/
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バーナビー野外コンサート
バーナビーというバンクーバー市に隣接した市にディア・レイクという湖があります。我が家から距離にして20キロ、高速道路にのって車で15分。そこで昨夜七時半から野外コンサートが開かれました。無料です。

この野外コンサートは今年で五十回目になるそうですが、いままでそういうコンサートがあるのを知りませんでした。例年七、八千人ほどの観客が、今回は一万人集まったそうです。自分でイスや敷物、なかには小型テーブルまでもってきて、好きなところに陣取ります。老人から赤ん坊、犬まできていました。

出し物はバンクーバー交響楽団が中心で、ドボルザーク(謝肉祭)オッヘンバック(天国と地獄)チャイコフスキー(クルミ割り人形)などポピュラーな曲を数曲演奏しました。舞台はテント、一万人もいる野外のためマイクロフォン、スピーカーを使っての演奏。右にあるハープの音が左から聞えたり、やたらティンパニーの音が大きかったりで、昔のSPレコードのような音響です。それでも学生のバイオリニスト、ピアニストと共演すると(チゴイネルワイゼン、ラフマニノフのピアノ協奏曲二番三楽章)普通の演奏会にちかい音になりました。

指揮者はビクトリア交響楽団の音楽監督もしているという女性。彼女が曲ごとに説明をするのですが、ある演奏の最中に公園のまうえを飛行機がよこぎりました。飛行機の音が演奏を邪魔したのはほんの一分ほどでしたが、イラクではアメリカ軍が爆撃しているのだなという思いにとらわれました。その演奏がおわると、彼女が、こういうきれいな夏の夜、いろいろな人がこうして集っている、なんの恐怖も感じる必要のないカナダという国はすばらしい、と言い、観客から一斉に拍手が送られました。一万人の観客がみな同じ思いで飛行機の音を聞いたのかもしれません。

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自信をもっておすすめサイト
ピアニスト江口玲さんの日記でおすすめのJIBJABというサイト。

映画「華氏911」をみたり「The Lies of George Bush」を読むと暗澹たる気持ちになりますが、これは抱腹。アメリカ人やクリスチャンがブッシュを応援する理由がわかったような気がします。

江口さんにならって私からもお勧めしますので是非見てください。
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映画・Village
火曜日は映画が安くみられる日です。安いといっても約八百円とここ数年でずいぶん値上がりしています。

観客の評が、華氏911とおなじように良いと悪いとの両極に分かれているVillageという映画をみました。北米のある村が外の世界から完全に隔離されているという設定で、電気とか金銭とかがない世界が舞台です。

じっさいのところ電気も自動車も使わないで質素に暮らしているアーミッシュというキリスト教の一派のひとたちがいます。オンタリオ州でも田舎の方にいくと黒い服をまとい、マジメな顔をして馬車に乗っているひとたちをよくみかけました。

そういうわけでまったく荒唐無稽な世界であるとはいえません。しかし、アーミッシュは他の世界と接触することがあり、ほかの文明から完全に隔離されていて外に出られない、村の存在がほかのひとにしられていないということではないので、映画にでてくる村は格別に変わった世界です。街にすむニンゲンが犯す邪悪な行為と関係のない一種の桃源郷といえます。

そういう桃源郷にいる善良なニンゲンが殺人を犯し、それを周りの人たちが覆い隠し、なかったことにしてしまう。ブッシュを応援するひとたちにはそれに似た人たちが多いのかなあ。製作者のもくろみはそういうことではないのでしょうが。
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kroll / krall
昨日の日記に Kroll と書きましたがマチガイ。正しくは Krallです。
日記は訂正しましたが、昨日よんでそのまま記憶された方がいるといけないので。


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ダイアナ・クロー・カラス
ナナイモ出身のジャズ歌手。といってもナナイモってどこという人もいるでしょう。バンクーバーから海を隔てた西側、すなわち日本の方向にあるバンクーバー島にある小さな町です。

クローはカラスのcrawとおなじ綴りだろうか。違いました。Diana Krallです。日本ではダイアナ・クロールと書いているもしれません。日本だけではなくこちらの人だってクローではなくクロールと云ってるのかもしれません。ラジオでよく流れてくるので気をつけて聞いてみます。

ちなみに全米オープンゴルフのときに書いたHaasはハースなのかそれともハーズとにごるのか。私はハーズのほうが云いやすいとおもいますが、テレビではハースと聞えます。と思った数日後のゴルフ番組で司会者と解説者が同じ疑問を交わしていました。ふたりでハース、ハーズと繰り返し云っていました。

ついでにもうひとつ。マリナーズのジョン・オルルー選手。こちらのテレビではオルルーと聞えますが、NHKのアナウンサーはオルルッドといいます。確かに綴りはOreludと最後にdがついていますが、ドとはいいません。ドといいたければOreludoです。どうしてもdをドといいたければついでにeも発音してオレルッドとしたら首尾一貫します。


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バルコニーを作ろう・完成/華氏911
四月七日の続き。

三年前から続いている建築、改修ブームのお陰で職人たちは掛け持ちで飛び回っています。外壁のペイントも99%終わっているのですが、あわてて塗ったせいで泡ができてそのまま乾いた部分があります。「あわてる」「泡でる」、同じ語源なのかなあ。おっと脱線。

ペイント会社の担当者が見に来て、すぐ直させるといったまま。彼らも代金を回収しなくてもやっていける余裕があるのでしょう。

当初の予定から何日おくれたのか数えていませんがようやくバルコニーが出来上がりました。パティオ・ドアを交換し、車寄せの一部にガラスブロックの壁を造る工事と同時進行でした。一気呵成(いっきかせい)に仕事を進める、という感は全くなし。(用事ができたので、いったん中断します)工事に携わった人々のことを書こうと思っていたのですが、あした書きます。

さきほど映画「華氏911」を見てきました。月曜だからすいていると思ったのですが。、ほぼ満員。若い人が多く、五、六歳のこどもたちをつれてきた人もいました。

ドキュメンタリーですが、「戦争の霧」とはまったく違った手法の映画で、観客を退屈させないように娯楽的な工夫もあります。こういうやりかたを好まないひともいるでしょうが、ブッシュ一味の情報操作を簡明にあばくためにはこういうアプローチが効果的かもしれません。

きのうは61人が講評していると書きましたが、今日は130人になっていました。10点満点のひとが圧倒的に多く、ごく少数のひとが1点、2点をつけています。これから長い人生を生きる若い人たちには特に見てほしい映画です。
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二度目の満員・華氏9/11
ブッシュが上映を阻止しようと躍起になっている映画「Farenheit 9/11」(華氏9/11)が北米で封切られました。ノイローゼ予防に飲むつもりだったビールを我慢し、七時半開演の切符を買いにいったところ、アララ、売り切れ(カナダは日本の映画館とちがい座席数以上は売りません)。

満員で入れなかったのはトロントで「Dances with Wolves」以来。あのときは私の前に並んでいた人で売り切れ、ほんと口惜しかった。十四年前のことです。

Googleで「cinemaclock vancouver」へ行き 「new movies」 ⇒「Farenheit 9/11」をみてください。封切られたばかりなのにすでに61人の評価がでています。「Fog of War」のときは上映が終わるころでも18人(綴りがふたつ間違っている私の評も含め)しかいなかったのにくらべてもの凄い反響です。(cinemaclock vancouver⇒movies AtoZ⇒ F⇒ The Fog of Warでreview・評価を読めます)

13〜17歳という若い層も見ていることにも驚きました。10点満点で1点をつけたヒトがひとり、あとは9点、10点という高得点に集中しているのも珍しい。

ちなみにレイ・ブラッドベリーが五十年前に書いた「華氏451」という物語があります。「華氏9/11」はそれにちなんだのでしょう。

華氏451度で本の紙が燃え始める。本を読むこと、所有することが禁じられているので本を見つけ次第 Fire man(日本語では「消防士」ですが、この作品では直訳して「火事士」とした方が良い)がやってきて焼却するという衝撃的な場面から始まり、やがて、、という近未来物です。読んでいないヒトにはお勧めします。

マスメディア、ブッシュ一味に情報操作されて、思考することができなくなっている多くのアメリカ人、小泉純一郎、日本外務省の姿がみえてくることでしょう。

飲まなくても、冴えるものですね。でもダジャレがでてこないか。オクトパスの諸君、なにか言ってみて。笑うから。
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小津安二郎・小早川家の秋

棋聖戦がおわるのとほぼ同時にバンクーバーの小津安二郎シリーズも終わりました。今日が最終日で「秋刀魚の味」と「小早川家の秋」の二本立て。「秋刀魚」のほうはテレビでみたので、「小早川」がさきに上映される昨日行ってきました(今日だと小早川が終わるのが夜の十一時すぎになる)。

小津は同じようなストーリー、同じような景色、同じようなせりふを使って何作もとっていることがわかりましたが、それでも飽きなかった。「小早川」は1961年の作品。あの頃みる映画といったら西洋のものが殆どであったことを思い出し、うかつなことだったと反省します。

小津は裕福な日本人の生態も描き出していて、そういう世界をみるのも面白かった。カナダ人の目には日本が豊かな国にみえるだろうな、日本にはもともと裕福な部分があったのだなという思いも浮んできました。

三十年前、カナダにきてみて生活水準がだんぜん違うという印象がありましたが、それは一面的な見方であったかと思い直したりもしました。


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小津安二郎・秋日和

先週の金曜につづき小津作品をみました。「秋日和」。

始まったとたんに、今月はじめに見た「晩春」、正月にみた「秋刀魚の味」とおなじ物語だと分かりましたが、おなじような料亭や場末の盛り場、役まわりが変わった俳優、女優がなんとも懐かしく、おおいに楽しみました。

1960年の作品なので、11年前の「晩春」より豊かな日本が見られます。また、1962年作「秋刀魚の味」と同様に戦争をやんわりと否定している場面がでてきます。「晩春」にはそういう場面がなかったような気がします。

1960年は日米安保条約で騒然としていたころですが、自衛隊が武器をもって海外に出て行くという気配はなかったことを思い出します。小津安二郎が生きていたら今の日本をどう撮るのでしょうか。



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小津安二郎・浮き草

バンク-バーでは小津の特集が続いています。本日のだしものは「浮き草」。

うきくさ、水のうえをただよう草のこと、転じて不安定なさまのたとえ。映画は旅芸人一座の座長を中心にちいさな不道徳に生きるひと、かたぎに生きるひとをえがきだします。

一箇所に根をおろして生きるかたぎにくらべて、マイノリティーであることを恥じる風はみせないが、こころの奥にさびしさ、せつなさを秘めている旅芸人の姿をえがいたあと、そういう生き方にも新鮮な未来がひらけていそうだというエンディングになっているので、明るい気持ちで劇場を出てこれます。

さはさりながら、日陰者の意識をもちながら演じる旅芸人より、世間から尊敬のまなざしでみられながら演じることのできるひとたちを見るほうが気楽ではあります。


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もう二月・小津安二郎

あっというまに一月が過ぎてしまい二月に入りました。二月は逃げ月、これまたあっという間に過ぎるのでしょう。

今夜はダウンタウン、ハウ通りとヘムルッケン通りの交差点ちかくにあるパシフィック・シネマテクという映画館で小津安二郎の映画を二本見ました。1931年につくられた「東京の合唱」と1949年作「晩春」。

二百人くらいの観客のなかで日本人らしき顔をしているのは十人足らず。私も最近まで小津の映画をみたことがなかったのですが、映画作品としてのオモシロサだけではなく、日本から消えてしまった風景、人間性を記録しているオモシロサがあり、おすすめです。

1931年はアメリカとの戦争が始まる十年前。街には英語の看板がたくさんあり、子供も坊主頭ではなく今と同じヘアスタイルです。登場する家庭のなかではパパ、ママと言っています。戦争に負けたから日本がアメリカナイズされたのではないことが分かります。

1949年は戦後四年、北鎌倉駅の名前が右から左に書かれています。原節子という女優をはじめてみましたが、喜怒哀楽の表情が印象的でした。あのように幅、深さ、優雅さのある表情はいまの日本にはない。時代が変わったのです。



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正月映画

朝から細かい雪が降っています。大晦日の雪より乾いてさらさらしている。

テレビではクリスマスや正月にふさわしい映画が流れます。善意のひとが出てくる映画が多いのですが、二日に流れたのが「エクソシスト」。1973年、騒然たる話題をさらった映画で、権並恒治さんというUBCアジアセンターの司書をしている人を誘って見に行ったのを思い出しました。

ひとりの少女に悪魔がのりうつり、エクソシスト(悪魔払い)が立ち向かう話。映画史上はじめてというおぞましい画面の連続。権並さんは少女が口から汚物を吐き出す所で目をつぶり、下をむきそのまま顔をあげなかった。

あの当時、何故こんな映画ができたのか、そしていま何故これを正月に流すのかがよく分かりません。もしそれが分かれば、クリスチャンの精神構造の深層が分かることになるのかもしれない、と感じたりします。悪魔の存在を信じ、魔女狩りをしないではいられない狂気じみた精神の深層。

三十年後のいま、テレビでは「エクソシスト」系統の映画が毎日流れています。聖職者による幼児虐待のニュースもしょっちゅうです。愉快ではありませんが、病気が直る前に高熱をだすように、こういう現象がアメリカ歴史に連綿としてつづく「正義の戦い」の終末の予兆であればよいのですが。うーん、変な話になったな。クリスチャンのひとがいたら、ゴメンナサイ。

☆ただいまは七日。一日明けて思い出したことがひとつ。やんちゃ坊主のデービッドがどうだったと聞くので、green pea soup が口から飛び出す映画だというと顔をしかめたものです。あの映画が、1973年製作だとすると、家族がきたあとです。独身寮時代の友人たちと会ってそんな話をする余裕があったのですね。


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大雪・江口玲

おととい消えたと思ったとたん、昨日からまた降りだし今朝みると十センチ以上も積もっています。テレビで、スノータイヤが売り切れた店が多いのであらかじめ電話をしろ、外出せずテレビでアイスホッケーの試合をみろ、などと放送しています。

車寄せのところだけ雪かきをするとすっかり息があがりました。気温は零度なのでさほど寒くはありません。スタミナが落ちているのだと知りました。前庭には大きな犬の足跡が点々としています。林に面している裏にもなにかあるかなとみましたが、木からおちる雪が造った痕だけ。屋根につもった雪はまるみを帯びて美しい。

バンクーバーに住む友人三人が我が家にきて年越しそばを食べる予定でしたが急遽取りやめになりました。準備がいらなくなったので、ピアニスト江口玲さんの日記を最初から読みました。あまたある音楽家の日記のなかでとりわけ面白い日記で、笑ったり、感心したりしながら読みました。

のびのびになっている仕事がふたつあるのですが、今年はできなかった。いや、もうひとつある。きょう届いた年賀状に、以前かいた物語の続きはいつ書くのかと催促があった。筋は出来あがっており、粗原稿も書いたのですが仕上がらない。


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クリスマスコンサート

今日はバラード通りにある教会(St Andrew's Wesly Church)でバンクーバー・シンフォニー・オーケストラ(VSO)のコンサートを聴きました。この教会に入るのは実に1972年いらいのことです。VSOを聴くのも十数年ぶり。

教会は約七十年前に建てられたもの。石造り、天井が高く少々寒いのでコートをきたままのヒトが多い。年配のひとから子供まで、ざっと三百人くらいでしょうか。祭壇の演奏者は六十名くらい。ナレーター、ソプラノ、アルと歌手が加わり、十二曲演奏、そのうち四曲は観客も一緒に歌いました。

印象にのこったのはソプラノ歌手Melanie Krugerの演じた「ホフマン物語」の「オリンピアの人形の歌」、アルトSandra Stringer との斉唱(Lakmeから花のデュエット)。ふたりともオペラ歌手にありがちな堂々たる体躯ではないので曲とぴったりでした。

演奏がおわってから、コンサートマスターの長井明氏ら全員五名で近くのホテルのバーで一杯。前のほうで聞いていたひとからは音響がわるかったとクレームがつきましたが、中央右に座った私はコンサートホールに無い音で良かったと反論、ソプラノの声が乱れた、いや綺麗な声だった、などなど続きました。こういうウルサ型のファンがいると演奏者の水準も高くなるので悪いことではありません。

教会を懐かしく思うと同時に、演奏後にコンマスと一杯やれる年になったのだという感慨もありました。  


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音楽家のHP・江口玲

友人、知人の音楽家のHPをお気に入りファイルに入れています。ピアニスト五人、指揮者一人、計六人。ほかにも多くのHPを入れているため長いお気に入りになっていてみずらい。外出しないのを機にフォルダーを作って整理してみました。

整理が進むうちに前から気になっていた江口玲(えぐちあきら)のHPをみたくなりました。1998年秋トロントでギル・シャハム(バイオリニスト)の伴奏をしたのを聴いて、いつかソロを聴きたいと思っていたピアニストです。

なんという偶然! さがしあてた江口玲のHPからラプソディー・イン・ブルーが流れてきました。同じ曲が流れている「木霊の宿る町」にくらべて格段に充実したHPです。彼の日記はつくろったところがなく、とても良い。五年前の演奏会で印象に残った光と力をたたえた目を思い出しましたと感想を送りました。


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ピアノリサイタルを聴く・3

初めて入った藝大のキャンパスは小ぶり。音楽学部と美術学部とが道路を挟んで別れています。演奏会場は音楽学部の奥まったところにある第六ステージ。かなりの年代物という風。修士学生二人の演奏会なので教師、父兄もきていました。

半年振りに聴く野山真希さんの演奏。相変わらず練習を重ねて、全ての音を指がきちんと捕らえているのが分かります。巨匠といわれる人でもうわっずった音になることがありますが、そういうものがない。前回は気が付かなかったのですが、フォルテの音に強さだけではなくやわらかさが感じられました。

演奏の途中から楽屋裏かどこか別の教室で練習している打楽器の音が聞えてきて最後まで気になったのが残念でした。




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ピアノリサイタルを聴く・2

本日からクライエントの国際会議出席に出席していますが、昨日の続きを書きます。

東京藝術大学は上野公園に隣接していますが、その構内に入るのは初めてです。英語クラブの交流でいろいろな大学を訪れましたが、藝大にはそういうクラブがなかったのかもしれません。東京工業大学と東京藝術大学の二校は最高級の専門家を育成するすごい大学だという印象があり、そこを受験する友人たちに畏敬の念を感じたものです。数学がきわだってできないと工大はいけない、藝大は特別の才能がないといけない。

高校時代に船山隆君という音楽好きの同級生がいました。抜群の才能があったのでしょう、授業が終わったあとも先生が指導していました。藝大に進みましたが、もしかすると私の高校では初めての藝大進学だったかもしれません。今回リサイタルを聴く機会に藝大のHPをみたところ彼の名前が教授として載っていました。建物をみまわしながら、彼は何十年かをここで過ごしてきたのだ、今この瞬間、すぐ近くにいるのかもしれないと感慨にふけりました。


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ピアノリサイタルを聴く・1

東京藝術大学で修士課程リサイタルなるものを初めて聴きました。バンクーバーに留学していた野山真希さんの演奏があったからです。

地図を片手に上野駅から公園を横切って大学へ行くことにしました。学生時代、独身時代には上野で開かれる演奏会や美術展覧会によく行ったものです。そんなころを思い出しながら公園を歩いていくと動物園が見えてきました。そのとたん半世紀も昔の光景がよみがえってきました。

私は五歳くらい。横浜に住んでいた。父親と一緒に動物園を歩いている。人が多い。風船を持っている子供が何人かいる。風船をたくさん持っているおじさんがやってきて、ひとつ握らせてくれた。動物園とはなんと良いところなのだ。あれ、おじさんに父が金をわたしているぞ。なんだ、風船は売り物だったのか。子供心にも、我が家が裕福でないことをうすうす知っていた。何もいわずに風船代を払っている父をみて楽しい気分がしぼんでいく。お猿の電車に乗るかと父が聞いた。乗りたいと思ったが首を横に振った。

お猿の電車に乗れば良かったとなんども残念に思った子供の時代は過ぎ去り、日本の経済が成長するとともに我が家の状況も良くなっていきましたが、お猿の電車に乗る機会は二度とありませんでした。そういうものに魅力を感じなくなった年になってずいぶん時間がたったものだと思いながら、大学の門を入りました。



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ピアニスト野山真希さん・李金星さん

野山真希さんがランチのあとに李金星(Lee Kum−Sing)さん宅でレッスンを受けるというので送っていきました。李さんが家の中に招じ入れてくれました。李さんはインドネシア生まれ。インドネシアの音楽、舞踊は素晴らしいのですが絵画、彫刻の味もまた格別です。李さんのコレクションの中で少女を描いた絵が印象に残りました。リトの類なのでどこかでみつかるかもしれない。

グランドピアノが二台。野山さんに頼んで一曲弾いてもらいました。二メートルの近くで聴くなどは贅沢のきわみです。李さんは日本からきた愛弟子がどう変わったかを量るかのように目をつむって聴いていました。演奏がおわって李さんに「どう思う?」と尋ねると「どう思う?」とかわされました。

ピアニストにはゴルフでいうとレッスンプロとツアープロの二種類の生き方、その他にグレン・グールドのように録音に専念する生き方があると気づきました。野山さんはツアープロにむいていると思います。直感ですがクラシックだけではなくジャズピアノも弾けるのではないかと思いました。

目の前でみたピアノ師弟の世界。彼らが日々続けている研鑚の十分の一でもよい、工夫をこらしてゴルフの練習をしようと思ったものです。

Googleで、Li Kum−Sing、野山真希を探せばふたりの良い顔を見ることが出来ます。

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本日は晴天なるも一日、、

三ヶ月間バンクーバーに滞在していた尾関和子さんという友人が今日帰国するというので昨晩は歓送夕食会をしました。総勢五人。ブロードウェイ通りとアルマ通りのところにあるタイ料理店でたべたあと近くのジャズバーで二次会。結局ビール、ワイン、マティニを飲んだため興奮して寝付けず溜まっていたメールの返事やヤフーの碁をやって徹夜。明るくなってから庭を見回り枯れた花や枝を刈り、朝食をとると睡魔。朝九時に寝ました。

そのとたんピアニストの野山真希さんから電話がはいり、明日ランチを一緒にする約束をしました。野山さんは二月にあった国際ピアノコンクールで入賞していたのですが、入賞者三名のために開かれたコンサートに出演するためバンクーバーに来ています。コンサートは九月二十六日だったので聴きに行くことが出来ませんでした。

二時すぎまで寝て只今起きたところ。九月二十三日の日記を書き、いまこれを書いている次第ですが、体はだるく頭もボーっとしています。


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バンクーバー音楽アカデミー・喜顔能
昨夜は李金星さんのお招きでバンクーバー音楽アカデミーという音楽堂に行きました。十三歳以下の音楽生のための奨学金コンペがあり、その勝者たちの演奏会。九、十一、十二、十三歳の子供計七人が二百人くらいの観客のまえでピアノ、バイオリン、チェロの腕前を披露したのですが、みんな堂々たる演奏。七人のうち少なくとも三人は十五、六歳までに名をなすかもしれないと思い、プログラムに丸印をつけておきました。数年後にチェックするのが愉しみです。
音楽堂の近くにある海洋博物館は三十年まえに来たことがありますが、そのころ音楽堂があったのかどうか。もしあったとしたら、三十年の時間が経ってようやくたどり着いたというわけです。
演奏のあとビールを飲みたくなり、ちかくの日本料理店、オクトパスにはいりました。店の名にちなんで天井から蛸の足を模したオブジェがぶら下がっています。
シゲさんというシェフが着ているシャツに「喜顔能」と印刷されています。はてなんと読むのか分からない。キガンノ?教えてもらいました。「顔」を「ツラ」と読ませて、「キツラノ」。そのあたり一帯の地域をさす名前で、キツラノ海岸、キツラノヨットクラブ、キツラノショーボートなどがあります。シゲさんともうひとりショウさんというシェフは二人とも日本の大学で落語研究会にいたのが、オクトパスで出会ったので爾来落語の普及に励んでいるのだそうです。二人とも李金星さんの名前を知っていました。
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クラウディオ・アラウそれともグレン・グールド
留学を終え数年たった頃からときどき頭に浮かんでくる、非常にぼんやりとした光景があります。
留学時代に聴いたコンサートです。
演奏したピアニストが、はてアラウだったかそれともグールドだったかと自問を繰り返してきました。
日本に帰ってからすぐグールドのバッハ全集を買ったのはバンクーバーで彼の演奏を聴いたからではないかと思ったり、いやグールドはある時期から録音活動に専念している、留学時代にはもう公演を止めていたのではなかろうか、一度調べなければと考えたりしてそのままになっています。
カナダから持ち帰ったものを整理したときにプログラムにアラウの名前をみつけ、ああやっぱりグールドではなかったのだと思って、そのプログラムを捨てた記憶があります。
しかしその記憶もいつしかぼんやりとしてきて、ふたたび、自分はグールド最後の公演を聴くという僥倖に恵まれたのかもしれないという思いにとらわれるのです。
昨日、野山真希さんと彼女の先生である李金星さん夫妻とランチをご一緒しました。
野山さんは翌日帰国という忙しい日でしたが、李さんとの間を手配してくれたのです。
今ごろバンクーバー空港で友人達との別れを惜しんでいるでしょう。
李さんは世界中にたくさんの生徒を抱えていて東奔西走の日々で、その日もアメリカの生徒が急遽レッスンにやってきたとかで予定より遅いランチになりました。
アラウの弟子であったという李さんに、果たして三十年まえにかれがバンクーバーで演奏したろうかと尋ねたところ、李さんはその頃からバンクーバーに住み始めているのでよく覚えているが、当時アラウは七十歳、何度かバンクーバーで演奏したと言います。
野山さんは深みのある豊かな音をだすアラウが一番好きだそうで、ビデオをもっていると言いました。
何を演奏したのか覚えていますかと聞かれましたが、全く思い出せません。
今、ふと、バンクーバー交響楽団の事務所に行って調べれば分かるかなと思ったのですが、分かったところで何になるのでしょうね。(2月26日記)
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絵画・音楽・時間
野山真希さんのことを書きましたが、同じくピアニストで高木裕美さんというヒトがいます。
数年前の冬、オンタリオ州キッチナー市で高木さんの演奏を聴いたとき、会場の雰囲気と演奏があいまって、なんともいえない良さが生まれ、この時間が消えていくのは惜しいなあと思いました。
ニンゲンは時間を過去・現在・未来と区切りますが、そういう時間で考えると、音楽の演奏はいつも現在から過去へと消え去っていきます。
同じ芸術でも絵画や彫刻は消えない。
録音、録画ができるようになってから音楽も繰り返し楽しめるようになりましたが、聴くということはその都度、音が刻々と変化していくのを体験していることなので、現在から過去へと消えていく時間のなかに身をおいているという感覚が生じます。
それにくらべて、絵画は、一時間見続けても絵画自体が変化するのではないので、時間がとまっている感覚があります。
現在から過去へ消えていく演奏を続けていく音楽家たちの時間感覚や考察は普通のヒトにくらべて違うかもしれません。
もっとも過去、現在、未来と区切るのは時間を認識するひとつの方法であって、べつなふうに認識することもできるとPは考えます。
この話は長くなるので別な機会に譲ることにして、明日はロスアンゼルスの話に戻りましょう。
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ピアニスト・野山真希さん
野山真希さんというピアニストがバンクーバーで勉強・活動をしているのを、先日、たまたまPの誕生日の日に知りました。
演奏とご自身による解説に感心したので、野山さんのHPをみたところ、時間についての感覚とバンクーバーの印象が書いてあります。
Pが初めてバンクーバーに来た頃にようやくこの世に現われる準備をしていたヒトが、いま、時間を考察し、バンクーバーの良さを味わっているのを知り(しかも誕生日に)嬉しくなりました。
Pとは違う時代のバンクーバー、時間を、そして当然ながら違う眼でみている。
野山さんがこれから何を書いていくのかおおいに楽しみです。
「野山真希」でサーチすればHPは見つかります。
Maki`s VoiceのApril,2002 に時間のことが、そしてFebruary21, 2002にバンクーバーのことが書かれています。
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