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過去⇔現在を行ったり来たり・ときどき未来へも@バンクーバー 

スコーミッシュ
日本から来ている友人がゴルフをしたいといいます。私のクラブは四時近くまで満員。四時間でまわるとして八時はもう暗いのでだめ。

朝がたスコーミッシュにできたばかりのゴルフ場に問い合わせると十一時十二分があいているというのででかけました。いつもなら車で四十分のところが、本日は快晴、行楽の車がつらなっていて一時間、ぎりぎり間に合いました。

スコーミッシュは山に抱かれた景色のよい町。2010年の冬季オリンピックが開かれるウイスラーまで小一時間とあって建設ラッシュです。ゴルフ場もそれにのっかったようです。

ラウンドした感想は、うーん、これはいけないゴルフ場です。芝生のコンディションは良いのですが、高低差が激しく、狭い、短い。ゴルフ場の入り口付近にたくさんの建売り住宅が建っていますが、投資のつもりなら買わないほうが賢明ではないでしょうかね。
http://www.garibaldigolf.com/
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可から良へ
北岸ガーデンツアーでみた庭を秀、優、良、可、不可の五段階に格付けし、我が家の庭もせめて良にしようと決心して一ヶ月。経過報告です。

裏庭のまだら芝は大分よくなりました。栗のいがを思わせるローラーを買い、これで土のかたくなったところをごろごろやると土がほぐれてきます。書くと簡単ですが、炎天つづきだったので耕やす時間は限られており、ローラーで土を柔らかくするのは根気がいります。何千年もまえから荒地を開墾してきたニンゲンたちの苦労を味わいました。

土をほぐしたあとには砂と腐葉土が半々になったのを入れたり、腐葉土だけをいれたり。五十リットルいりの土を十五袋ほどいれました。重いので一度に買うのは三袋。三箇所の店から買いました。近くの園芸店から買った土が一番高かったのですが、土のなかに石ころや破れたビニールがたくさん混じっていることにあとで気が付きこれを取り除くというおまけ作業が加わりました。高いもの必ずしも良からずです。

土を入れたら芝の種まき。これも三種類使いましたが、どの種か分かりませんが雑草の種が混じっているのがあったようです。

芝刈りをしないで一ヶ月たったところで芝を刈って貰ったのですが、はげているところもすくなく見た目には青々としています。良まで後一歩。

芝といっしょに、庭のはしに植えた沈丁花を刈られたのが痛かった。三本うえたうちで成長が一番おそくようやく二十センチほどの高さになったところでしがが、芝が長く伸びていたので雑草に間違えらたのかもしれません。どうしてくれるんだ、というほど強い調子ではありませんが、芝刈りをまかせている会社の電話にメッセージを残したのですが返事なし。うむー、どうしてくれよう。

http://homepage1.nifty.com/Sugimura/sub4SPjintyou.htm

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良をめざして
我が家の庭をコンテストにだしたら秀優良可のどれになるかというと可です。花の種類は多いのですが、コンディションがいまひとつ。テッセンの花も散ってしまいました。芝生は茶と緑のまだら模様。

良をとるには芝生を緑にし、花のコンディションをよくする。具体的方法は芝生の土で固いところをすいて(鋤いて)柔らかい土をいれ種を蒔く。花はこまめに花がらをとってやる、肥料、水に気を付ける、植えた場所があっているかどうかに注意する。針葉樹の下に植えたガーべラは花も葉も傷だらけになりましたが、花壇に移すとひとつき後にしっとりした色に変わりました。

ということでこのところ施肥や土の入れ替えに時間をとられています。ひと袋の五十リットルの土が入っているのを都合十五袋ほど買いました。土が五十リットルというとかなりの重さになり車にのせるだけでも案外な労働になります。ですから一度には買うのはせいぜい三袋です。

夏日のもと庭で土の袋をはこびながら作業をすると体力が消耗していくのが分かります。良を達成するには体力が九割でしょうか。
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土地をどうするか・5/われはロボット
今夜はI,Robot(われはロボット)という映画を見ました。サイエンス・フィクションのファンなら知っているアイザック・アシモフの「ロボット工学三原則」を主題にした物語です。アシモフの作品「鋼鉄都市」「はだかの太陽」などにでてくる刑事ベイリ役を黒人俳優、ウイル・スミスが演じています。
ここ数年いろいろな映画が使うので少々飽きがでてきたCGですが、この映画をみるときは AI、Star Wars、Batman、Spidermanの影響がどこにあるかを探しながら見れば退屈しません。
シカゴが面しているミシガン湖が2035年には砂漠になっているという設定は The Day After Tomorrow と同じく、自然環境保護に逆らうブッシュ一味への批判がこめられている、のかな。ニンゲンは自殺行為に走っているとコンピューターが宣言するくだりがありますが、日本で猛暑を経験している人たちには説得力があることでしょう。高層ビルを増やし、土をコンクリートで覆い、冷房で熱を放射しつづければやがて東京湾は沸騰する。冷房は使わないようにしましょう、と言ったってもう無理ですよね。来年はもっとひどいことになりますね、と脅かせばゾーっとして少しは涼しくなりましたか?
パソコンと同じように年々グレードアップされ古い機種は捨てられるロボットに感情があったら、という映画ですが、ロボットをニンゲンに置き換えて、ニンゲンの孤独を見るひともいるでしょう。
ニンゲンを友とみる生命体はなく、相手をしてくれるのはロボットだけ。未来の話ではないかもですね。この日記を読んでいる人もいるでしょう、ソニー社のアイボとの会話が生きがいだというひと。
砂漠になったミシガン湖に廃棄された無数のロボットをみる世界より、カナダ鴨の保護区になっている水辺をながめて過ごすほうが良いと思う人いませんか。おお、そこのあなた、そう思いますか。良い土地があるんですが、、


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土地をどうするか・4
澤木さんがきたら決まると思っていたのに結局は決まらず。三十年以上不動産税を払い続けて、自然を維持している、といえば格好いいけど、、、
あそこにどういう家を建てようかを十年前にかなり真剣に考えたことがあります。Home Plannersという会社がだしている設計図集を三冊買いました。バケーションホーム編に258の設計図、丘の家編に312、一階建て編に470。千以上の設計図、外観図を眺めているとだんだんイメージがはっきりしてきます。
道路から水辺に向かってなだらかな斜面になっている土地だから道路側からみると平屋だが水辺から見ると二階建ての構造、道路を通るひとも水辺をみることができるよう玄関からリビングまでガラスを多用、浴槽から鴨をみるための大きな窓、冬の夜を彩るおおきな暖炉、床から天井まである本棚、、


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土地をどうするか・3
三十年前に澤木氏とそれぞれ千坪ずつ買った土地をどうするか。当時は値上がりしたら片方を売ってその代金で残りの土地に家を建てようという話をしていました。
不動産バブルで買値の六倍まであがった時に話を実行しようかというところまでいったのですが、澤木夫人もくみちゃんも反対。バンクーバーから車で数時間かかる場所なので住むのはいやだという、しごくあたりまえの理由。
澤木さんがもう売ろうかと言ってきたのが二年前。私も賛成。値段は買値の六倍から三倍に落ちていますが、また六倍にもどっても買値が一万ドル弱ですから
たかが知れています。
先週の土曜日、わがやにやってきた澤木さんに売りましょうというと、もういちど土地を見てからにしたいといいます。
私が最後に見たのは五年程前のこと。土地の目の前にあったなだらかな谷は三十年前、不動産会社が言ったとおり水がはられていてカナダ鴨の保護区になっていました。水辺の向こう側の丘陵も自然保護区で人工物はいっさいなし。
あそこに家を建てたら、何万坪の借景があるから実に素晴らしい家になります。そういうと澤木さんは、自分のワイフがいままで持ってきたのだから持ち続けたらどうかと言っているといいます。澤木さん自身も迷っているようです。
八月の半ば頃、夏休みを利用して現地を見に行こうということになりましたが、見に行ってどうなるのでしょうか。素晴らしい景色に売るのが惜しくなりまた税金を払い続けることになるのでしょうか。
奨学金のはなしでオム氏をからかったところ、すぐ逆襲にあいました。あの土地はどうするのだ、まだ持っているのか。澤木さんも私も無言。ほんとにどうするのでしょうね。


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土地をどうするか・2
今夜はUBCのオム教授夫妻が澤木教授、ジャスティン・ブルメル(故ブルメル教授の子息)、そして我々夫妻を韓国レストランに招待してくれました。ブロードウェイ通り沿い、グランビル通りとオーク通りの間にあるソウルハウス。ジャスティン、二十八歳、オムたちとは知り合いですが私たちは初めて。
オム、澤木と一緒になるのは何年振りでしょうか。片方ずつとは会っているのですが、三人が揃う機会はなかなかありません。学生時代の話になり、いままで知らなかったことが分かりました。
オムが三星グループに帰らないで博士課程に残ったいきさつを訊いたところ、三星に博士課程にすすみたいと手紙を書いたが賛成してもらえなかった。それが1973年の終わり頃。そのころオムはカナダ政府から年間五千ドルの奨学金をもらえることになったので三星を退職して博士課程に進むことにした由。
その頃だろう、フォルクスワーゲンを売って、大きな車に替えたのはというと、そうだとの答え。大きな冷凍庫を買ったのもその頃だったな。あれからカナダ政府の財政が悪化しはじめた、奨学金はちゃんと返還したんだろうなとからかいました。
私は会社から年に約八千ドルの給与を貰っていましたが、オムの給与は三千ドルほどだったそうです。日本と韓国の国富の差がそんな時代だったのです。しかしカナダ政府の奨学金を加えると八千ドルで私とならんだわけです。
澤木さんはというと、二千ドル弱の奨学金で生活していたそうです。まあ、それが平均的な学生の収入で、夏休みなどで働いて学費をかせぐ学生が殆どでした。
やめることになったオムに対して三星グループはそれまでの学費の返還を求めることもなく、退職金も払ったそうです。大企業はそのくらいの雅量があって欲しいですね。将来オムが社会に貢献するなにがしかは三星にも巡り巡ってくるのですから。でも、オムよ、カナダ政府から貰ったままの奨学金はゲンナマで返すんだよ。なあんて、また追い討ちをかけたりして。


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土地をどうするか・1
三十年前買った土地をどうするか。 
南山大学の澤木教授がバンクーバーにきています。シカゴでの学会に出席する途中だそうですが、彼の恩師ブルメル元教授の墓参りもかねています。
ブルメル教授は数理分析派の先生。澤木さんは博士論文の指導を受けていたので学生の頃からブルメル氏一家と親しくしていました。私は一科目とっただけのその他大勢のひとり。
ブルメル先生は六十歳で早期退職をし(学校の先生は六十でも早期なのですね)人生をたのしみはじめたとたん病に冒され一年で他界。三年前のことでした。
ご夫人とお子さんふたりが住んでいる西35丁目の家に澤木さんは投宿中。学生時代から何度も食事に招かれた澤木さんにとっては懐かしい場所ですが、澤木さんをピックアップしにいった私は初めてみる家。


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丸ひとつ
書斎の押入れのなかに収めたバンカーファイル四十三箱を車寄せの奥に動かしました。
移動する際に中身をあらため、箱のうえに重要でないものには丸、それほど重要でないものに二重丸、重要なものに三重丸をつけました。三重丸がついたのはわずかに三箱。
人生の大半を占めているものは丸ひとつ、無くても困らないものですが、捨てればよいかというとそうでもない。そういうものが基礎になってほんの少々重要なものが生まれる、そういうことかもしれません。
書斎にあった本棚のうち三本を下の部屋へ動かし、ついでに机も動かしました。新たに作ってもらった壁ベッドにはテーブルが組み込まれているので机はいらないのです。これで書斎にあるのは小さな本棚が二本、壁ベッド、小型テレビ、電話。本棚に入ったのは辞典、事典、地図などの類、二百冊。小説などの入る余地はゼロ。
必要最小限のものが書斎におさまり、機能的になったといえますが、丸ひとつが少なくなったのはやはり寂しいものです。

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ブーム時の仕事
アメリカの金利が上がりましたが小幅であることもあって、不動産ブーム、建築ブームが一挙に沈静化するとは思えません。バンクーバーのコンドミニアム(日本でいうマンション)、一戸建ての新規建設も続いています。

ブーム時の建築物は手抜き工事になりやすいと言いますが、さてどうでしょうか。我が家の塗装、バルコニー、ガラスブロック、ドアをみるといずれも荒っぽい仕上がりです。塗装の一部が泡状になっていると書きましたがそのままになっています。バルコニーのてすり、よくみると釘の打ち方が雑で一ミリ以上とがった先がでているところがあります。ガラスブロックの壁もよくみたら一ミリほどのすきまが一箇所ありました。二組のドア。ドア自体はしっかりしていますが、ドアノブがすでにぐらぐらしています。バルコニーを造ったときに壁の一部を壊してまたそこを修復して塗装したのですが、その白ペイントが茶色の壁に飛び散っています。

これくらいなら自分で直せますが、新築の建物だと手におえない欠陥が隠されているかもしれません。1986年ころのブームのときに建てられたコンドミニアムは欠陥がおおくて社会問題になりましたが、今度もいずれ問題がでてくることでしょう。バンクーバーで家やコンドを買うなら、ここ三年間に建てられたものは避けるのが正解です。

ついでに書いておくと、掃除が雑で庭には釘やらガラスの破片やらが残っているし、鉢植え、花壇の花や木もペイントをかぶったり踏みつけられたりしてかなり死んでいます。不景気も困りますが、ブームというのも良いことばかりではないのです。
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バルコニーを作ろう・アフガニスタン
バルコニー工事に関わったのは監督と塗装担当の二人がアフガニスタン出身、大工がギリシャ出身、外壁のスタッコ担当がパキスタン出身。最初の三人がおなじ会社の仲間で外壁は下請け。ドアは専門会社が作ったもの。三人にはバルコニーの支柱に名前をサインペンで書いてもらいました。

大工は若くて陽気でしたが、塗装職人は五十前後で英語があまりできず、カナダに移住してまもない感じ。つい最近まで虐げられていたのか、あるいは恐怖のもとに生きていたのか、そんな表情、態度がありました。仕事振りをみていると時間をかけてマジメにやっているのですが、心と体がバラバラになった感じがあり、気の毒でした。

いずれにせよバルコニーは完成し、七畳の部屋(そう、きちんと測ったところ七畳でした)にしては圧迫感というものがなくなりました。

できて初めてわかったのが、バルコニーの横から隣りの庭、そしてもうひとつ向こうの庭の一部が見えてしまうことです。自分の家がちいさくなったような感じでこれはまずい。おとなりさんも上から覗かれたら気分がわるいでしょう。応急処置としてすだれをつるしましたが、ちゃんとした目隠しを考えないといけません。
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引き戸・外壁塗装
五月十二日にバンクーバーは引き戸がすくないと書きましたが、本日たまたまバラード通りと三番通りの西にある低層の集合住宅のそばを通りかかったところ、バルコニーについている戸は引き戸でした。付近には同じような建物があり、そこも似たようなつくりになっていました。以前住んでいた大学の量もバルコニーやベランダにでるのは引き戸だった記憶があります。
集合住宅では引き戸がおおく、一軒家では開き戸が多い、ということなのかなあと考えたのですが、もうすこし観察してみます。
ところで、おそらく十五年ぶりに家の外側を塗装しました。塗装業者を二社よんで見積もってもらったのですが、両者とも値段は似たようなものでした。高い値段をだしたほうは、いままでの色は古臭いから明るい色に変えたほうがよいと奨めます。べつな業者は今までの色でやりたい。
いままでのは色は濃い茶と白です。いかにも五十年前の好みというかんじで、あたらしく建つ家でこういう色を使っているところは皆無だし、ご近所も明るい色の家が多い。
色を変えるとなると前の色を完璧に消さないと、塗り漏れとかむらなどの手抜きがすぐわかります。別な色をすすめた業者はそういう仕事はしないのだとわかります。そちらに頼むのが良いとは思ったのですが、結局は売り込みに熱心だったほうに頼み、五十年前の色が再現されました。まあ、昔からの風景を保つのもいいでしょう。


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迷わない・2
迷わないでなにかやったのはいつだったかと考えていったところ、夏休みまでさかのぼりました。
博士課程にいた澤木さんというヒトと一緒に北のほうへ旅行した時です。バンク-バーから数時間のところに108マイルハウスという新しい町ができていて、住宅地の分譲をしていました。一区画が数百坪から二千坪くらいの土地で、町の中にはゴルフ場、小型飛行機用の飛行場があります。
不動産会社に入って値段を聞くと1万ドル以下から買えます。頭金が数百ドルであとは分割払いでオーケー。澤木さんと私は千坪、九千ドルの土地を一区画ずつ買いました。将来値上がりしたらどちらかを売って家を建てようと約束しました。
ふたりとも毎月二百ドルくらいを払い続け、二十年くらいかかって完済しました。九千ドルの土地は六万ドル以上まで上がりましたが、その後不景気になり三万ドルまで下がりました。いまはいくらなのか知りません。
澤木さんは博士号をとったあと日本で大学の先生になりました。ことしの夏は澤木教授と一緒にその土地を見に行く予定でが、そこに家を建てようという気はなくなっているようです。


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戸の差
前回の日本滞在中にあらためて気がついたのが戸(ドア、窓)の差。日本の家屋、特に集合住宅では引き戸が多く開き戸が少ない。開き窓はみあたりません。それにくらべてバンクーバーの家は開き戸が多く、窓は九割くらいが開き窓の感じです。ちなみに我が家の引き戸は台所と食事室のあいだにあるだけ。
日本とカナダの戸の差がもうひとつあります。おととしの秋わがやに泊まった友人夫妻が感心したのが玄関や台所などのドアについている防犯錠。落し錠の一種で表からドアを押してもがっちり抵抗する仕掛けになっています。ひとつ三千円弱、簡単にとりつけられます。
友人夫妻にひとつ送ったところ返事がきました。彼等の家のドアは外に開くので役に立たないと。そういえば日本で住んでいた我が家の玄関、台所の開き戸は外にむかって開くようになっていました。いまの家には外へ通じるドアが五箇所ありますがすべて内側に開きます。
内側に開くとドアのそばにモノをおけないからだとくみちゃんは自信たっぷりに言いましたが、そもそもドアはふたつの空間、たとえば心臓と血管をつなぐ弁のようなもの。ドアの近くにモノを置くのは血管をふさぐようなこと。危険きわまりない。よってくみちゃんの説はボツ。わが子たちよ、せまい玄関に履物や傘などを置いてはいけないのじゃ。



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バルコニーを作ろう
1955年設計の家をリノベーションするのは面白いものです。床、壁、ドア、浴室などの改造がおととしの夏に終わりちょっと休憩していたのですが、今年は裏庭に面した八畳ほどの部屋にバルコニーをつけようと考えています。
前庭に面した部屋は西日をあびて暑くなるので、夏のお客さんが泊まるにはこちらのほうが良いのです。壁面に収納できるベッドにして日中は広く使えるようにしますが、ソファがあると窮屈。そういうものをバルコニーに置こうという考えです。
バルコニーから裏庭につづく林を眺めている様を想像すると我が家で一番居心地の良い部屋になるような気がします。問題はその部屋にある五個の本棚をどこに移すかかです。本を箱に入れて永眠させることになるのか。


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治山治水・ひとまづ終わり

今日も良い天気。林の中は小さな羽虫がきらめくように飛んでいます。地球で一番おおい生物は虫だそうですが、こうやって林のなかを自由に飛んでいる姿をみているとニンゲンよりめぐまれているなと感じます。まあ虫にも苦労はあるのでしょうが。

よどみをなくす作業を三回に分けてやりました。水の流れを邪魔している木や石ころを除いた当座はうまくいったように見えますが、一時間位して見に行くと新たによどんだところが見つかります。

林の中には長い板が十数枚散乱しています。子供の遊びに使ったのでしょう、木に板を打ち付けた跡も残っています。ニンゲンが手を加えてできた板は木でありながら、自然のなかでは異物です。自然が描きだす線がさまざまなのに、板だけはひとり直線でできていて美しくない。

板を一箇所に集め、木の枝で蔽いました。いずれ土になるでしょう。板が見えなくなったことと、あちこちから枯れた枝を集めたことから林が明るい感じになりました。

多くはありませんがアイスクリーム用の缶のふた、ビニール袋、紐の類がみつかったので、これをかたづけると、また良い気分。よどみが消えた水のまわりはすがすがしい。数メートルくだって水がなくなる湿地にはいつか菖蒲かなにかを植えるかもしれません。林での作業はまだまだ続きますが、日記に書くのはひとまづ終わり。


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治山治水・さらにさらにつづき

林の先の散歩道のそのまた先にモスキート・クリーク(蚊・小川)という川があります。モスキートは小さなもののたとえで使いますが、雨の後などゴーゴーと音をたてる本格的な川なので小さい川というイメージではありません。蚊が発生するのかというと、これまた違うようです。川はかなり急流なので蚊には適しません。実際夏になっても蚊に悩まされることはありません。

しかし、今年は裏庭にでると蚊がいるのが分かります。いったいどこからきたのか。西ナイルウイルスとかいう代物が蚊によって運ばれるというので気になります。

林の傾斜地の底までおりていくと小さな川がありました。幅は広いところで数十センチ、狭いところは数センチ。川の始まりが見えませんが、流れをたどると数メートルで川はなくなっています。川というよりは雨でできた水溜りというほうが良いかも知れません。

何箇所か枯れ木や枯葉がたまってダムのようなところがあります。ちょろちょろと流れてはいますが、よどみもできている。ここなら蚊が育つかもしれません。今日、明日とダムをこわすつもりです。蚊からみたら私はブッシュだ。


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治山治水・さらにつづき

一夜あけると樹皮から出ている芽のことが気になりました。たとい樹皮を破って根がでても、落ち葉でできた不安定な場所では土に届かないうちにダメになるかもしれない。

雨にぬれて生気を増したように見える樹皮を傾斜地ではありますが、しっかりとした土の上に移しました。ここに根付いてくれれば土留めの支えにもなります。
この思惑うまくいくかどうか。樹皮の声が聞えた、自然の摂理が場所を選んだのだと思いたいのですが、あまいかな。この二年間いろいろ失敗しているからねえ。


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治山治水・つづき

大学時代からの友人・田辺君は和歌山で弁護士をしています。彼から月に一度か二度、分厚い封筒が届きます。政治、経済、健康、人生観などに関する雑誌、新聞のコピーです。「125歳までわたしは生きる」とか「98歳、元気の秘密」とかいう本がはいっていたりもします。

田辺君とは同じ時期に大阪にいたことがあり、ふたりが中心になって異業種のひとたちに呼びかけ、勉強会を開いていました。留学の前、ゆうきんママが生まれた頃です。わたしが居なくなったあとも勉強会は続きました。そのご田辺君は和歌山に移りますが、そこでも勉強会をはじめたらしく、メンバーに配る資料を私にも送ってくれるのです。

今日は冷たい雨が降っていたので暖炉の前で読むことにしました。薪がパチパチ音を立てて燃える前でこういう風に過ごす時間は良いものです。

火にくべようと手にとった厚さ一センチ、週刊誌大の樹皮をみると薄緑の芽が四つでています。直径三ミリ、長さ五、六ミリ。枯れているようにみえる樹皮から新しい生命が育とうとしている様にビックリしました。一週間まえ外から暖炉の横に移したときには無かったものですが、焼かれては大変と思って出てきたのでしょうか。林の中に造った平地に樹皮を置くことにしました。樹皮を破って根が土に届き、三十年後には立派な木になっているかもしれません。

田辺君はすくなくとも百歳まで生きるつもりですから、三十年後も勉強会は続いているのでしょう。


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治山治水

ちさんちすい。植林して山を整えたり、洪水にならないよう川などを工事することです。

わがやの裏庭の先は幅五十メートルほどの林で、高い木々や、これまたかなりのサイズのシダ類が茂っていて原始時代のような風景です。林の先には川があります。庭から林にはいるとすぐ傾斜地になっています。地すべりがあったのか庭と林の間の低い石垣の一部に亀裂があります。

この傾斜地を少しでも平らにできないものかと、二年まえから土留めをいくつか造り、そこに枯葉や土を運んでいます。土留めといっても竹の支柱を何本か土に指しこみ、その支柱に幅二十センチ、長さ1〜2メートルの板を並べるという簡単なものです。庭木の落ち葉や林から降ってくる落ち葉は相当な量があって、少しずつ平らな地面が増えています。埋めた土のなかに球根が混じっていたらしく落ち葉の中からムスカリの青い花が覗いてます。

そんなささやかな作業をしていると治山治水という言葉が浮んできて、はるか昔のひとたちに思いが及んだりします。



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屋根のこけ

我が家の裏庭に面した屋根にはこけがびっしりと生えています。15年間ひとに貸していた家なので多分その期間にできたのでしょう。

見た目はきれいだし、苔むす屋根というのも味わいがあるかとそのままにしていたのですが、今年になってから近所の家とくらべてむさくるしいなあと思い、こけを落とすことにしました。はしごのうえから熊手でかきおとします。

こけをみると二種類あります。きれいな薄緑でふわっとしたのと、やや硬めでうつくしくないこけ。ふわっとしたのは屋根にかぶさっているだけという感じですぐに取れますが、茶色のはあんがいしっかりと根付いています。

こけ庭をつくるつもりで土に置いてやると、二種類のこけがキルトのような模様をつくり面白い。土のほうが屋根より居心地がいいだろうと思うのですが、さて根付いてくれるかな。


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金鋸(かねのこぎり)

我が家のファミリールームの外壁に直径3〜4センチ、長さ2メートルほどの鉄パイプがついています。パイプは地中のなにかにつながっているようです。クリスマス電飾をつけるとはっきりみえるので良い景観ではないなと気になっていました。

ことしは外壁の塗り替えをするつもりなのでペインターにきてもらいました。ペインターから頼まれたのは北壁を覆っている蔦をトリムすることと、パイプを取り除くことのふたつ。パイプは今は使われていないオイルタンクのものだろうとのご託宣。

金属をきるノコギリを買ってきましたがまったく歯が立たない。別なノコギリを買ってきたところ、どうやら切れそうです。地上から三十センチくらいのところを毎日三十分くらいかけて切り続け、五日目に切り終わりました。どういう金属なのか分かりませんが、きりくちは銀色でさびはまったくありません。かなりの重さです。

窮屈な姿勢で金属パイプをきっているときは、監獄の鉄格子を切ろうとしている囚人のことを思っていました。金鋸があれば脱走は簡単。



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雪解けの謎2

朝おきると前庭の雪が全部消えています。ひとかけらも残っていません。両隣の庭には少し残っています。昨日の状況から考えると嘘のようです。

嘘のようではありますが、この世の諸現象の多くは波うつように変化しているので、これが当たり前のことかもしれません。


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雪解けの謎

このまえ零下十度以下だったのが、今日は十度。数日で二十度も変化するのはトロントではよくあることですが、ここでは珍しい。裏庭の雪は殆ど溶けました。ところが南西に面している前庭はまだ真っ白。お向かいさんの庭はほとんど緑。左隣もまだら模様。右隣はまだだいぶ残っていますが我が家よりは少ない。我が家の前庭は際立っています。

高度が原因かなと思い、近所を回ってみましたが、坂道を登って行っても我が家ほど白いところはありません。ほかの原因を推理してみましたが、どれも納得いきません。納得いく説明が見つかっても、それが何かの役にたつということもないのでしょうが、気になるので写真を撮りました。私のところよりかなり上のほうに住んでいる友人に電話をしたところ、優雅ですね、と皮肉られました。そういう本人だって雪が降ったのを理由に二日ほど仕事を休んでいます。

雪の上に足跡が三種類くっきり残っています。大きさからみて二軒先のマックス(ラブラドール犬)に違いないのが玄関まで来ています。道路で遊んでるのは見ますが、こんな所まで入り込んでいるとは驚き。

大人の足跡が妙な軌跡でついています。ローカル新聞を配達する若者が右となりの庭とのあいだにある低い木を跳び越して入ってくるのは知っていますが、それとは違った動線です。誰なのか、何故なのか想像がつきません。郵便配達ではありません。彼は庭を横切ったりせず、きちんと車寄せを歩いてきます。

世の中は謎だらけ、というほど大層なことではありませんが、少々の推理力では分からないことが身近にいくらでもあるものだと、まあ「優雅な」ひとときではあります。


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再びIKEAへ

コーヒーテーブルはテレビの置いてある部屋にうまくおさまりました。この部屋はふたつのテーブルランプで明かりを取っていて、多少暗く、やはりフロアランプがほしくなり、朝IKEAに行き買ってきました。

ランプを組み立てているとき、テレビ・ジャパンで柿右衛門の番組をやっていて、白い余白が多い、というコメントが聞えてきたので、なるほどと思い、部屋のコーナーの一角にかかっていたメモ、小さな棚、温度計、記念品を外しました。フロアランプの周辺にあった雑誌いれなども片付けると以前よりすっきりした空間になりました。

夕方、ピアニストの中務麗子さん、温泉事業をてがけているマイク佐藤、初子夫人がやってきて一緒に鍋をつつきました。やはり、大人数より、このくらいの人数が話も浮つかない集まりになります。


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雪の中IKEAで買い物

夕方から雪が降り始めました。IKEAでコーヒーテーブルを買う予定をのばそうかと思いましたが、暮れでもあり出かけました。

ラジオからあちこちで小さな事故がおきている、スピードを落として走れ、シーモア山はチェインを巻くか、スノータイヤでないと登れない、などと流れてきます。車の数が多いし、視界がわるいので九十キロで走ると緊張します。

三十キロほど東にあるIKEAのあたりにくるとますます激しい雪。こんな日は客がすくないだろうと思ったのですが、まあ、ずいぶん混んでいました。IKEAは家具をうまく展示していて、観ている内に購買意欲がどんどん出てきます。紙を使った日本調のフロアスタンドも欲しくなりましたが、とりあえずはコーヒーテーブルを買って帰りました。我が家の近くまでくると雪の勢いは落ちていましたが、ラジオではでかけたときと同じようなことを繰り返していました。


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寮の個室
Pの個室はどうなっているかについてです。
横三メートルx縦四メートルの長方形を思い浮かべてください。上辺左から一メートル弱がドアでロビーのほうに開きます。ドアの右端、すなわち上辺の左一メートルのところから右辺の中央あたりに斜めの線をひくと五角形のできあがり。
斜めの線を下辺にした高さ一メートル弱の台形をつくる。イメージ湧きますか?その台形のところが棚になっています。斜線の端から下辺にかけての縦の線は窓。下辺は壁でここにベッドがあります。左辺の壁には机と洋服箪笥。洋服箪笥は台形の棚と向かい合っています。
ベッドと机の間に椅子を置くと隙間はありません。Pは椅子をリビングルームに寄付してベッドに腰掛けて勉強しました。下辺、左辺の壁にも小さな棚がついています。
九階なので西向きの窓からは木々や図書館の向こうに海がみえ、夕焼け時の空と海は絶景で飽きることがなかった。日本の大学の寮に比べて断然居心地の良い空間でした。
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空間美の拡散
オフィスや家の中が整理整頓されたすっきりした空間、装飾が施された美的空間ができると、それらが集まって美しい住宅街、すっきりしたオフィス街が現われます。
アトウッド家は建坪五十坪ほど。
家の中は見事に整頓されていてすべてのモノがあるべき場所にきちんと収まっています。台所はいつも片付いていてここで料理をしたことがあるのか、何十年も前に買ったという食卓はピカピカに光っていてここで食べたことがあるのか、置物や写真が置いてあるピアノは弾いたことがあるのか、窓はさっき新しいガラスをいれたばかりではないのかと云う風です。
家の外のていれもよく、まわりの住宅とともに美しい町並を作っている。
おおざっぱな感じですが、そういう家は五百軒くらいの集合になっていきます。
綺麗な家があると隣の家もおなじように綺麗になり、それが増殖するという感じです。
逆に手入れの悪い家が増殖した地域もあります。
空間美、空間醜ともに幾何級数的に拡散する力をもっているが、少なくともここ三十年のバンクーバーは前者の力が勝っていたのが分かります。
今日は日記を書いているこの部屋の整頓をします。
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空間美のスタート
美しいキャンパスのことを書きました。
キャンパスだけでなくゴルフ場や町など、ニンゲンが作り出す様々な空間が美しくあるには何が必要なのでしょうか。
てはじめにキャンパスや町よりサイズが小さい、オフィスで考えてみます。
Pが長年働いた日本のオフィスは雑然とした空間で、その中でみんな折り重なるようにして働いていました。
仕事に必要な資料は地下倉庫、キャビネ、個人の机に散らばっていて、資料探しにかける時間たるや気が遠くなるほどで、能率が悪い分仕事の完成度は低く、当然ながら会社は大苦戦を続けています。
Pがその会社のカナダ支社長になったとき、まっさきにしたことはオフィスの机や倉庫に脈絡なく積み上げてある資料、備品をかたづけることでした。
整理整頓プロジェクトチームというのをつくり、お取引先のなかでとりわけ整頓の良い会社に頼んで、コツを教えてもらいました。
ニヶ月たつとすっきりしたオフィスになり、仕事はやりやすくなり、赴任したときは慢性赤字だったのが三年後に未曾有の配当をすることに成功しました。
整理整頓をしてすっきりした空間が生まれると、そこに汚いものを置いたり、貼ったりするということがなくなります。
会社はカレンダーやポスターを配ってくれるのですが、それを鋲やセロテープで脈絡なく壁に貼っているオフィスは美しくありません。
Pの家から一番近い銀行はカナダトラストですが、ここではポスターの類がすべて額に入って飾ってあります。
豪華とはいえませんが美的空間になっている。
オフィス美は一般家庭、キャンパス、町の美にも共通しています。
自然に咲いている花はどれをとってもそのままで美しいのですが、ニンゲンが作るシステムは常に整理していないと混乱して醜くなります。
混乱を糺し、単純で簡潔なシステムを取り戻さないといけないのです。
空間美は整理整頓からスタートします。
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