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過去⇔現在を行ったり来たり・ときどき未来へも@バンクーバー 

ジプシー・バイオリニスト ロビー・ラカトシュ

ふたつのギター


ハンガリー舞曲第五番



ふたつのギター
 

270
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Masayo 10月27日(木) 原宿
REGALOのレコーディングメンバーによるスペシャルLIVE開催
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たまには明るいラテンでも・・・・
リンク先のラテン歌手Masayoが西日本ツアー中だそうです。お近くの方にお薦めします。ひとりで行くも良し、知人と行くも良しです。一人三〜四千円。

おのまは気分が下降気味になると彼女のCDを聴いています。

Masayoの唄いっぷりです:
http://www.youtube.com/watch?v=CnKX07D-Lns

ブログにツアーの様子を書いています:
http://blog.goo.ne.jp/cantante_001

4月20日(水)
徳山KEYSTONE(山口県周南市飯島町2-32)
http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0834312322/index.html
tel:0834-31-2322
MasayoVo 森村献Pf 伊藤寛康Bass 藤井摂Drums
charge:お手数ですが会場にお問い合わせお願いします。

4月21日(木)
高槻南風楽天(大阪府高槻市高槻町1-23)
tel:072-685-6395
18:00Open 19:00Start ¥3000
MasayoVo 森村献」Pf 伊藤寛康Bass 都筑章浩Perc

4月22日(金)

後援:キューバ大使館
http://bunpla.jp/event/detail/325/

ひこね文化プラザ・エコーホール(滋賀県彦根市野瀬町187-4)
tel:0749-26-8601W.M.Pクラブ(原)
18:30Open 19:00Start ¥3500
MasayoVo 森村献Pf 伊藤寛康Bass 藤井摂Drums 都筑章浩Conga ミザリートTim ルイスバジェTp ペドロバジェSax/Fl

4月23日(土)
豊岡ワタキ自動車ショールーム(兵庫県豊岡市寿町11-5)
tel:0796-22-4155
18:00Open 19:00Start ¥3000
MasayoVo 森村献Pf 伊藤寛康Bass 都筑章浩Perc

4月24日(日)
京都RAG(京都市中京区木屋町通三条上ル)
tel:075-241-0446
18:00Open 19:00Start ¥3500前売 ¥4000当日
MasayoVo 森村献Pf 伊藤寛康Bass 都筑章浩Perc

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さくら 森山直太郎 + 合唱
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メモ・東日本大震災後の音楽会風景 1

東日本大震災からそろそろひとつきになりますがこの間おのまはたくさんの音楽会に行きました。こんなにひんぱんに聴いたのは人生で初めてかもしれません。

その都度感じ入ることがあったのですが、いまは毎日のように衝撃的な報道があって頭の中がオーバーヒート気味です。天才おのま(笑)にしても頭脳の容量には限りがあるので記憶から削除しないといけないものがたくさんあります。

きわめて個人的なもの、その場限りのものである音楽会での感動、感興はとうぜん削除対象です。でも震災後の音楽会についてはあとで思い出せるようにしておくのが良いと考えメモをつくることにします。 




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日本の人に捧げる Concierto de Aranjuez  II Adagio
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カナダ人になろうかな

二月十二日(土)。サラ・デービス・ビュックナー(ピアニスト)の演奏会に行きました。ビュックナーは云いにくいのでサラと呼びます。

サラはジーナ・バッカウアー・コンクールで優勝したり、チャイコフスキー・コンクールで三位になったりした技量の持ち主で、今はBC大学の先生をしながら世界中で演奏会を開いていますが、今回はVSO(バンクーバー交響楽団)との共演です。 

サラとVSOの共演は二年前にもあり、そのときはラッシュチケットを買って聴きました。ラッシュチケットとは会場で演奏直前に買える格安チケットです。

過去の経験からいってサラ・チャン、竹澤恭子、ランランという超有名な演奏家でもラッシュチケットが手に入りましたから、今回のサラも楽勝だろうと思っていました。

ところが、夕方五時ごろ長井せりさんに電話をしたところ、なんと今夜のチケットはほとんど売れているからラッシュを買うのなら早めに行ったほうがいいといわれました。

あわててVSOのサイトをみると、席の99%以上が埋まっていました。これではたぶんラッシュは買えません。残っている席の一枚をネットで予約しました。64ドル。ラッシュなら15ドルとか18ドルですから散財です。

開演は八時。七時半にオーフィウム劇場に着くとなんとチケットを受け取る人が中にはいりきれず通りにはみ出していました。列の長さは五十メートル。VSOを1972年から聴いてきましたが、こんな経験は初めてです。

ようやくチケットをもらったのは八時十五分。チケット引渡しの窓口ではVSOの社長・ジェフ・アレキサンダーも手伝っていました。

開演を三十分ほど遅らせてくれたのでほとんどの人が間に合いました。指揮者・ブラムウェル・トビーが登場すると大きな拍手。

トビーはお辞儀をして演説を始めました。今日はバンクーバーオリンピック開会式の一周年記念日である、そして今日のチケットは完売した。ふたたび大きな拍手が起きました。

トビーが指揮台にのりタクトを一閃するとカナダの国歌演奏が始まり観客はいっせいに立ち上がりました。トビーは観客に向きなおってタクトを振り、観客は国歌を歌いました。オーカナダ。

カナダの国歌を聴きながら、おのまは自分も日本国籍を返上してカナダ人になろうかなと思いました。

一夜あけて、今は二月十三日、日本国籍を返上したらどんなことになるのだろうかと考え続けています。

オーカナダ

http://www.youtube.com/watch?v=Uwn_0nonIa0

2010オリンピック開会

http://www.youtube.com/watch?v=Oc1_vfBfLxI&feature=related

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竹澤恭子(v)江口玲(p)演奏会 (フランクのソナタ他)
ピアニスト江口玲とバイオリニスト竹澤恭子の演奏会があります

http://www.akiraeguchi.com/index-j.html
http://www.kyokotakezawa.com/profile_jpn.htm

2月11日 愛知 常滑市民文化会館
2月12日 東京 第一生命ホール
2月13日 神奈川 葉山福祉文化会館
2月14日 東京 町田市民会館

演目のひとつがフランクのソナタです

竹澤恭子と小川典子によるフランク

おいそがしい方は第四楽章だけでもお聴きあれ

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資料・長井明 バイオリニスト

「木霊の宿る町」に三十回ほど登場しているバイオリニスト・長井明さんのインタビュー記事が当地の新聞に載ったので転載します

世界中で名誉コンマスの称号をもらった日本人はひとりだけというのは知りませんでした。バンクーバーにはすごい日本人がいるのですねえ

世界でただひとりの日本人名誉コンマスが推奨する交響楽団、思い出の演奏が興味深いです。おのまが絶賛したコンセルトヘボーは入っておらず、あっと驚くクリーブランドが入っています 


http://www.v-shinpo.com/stay/10special.html

 

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シロートおのまの粗暴な疑問@VSO(バンクーバーシンフォニーオーケストラ)

soboku 素朴 と入力したつもりが指がすべって sobou 粗暴となった

大した疑問ではない。素朴な疑問より粗暴な疑問のほうがあっているかもしれない


昨夜 UBCのキャンパスの一角にあるチャンセンターでVSOの演奏を聴いたときに生じた疑問である



約六十名ほどの小さな編成だった

昨年までコンマスを勤めていた長井明さんがバイオリンの最後列に座っていた


疑問1

演目の最初はシューベルトの「未完成」交響曲

とても良い演奏だった。十数年前にトロントのロイトンプソンホールでコンセルトヘボーを聴いたときに感じたような気分になった

シロートおのまの粗暴な疑問:

.船礇鵐札鵐拭爾硫散舛里擦い世蹐Δ
∀蚕縮召半人数だからまとまりがよいのだろうか
VSOに昨年加わったコンマスがいいのだろうか
ず埜緡鵑某惻茲辰芯弘飜世気鵑にらみをきかしているからバイオリン全体がひきしまったのだろうか

音楽に限らずいかなるチームも何かがきっかけになって素晴らしい仕事をすることがある


疑問2

演目の二番目はモーツアルトのピアノ協奏曲三番
グラミー賞に八回ノミネートされたことのあるピアニストが淡々と弾いた

…阿ながら、はて モーツアルトは何をおもってこんな曲をつくったのだろうかと疑問に思った

モーツアルトの曲を聴くと胎教に良いとか癌が直るとかいう説があるが、それはモーツアルトの明るい曲であろう。このピアノ曲はそんなものから程遠いのではなかろうか

そういえばモーツアルトのドンジョバンニも暗い。値のはるCDセットを買ったのだが一度聴いただけである

▲癲璽張▲襯箸虜酩覆般症佞韻蕕譴討い討蘯造亙命佑虜酩覆任△襪箸いΔ海箸呂覆い世蹐Δ

いやいや、人間だれしも明るい面と暗い面があるからおかしくないか


シロートおのまが好きなモーツアルトの例:

もうとぶまいぞこの蝶々
フィガロの結婚
http://www.youtube.com/watch?v=-TNakOAoYxU

パパゲノパパゲナ
魔笛
http://www.youtube.com/watch?v=OL7YF0Djruk


チャンセンター
http://www.chancentre.com/
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木村友梨香 6
昼食会に参加したところインタビューを終えた木村さんがおのまのテーブルに来てくれました。いろいろな話を聞いたのですが、そのひとつをご紹介してこのシリーズを終わります。

 

ピアニストは片手で8ないし9音の範囲をカバーするそうです。ドレミファソラシドで8音です。木村さんはなんと11音もカバーできるのだそうです。道理で楽に弾いているように見えたのかと納得しました。



余裕の笑みです。



クリックすれば十一音

↓ 
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木村友梨香 5

去りがたいひとたちと一緒に集合写真を撮っていたところ、遊歩道を歩いていた女性ふたりが写真に加わりました。写真右はしのふたりです。



一期一会の精神を感じました。

クリックおねがいします
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木村友梨香 4



演奏が終わり、いろいろな人が写真を撮るのでポーズしている木村さんです。

ピアノに向かってくださいと誰かにいわれてすわった木村さんに、おのまはなにか弾いて下さいと頼んだところ応じてくれて弾き始めました。すぐに集中するところがすごいです。















おのまのためのエクストラアンコールでした。ブイ。




クリックおねがいします
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木村友梨香 3
 演目の三番目、ショパンのエチュード「冬の風」が終わると聴衆は立ちあがりました。



この曲は静かにはじまりますが、突如として激しい演奏になります。ぼーっと聞いているとびっくりします。木枯らしというより嵐とか吹雪とかいう感じです。

演奏を聴きながら、ショパンは激しい風を描くことと祖国ポーランドを蹂躙する近隣諸国の暴力を重ねたのではないかという思いがこみ上げてきました。そしてこの曲を書いた若きショパンがこれまた若き木村さんに乗り移ったようにも見えて胸があつくなりました。

ショパン(1810−1849)がこの曲を作ったのは26歳のときだそうです。ショパンは39歳でこの世を去っていますが、じつに中身の濃い39年だと思います。

ユーチューブでみつけた冬の風をお聴きください。

http://www.youtube.com/watch?v=i3vS5mgC-tU


クリックすればショパン
クリックしない猪豚
↓ 
http://blog.with2.net/link.php?310164



冬の風を作ったころのショパン

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地上最強のデュオの動画
木村友梨香さんのことを書くためにユーチューブを検索していたら「地上最強のデュオ」の動画をみつけました。

地上最強のデュオ、ギルシャハム(v) と 江口玲(p) のシアトル演奏についてブログで書いたことがあります。





サパテアードが終わる。シャハムの出来がよほど良かったのだろう、聴衆とともに江口も拍手していた

シャハムは江口に向かって、みんな君のためにも拍手してるんだという風に江口を立たせた

聴衆はシャハムのピチカートを際立たせる江口の絶妙な弱音に感嘆していたから拍手はいちだんと大きくなった
http://onomar.jugem.jp/?day=20080127


その演奏を動画でお楽しみください:

http://www.youtube.com/watch?v=EzrjP6uq1oM




あのときのふたりをカードにしたものです。




こんな楽しい動画もありました。ギルシャハムのユーモア精神が伺えます。
http://www.youtube.com/watch?v=084e2CaErnE

本日10位 昨日8位 これまでのベスト2位

http://blog.with2.net/link.php?310164



豪華なおまけ:

江口玲の表情もよくわかるチゴイネルワイゼンです:

http://www.youtube.com/watch?v=lEvw9281hqM&feature=related


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木村友梨香 2

木村友梨香さんのリサイタルは、西バンクーバーのT宅、バンクーバーの美術ギャラリー、そして西バンクーバーのシルクパースと三回行われましたが、おのまは最後のリサイタルを聞きました。

一年ぶりに訪れたシルクパースは西側がすっかり取り払われていました。緑地に替わるそうです。建物も緑地も西バンク―バー市が所有しているそうです。


写真の右がどうなっていたかを主催者のアレキサンダー恵子さんに訊いたら覚えていないと言いました。

恵子さん、昨年パシフィックノーストリオがここで演奏したときに撮った写真をご覧下さい。
http://onomar.jugem.jp/?day=20090520

建物の南側にあった庭には遊歩道ができていて、客席から歩くひとが見えて気になりました。まえは遊歩道がなかったので演奏会のあとのレセプションも落ち着いた雰囲気のなかでできました。2008年、山田真琳さんの演奏会のあとのレセプションのひとこまです。




写真にうつっている塀と家はもうありません。緑地になったらそこでレセプションをするのかもしれません。テントでも張ったら良い雰囲気のレセプションができるでしょう。


木村友梨香さんの演目です:
 

PROGRAM

 

Nocturne in B Major, Op. 62-1    Chopin

Nocturne in E Major, Op. 62-2    Chopin

Etude in a minor Op. 25-11  “Winter Wind”  Chopin

“La Campanella”   Liszt

“Apres une lecture du Dante” Fantasia quasi Sonata    Liszt


ほんじつ六位
↓ 
http://blog.with2.net/link.php?310164


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木村友梨香
先日「まっすぐ」という題で写真を載せました。



このお嬢さんはバンクーバーで新聞記者のインタビューに応じている日本の高校生です。そして下のポスターの主です。



二年に一度ある福田靖子賞コンペで入賞した木村友梨香さん。

バンクーバーで演奏会を開いたのでその模様をなんどかに分けて書きます。

福田靖子賞とは高校生以下のピアニストのための賞で、第二回、第三回の入賞者、酒井有彩さん、山田真琳さんがバンクーバーで演奏をしています。

酒井有彩
http://onomar.jugem.jp/?day=20070628


山田真琳
http://onomar.jugem.jp/?day=20080626



ほんじつ六位
↓ 
http://blog.with2.net/link.php?310164


第4回福田靖子賞(2009年8月25-28日)
福田靖子賞(奨学金100万円) : 阪田知樹
優秀賞(奨学金30万円) : 中村芙悠子
奨励賞:
生熊茜 ハワイ・アロハ国際ピアノフェスティバル派遣(2010年7月)
木村友梨香 カナダ・バンクーバーでのコンサート出演(2010年6月)
久保山菜摘 ニューヨーク・レシェティツキ協会コンサート出演(2010年5月)

http://www.piano.or.jp/ 


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コメコメ@長井明

VSOの名誉コンマス長井明さんからのコメントに対するコメントです。 


いつも人気の高いおのまのブログにこんな話題を載せていただき、人気が落ちてしまわないかと心配しつつも、このように話題にして頂ける事に感動し、感謝で一杯です。長年名演奏家たちの演奏を聴いて来られ、研ぎ澄まされた耳を持つおのまは最近すっかりVSOコンサートには来られなくなっておりました。その彼が今シーズン初めて、私が最後にするVSOコンマスの公演に来てくださいました。心温まるコメント、厳しく叱咤激励するおのまのコメントに感謝。おのまのコメントを謙虚に受け入れ、日々の糧とし、残された人生にもう少し精進しようか、と望んでいます。ありがとう!
| akira nagai | 2010/05/11 3:45 PM |

http://onomar.jugem.jp/?day=20100510


はて、長井さんに厳しく叱咤激励などしたろうか・・・と心にもないことを言ってみる。

長井さんと知り合ったその日に、VSOの水準を上げて欲しいと言ったことがある。

何の曲だったか覚えていないが、十数年ぶりにオーフィウム劇場で聴いたVSOの音がこもっていると感じたのだ。それを初対面の長井さんにぶつけた。

あれはおのまの気のせいだったろうかと思うほど、VSOの音は良くなっていった。そして、ニ年前にグラミー賞をとった。やったあ。グラミー賞の蔭におのまあり。


残された人生にもう少し精進しようかでふたつのことが心に浮かんだ。

ひとつ:

おのまは、永遠に人生が続く人が皆無であるという当り前のことを忘れている。一日に一度は生死について考えているから忘れているということはないのだが、知人が亡くなったりすると愕然とするのだから、考えていても、その実は忘れているということなのだ。

そういうことを長井さんは改めて教えてくれた。

長井さんは「残された人生」という年齢になっているのだ。日本人♂の平均寿命まで十数年、平均余命だと二十年くらい・・・・

ふたつ:

VSOの演奏会で幕間(まくあい)のあと、長井さんは他の楽団員よりはやく席にもどって練習していることが多い。長井せりさんによると家での練習量も多いそうな。



二年前の六月、合唱団との合同コンサートがあった。

合唱団はアマチュア、観客は百人ほど、入場無料。長井さんにとって気楽なコンサートであろうと思ったのだが、控え室で長井さんは黙々と練習をしていた。



この写真を遠くから撮り、練習が終わる頃合を見計らって部屋に入った。

そのとき、長井さんは演奏することに疲れたと言った。意外なことを言うと思ったのだが、昨年、VSOの指揮者に来年はやめたいと言ったと聞いて気持ちが分るような気がした。おのまも世界はちがうが同じような経験をしている。

疲れを抱えたまま、更に二年間もコンマスを続けたのだから、今はホッとしているに違いない。そういう気分のなかで、これからも精進しようかという気になったのは偉いことだと思う。

おのまはトロント時代、ある夜、知人達と一緒にのんでいた時に急に呼吸が苦しくなってひとり表へ出たことがある。タバコの煙のせいだとおもって、表にでたのだが、息をはくことも吸うことも困難だった。これが死ぬことかと思い、そのままタクシーに乗ったのだが、しばらくするともとに戻った。

その時以来、いつ死んでも構わないと思って生きているつもりなのだが、いつ死ぬのかが分らないという思いがあり、なにかに精進しようということがない。これからもないような気がする。

強いて言えば、上村愛子のような滑りをしたいと思いトレーニングを始めたことくらいである。来シーズンも生きていられるといいのだが、その保証はどこにもない。

読者におかれても、今現在、健康であるとか病気であるとかに関わらず、いつ人生が終わるかは分らないのだ。

クリックすれば充実人生
クリックしないと豚人生
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| おのまのプロフィール | 音楽・美術・映画 | 14:01 | comments(2) | trackbacks(0) |
今夜でお別れ、コンマス・長井明 
交響楽団のバイオリニストの首席はコンサート・マスター、略してコンマスと呼ばれている。

コンマスは演奏がはじまるまえの音合わせから始まって演奏者全員をリードする役である。指揮者がいなくてもコンマスがいればコンサートは無事進行すると言われている。かつて勤めた会社でいえばおのまのようなものか。

おのまがやめて一、ニ年ごに某銀行の株価はガンガン下がっていった。他の銀行にくらべて異常な下がり方をした。おのまが五年勤めたアメリカの某名門会社はおのまが辞めた三年後に消滅した。コンマス恐るべし。

長井明は長年VSO(バンクーバー・シンフォニー・オーケストラ)のコンマスをつとめていたのだが、数年前にVSOの名誉コンマスになった。

大学の教授が名誉教授になると現場から離れるのとおなじで、名誉コンマスは第一線を離れるのが通例だが、長井は名誉コンマスになってからも若手コンマスと交替でコンマスの役割を果たしてきた。コンマスとしての実力が高いというわけである。

名ばかり管理職に似て名ばかり名誉コンマスではストレスが高い。長井はVSOの指揮者に第一線から離れたいと申し入れた。去年のことである。申し入れが受け入れられて、五月八日(土)に実質コンマスの役目を終えた。これからは正真正銘の名誉コンマスである。コングラット♪

金曜日のコンサートを聴きに行った。というより、コンマス・長井明の最後の姿を観にいった。

最後(土曜日)から二番目の音合わせを始める長井明:




分らない?

では拡大




この日の出し物はポップス。

指揮は去年も振ったクラシックポップスの大御所 ジェフ・ティジック。




今年のゲストはラスベガスのショーシンガー、レイディアンスでざんす:



いずれおとらぬ声量の持ち主四人は会場をおおいに沸かした。足腰がまだしっかりしているじい、ばあちゃんたちはたちあがってフィーバーした。



演奏中は写真を撮らないのがクラシック演奏会のきまりになっているが、フィーバーした時は写真もどんどん撮ってくれと、おのまが主催者ならあらかじめ言う。

主催者の気持ちを汲んで撮る。でも現行犯で逮捕されるといけないのでフラッシュはたかない。



レイディアンスが舞台から引き揚げるときに、次は美しいVSOの演奏をお聴きくださいと言った。

会場が静かになった。お見事。

オリンピックでみたカーリングと同じで、メリハリのある観客は良い。

コンマス・長井明が独奏を始めた。初めて聴く曲である。会場はこれ以上静かになれないというほど静まりかえった。息をするのもいけないような雰囲気。

指揮者ジェフは長井の独奏が終わるタイミングを凄い集中力でもって計っていた。

絶妙なタイミングでVSOの演奏が始まった。

と思ったらジェフはさっと体をひねり長井を指差した。待っていましたとばかりに拍手と声援が飛んだ。ジェフの呼吸もすごいが、観客の反応もすごい。人情の機微とでもいおうか、感動ものである。

長井の前奏に続いたのは1976年から何年か続いたテレビ番組、ラブボートの主題歌だった。レイディアンスがふたたび現われてLove Unlimited を高らかに歌い上げた。観客のなかにはクルーズを思い出している人がたくさんいるだろうと思いながら聴いた。

おのまはクルーズ旅行をしたことがない。あの遊びはぜいたくだという思いがあるので、たぶん経験しないで人生を終えるだろうと思う。

演奏がおわりサイン会に臨むレイディアンス:



例によって写真を撮っていいかと聴いたのだが、モーチロンと言ってくれたのは去年の歌姫たちと同じ。

瞬間瞬間を大事に生きている人たちの心は一様に寛い。かっこうをつけない。

何枚か撮ったのだが右端の人はそのたびにポーズしてくれた。



この人はもてるだろうね。もてたいと思う方。女は愛嬌ですぞ。

演奏会が終わり、長井夫妻を含めて総勢八人で近くの居酒屋に行った。去年のポップスのあとと同じパターン。

去年の写真:




左のふたり:長井夫妻
左から三番目:酒楽の女将。いおりさんだったっけ・・・
右端:おのまのゴルフの弟子。今は日本住まい。ゴルフうまくなったろうね・・・

それではみなさまさようなら:



長井夫妻、オリンピックのために出来た電車に乗って帰るそうな。



この辺の駐車代は高くなった。今宵、おのまが払った駐車代は十四ドル(千円強)だった。次回はシーバス&電車にしてみようか・・・

クリックすれば名誉コンマス
クリックしないと豚コンマス
↓ 
http://blog.with2.net/link.php?310164



あの曲はゆっくりで難しかったでしょう、聴いているほうも緊張しましたと言うと、初めての曲だが、変な曲なので短くしたと言った。

なるほど。独奏・カデンツアは即興的に弾くという。初めての曲を長井がどう弾くのかとジェフは集中していたのだ。

あれってラブボートのテーマ曲の前奏なんですねといったらラブボートを知らないといった。

ラブボートの主題曲:

http://www.youtube.com/watch?v=m_wFEB4Oxlo



トロント時代によく聴きに行ったターフェルムジークは指揮者なしで演奏することが多かった:

http://www.youtube.com/watch?v=UPM31x5zMOk&feature=player_embedded


ジェフ・ティジック:

http://www.jefftyzik.com/


コンマス長井がいなくなることによりVSOの質が落ちないことを祈る。

ベルリンフィルとグラミー賞を争って勝って間もない今のVSOがピークにあるのは確かである。

★VSOの経営状況はとても良いという。

来シーズンのVSOには竹澤恭子、サラチャン、ピンカスズッカーマン、アンネゾフィムター、ジェームスエーネスといった巨匠がやってくる。竹澤はバーバー、サラチャンはブラームスを弾く由。どちらも聴きたい。


去年のポップスのゲストはブロードウェイの歌姫。コンマス長井明の頭をいじったりしてた:
http://onomar.jugem.jp/?day=20090221

芸歴が長い分だけ奔放に振舞えるのだと思う。



まだ若いので折り目正しいのだと思う。


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映画 「アバター」

十二月二十日(日) 映画「アバター」をみました。

この映画を知らない方は↓をクリックしてください。

http://movies.foxjapan.com/avatar/

「アバター(映画)」でググルと筋書きなどがでてきます。英語のヒヤリングが不得意な方はこれをみてから映画を見るといいでしょう。

普通の画面と3D(立体)画面で公開されています。

カナダがうんだ巨大スクリーンIMAXでの3D版もあります。IMAXでみたいのですがニュースでクリスマスまで売り切れといっていたので北バンクーバーの小さな映画館に行きました。

始まる二十分まえに入ったのにほぼ満員。生まれて初めて一番前の席でみました。スクリーンは大きくありませんがIMAXに負けない迫力でした。でも体は疲れました。首を曲げて見あげるだけでもつらいのですが、いろんなものがこちらに向かって飛んできて何度ものけぞったからです。

でも怪鳥に乗って飛び回る場面はとても気分が良かったです。高所恐怖症のひとには怖いかもしれませんが。


ネット世界でおなじみのアバター・化身ということばを知らない方は↓をクリックしてください。

アバター 


目下のところバンクーバーの雀たちの「アバター」への評価は十点満点のオンパレードです。

http://www.cinemaclock.com/aw/crva.aw/bri/Vancouver/e/11913/Avatar.html

おのまは8点にしたい気持ちと10点にしたい気持ちのあいだで揺れています。

8点にしたい気持ちは映画をみながら過去の名作の良いとこどりだと何度も感じたからです。

次の映画を見たかたなら同感されるのではないでしょうか。クリックすると映画の概要がでます:

1970  ソルジャーブルー   Soldier Blue
1984 風の谷のナウシカ
1986 天空の城ラピュタ
1990 ダンス・ウィズ・ウルブズ
1993 ジュラシック・パーク
1995 GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊 
1999 マトリックス


10点満点にしたい理由は映像です。 3D映画に共通する映像の鮮明度とあいまって、大胆な構図+丁寧に描きこまれた細部 のすごさは映画「2012」に負けません。

主人公はナヴィとよばれる原住民にアバター(化身)するのですが、ナヴィ族の体がとても美しいです。身長三メートル。動きは猫のようにしなやかだし、これに比べると人間はどんなにスタイルが良いといっても、アバターではなく、ア・ブター。

映像だけで採点するなら10点以上でした。

ナヴィ Navi という名前はインディアンのNavajo ナバホ族 からヒントを得たのではなかろうかと思い調べましたが分りませんでした。


8点か10点か。

過去の作品の良いとこどりだとしても、そういうことを知らない人がみて10点だと思えば10点ではないでしょうか。名作のリメークが往々にして前作より駄目な例がたくさんありますし。さいきん、日本映画のリメークは良いのがないですねえ。

ということで映画「アバター」におのまも10点です。年が明けたらIMAXシアターで観たいと思います。

日本でもIMAX版が観られます。十二月二十三日に封切り:

http://109cinemas.net/imax/

クリックするとアバタ−に
クリックしないとア豚−に


http://blog.with2.net/link.php?310164
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ビルマの花 無言館の出版目録
秋庭昂さんのお孫さんから送って頂いたファイルの一部を貼ります

初めてみる秋庭昂さんの写真

染織図案を専攻したとあります





目録に載っている鷹の絵はとても立派な作品です





ビルマの花 ふたたび 無言館

http://onomar.jugem.jp/?day=20091120



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2012  映画 サラ・ペイリン


十一月十九日(木)、映画 2012をBC州最大のショッピングセンターの一角にある映画館でみました。

BC州最大のショッピングセンター = メトロポリス:
http://www.metropolisatmetrotown.com/

この映画館は我が家から二十キロちかく離れていますが、北バンク―バーの映画館に比べるとスクリーンが大きいのでたまに足をのばします。たまにといっても前回は三、四年前でしょうか。何をみたんだっけ・・・

木曜日の昼だというのに客が多かったのが印象的でした。この映画、北バンク―バーの映画館では木曜の昼はやっていません。

カナダも豚風邪が話題になっていますが、映画館でマスクをしている人はゼロでした。


映画2012:

http://www.sonypictures.jp/movies/2012/

2012年に地球が大災害に襲われるという黙示録系の映画です。黙示録系だから木曜日に見た・・・・

この世の破滅という黙示録的ストーリーにとりたてて新味はありませんが、日々進化しているコンピュータを使った特撮がみものです。大胆な構図と細かい描写には日本人の力もあったそうです。

バンクーバーの映画ファンからの評価は今の時点で二百六十を超えています。評価は最低の1点から最高の10点までバラバラです。

ストーリーが陳腐だというので1点とか2点をつける人が結構いるのですが、そんなにひどい映画ではありません。本当は8点くらいだと思ったのですが、もしかすると組織的にソニー映画をけなしている連中がいるのかもしれないと疑って、この映画の特撮は今年最高、あるいは過去最高かもしれないというコメントをつけて10点を献上しました。

評価の一部

Garbage, don't waste your money!! Horrible from beginning to end!!

1/10
18.11.2009 - ih8

Superb special effects. Too long. Very predictable. Poorly written script. Poor direction. Everything was so bad and LoooNG. The movie drags beyond dragging. Don't waste your money.

2/10
19.11.2009 - raquibnewaz
If you like special effects, pay no attention to reviews posted here. Go and see perhaps the most exquisite work this year or maybe in the past.
10/10
19.11.2009 - onomarjan
3 reviews - click to view

↑クリックすると他の評価もでてきます



共和党副大統領候補だったサラ・ペイリンが十一月十七日に回顧録をだしメディアでとりあげられています。2012年の大統領選挙で彼女が共和党の大統領候補になるかもしれないという話もあります。



そういうことでこんな漫画がでました。

映画の看板:2012 サラペイリン登場

穏健(派)という紙袋を持っている♀象:あれどういう映画なの?
♂象:世界の終わりだよ!

注:象は共和党のことです。民主党はロバ

一年前にくらべて落ちたとはいえオバマ人気は高い、本のおかげで高くなったとはいえペイリンの人気はまだまだというのがアメリカの気分でしょうか。

クリックすれば地球は安泰
クリックしないと破滅する

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ビルマの花・ふたたび 無言館
★このブログの右 recommend に読者に読んで欲しい本がでています。そのうちの一冊が
商品名
ビルマの花―戦場の父からの手紙
¥ 1,890



秋庭昴(あきばこう)という中尉が戦場から子供たちに送り続けた絵いりのハガキが収められているこの本は戦争や政治について語るひとにとって必読の書であると信じお勧めするものです。

「ビルマの花」をもとに2007年8月にブログを書いたところ、翌年の7月に秋庭さんのお孫さんという方からコメントをいただき、なんどかコメントのやりとりがあり、その模様をブログに転載しました。

最後のブログ http://onomar.jugem.jp/?day=20080818 からの抜粋:


2008/08/06 
渡良瀬川の花火を見てきました。お墓参りもしてきました。「山の中腹」は高く上がった花火がきっと見えるでしょう。音は市内に響き渡るほどの大きさなのでしっかり聞こえたでしょう。
 
何しろそこは山の斜面を切り開いたところで、東南を向いていて、日差しを遮るものが何もなく、じりじりと暑かったです。お茶と小さな饅頭を二つ供えて来ましたが、父に「早めに回収しておいて」と頼んだほどでした。(注:秋庭さんのお孫さんからのコメント)

2008/08/06
「ビルマの花」を読んだあとに残っていた一抹の寂しさが渡良瀬川の花火の音とともに薄れるようです。(注:おのまのコメント)

以上をもって秋庭さんのお孫さんとのやりとりは終わりましたが、お蔭さまでことしはかつてなく穏やかな気持ちで八月十五日を迎えることができました。


2009年11月14日秋庭さんのお孫さんからメールを頂戴しました。

祖父が長野の「無言館」の出版物に載りましたのでお知らせしますとありました。

「無言館」とは戦場へ赴く画学生たちが残した作品や用具を納めた長野県にある美術館だそうです。

http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/kanko/museum/mugonkan.html

秋庭昂中尉が無言館という別荘を持ったようで豊かな気持ちになりました。


クリックすれば別荘もてる
クリックしなくても今日はにならないだろう

http://blog.with2.net/link.php?310164

ビルマの花・ビルマの子
http://onomar.jugem.jp/?day=20070810
ビルマの花・鳥
http://onomar.jugem.jp/?day=20070811
ビルマの花・うさぎのもちつき
http://onomar.jugem.jp/?day=20070812
ビルマの花・船
http://onomar.jugem.jp/?day=20070813
さいごの絵
http://onomar.jugem.jp/?day=20070814
林雨・ビルマの花
http://onomar.jugem.jp/?day=20070816
ビルマの花
http://onomar.jugem.jp/?day=20080729
林雨・ビルマの花ふたたび
http://onomar.jugem.jp/?day=20080818


無言館の写真がでているブログをみつけました。http://hakuzou.at.webry.info/200909/article_12.html

ブログの抜粋

   絵を見た人も無言になる戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪ねて  

無言館には 第二次世界大戦中に志半ばで戦場に散った画学生たちが残した絵画・作品・愛用品などが収蔵・展示されています。

無言館館主の窪島誠一郎(1941年生)は小説家・水上勉の実子(旧民法上の私生児)としてもよく知られており 詳しくは私のブログ別記事 
 「無言館」館主・窪島誠一郎が2歳の時に生き別れた父を探し作家・水上勉と知るまでを書いた「父への手紙」  を参照ください。


 戦没画学生の遺作を集めて「無言館」を建設することになったきっかけは 昭和52年(1977年)にNHKから出版された「祈りの画集」を窪島誠一郎が読んだことにあります。 NHKテレビで 画家・野見山暁治(1920年生)が戦没画学生の家を尋ね歩くという番組”祈りの画集”が放送され そのことを記録した”祈りの画集”の執筆者・野見山暁治に窪島誠一郎が会った時に 野見山暁治から「いつか戦没画学生の絵を集めて展示する施設をつくりたい」という話を聞き 賛同した窪島誠一郎が「無言館」を建設することになったものです。

野見山暁治は 昭和17年に東京美術学校(現東京芸術大学)を繰り上げ卒業して満州に出征したもの 肋膜を患い陸軍病院に入院し生き残りますが 多くの美校仲間が戦場で死んだことを悼み 生前の絵を集めて展示する施設を作りたいという思いに至ったものです。

窪島誠一郎は その著書「無言館 戦没画学生“祈りの絵”」の中で その辺のいきさつについて 次のように書いています。 

野見山先生には黙っていたけれども、先生の亡き画友への鎮魂録「祈りの画集」にうたれて「無言館」建設を思い立った私の心奥には、戦争にとことん苦しめられ、口にいえぬ辛酸をなめながら貰い子の私を慈育し、報われぬまゝ先年この世を去った両親への憐れみがあったと思う。憐れみというのも甘い言い回しだけれども、私は死んでいった画学生のどの絵にも、あふれるような存命の歓びと肉親への感謝を発見して瞼がぬれたのだった。親が生きているうち、何一つ孝行せず、すべてを子の手柄のように考えてきた自分の姿をふりかえってやるせなかった。同時に、父や母の背後にあった「戦争」をも一顧だにしようとしなかった自分がなさけなかった。全国をめぐって戦没画学生の遺作を集めることは、そんな私自身の五十数年にわたる思いあがりの暦を、もう一度みつめ直すきっかけになるのではなかろうか

私のブログ記事 
「無言館」館主・窪島誠一郎が2歳の時に生き別れた父を探し作家・水上勉と知るまでを書いた「父への手紙」 の中で 私は次のように書きました。 

窪島誠一郎は 実父・水上勉との交流を深める一方で 実母のことは決して理解しようとせず冷遇し 大恩ある養父母を毛嫌いし口をきくことさえ避けたので 批判もあるようですが 同年代の私としては その屈折した気持ちを何となく分かる気がしました。

生母と養父母を存命中に冷遇したことは 窪島誠一郎が上記文章(青字の太字部分)の如く正直に認めているので 事実だったようです。 しかし そのことを悔いたことが「無言館」を建設する心底にあったというのは 私にとって新発見であり 驚きでもありました。

無言館に展示されている絵は 勉強中の画学生の作品であり 専門家から見れば未熟・稚拙なものもあるようですが 『あの時代』に若き画学生たちがどんな気持ちで絵を描いていたのか どの絵も見る人たちに無言で訴えており 私も絵を見て無言となりました。


白象の気まぐれコラム 

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今宵はライオンが眠る

写真をみてグループの名前がわかりますか



第一幕



四本のクレヨンみたいです

・・・・「クレヨンズ」という名前でもいいねえ

左端の人はカメラマン。おのまもあそこで写したかった・・・

おのまは前から二十番目くらいの席。遠いのとISO3200で撮っているのとで輪郭がいまひとつ


第二幕



結成して三十年になるカナダ人のアカペラグループ

左端は多分オリジナルメンバー

左から二番目の人は北バンクーバーからウイスラーに向かう途中にあるスコーミッシュという町の出身

右のふたりの低音、リズムはすばらしいです


アンコール



観客も一緒に合唱。おのまも歌いました

ちなみにおのまは低音。ときどき彼らのCDを聴きながらはもっていますがライブで一緒に歌う気分は格別

CDが何枚もプラチナ、ゴールド盤になり、数々の賞をとり、ディズニーの映画にも使われているこのグループの名前わかりましたか

トロントにいる日本人は知っているひとが結構いましたが、どういうわけかバンクーバーは音楽好きの人でも知っているひとが少なく、数年前も、この九月十二日(土)も北バンク−バーで開かれたライブで日本人らしき人は見かけませんでした

東京のフェスティバルでも賞をとっているので、あんがい日本にいるひとのほうが知っているかもしれません

分からないかたは以下をどうぞ


二幕のフィナーレ




ジャングルの猿が木の上からライオンを見下ろしているという設定でしょうか

「今宵はライオンが眠る」をご一緒にどうぞ:

In the jungle the mighty jungle the lion sleeps tonight
In the jungle the mighty jungle the lion sleeps tonight

Near the village the peaceful village the lion sleeps tonight
Near the village the peaceful village the lion sleeps tonight

Hush my darling don't cry my darling the lion sleeps tonight
Hush my darling don't fear my darling the lion sleeps tonight


http://www.youtube.com/watch?v=N33zPpqMxtE&feature=related

これを聴いて気にいられた方、ライブの機会があったら是非行ってください。ライブの音はもっとすごいです。人の声だけでかくも立体的な音楽を作れるのかと感動します

ライブでやったのはこの歌のジャングル版

音質はいまひとつですがこういう感じです

http://www.youtube.com/watch?v=fh6UGCThSEs&feature=related

北バンクーバーのこのホールの音響はいまひとつでモノによっては聴くに耐えないことがあります。しかしナイロンズは全く問題なしでした。弘法筆を選ばず・・・

北バンクーバーライブのチケットは25ドル(二千円強)。 ビール(こびん)一ダ−スの値段。チョー割り安

クリックすればナイロンズ
クリックしないと豚になる


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芸術家との午後 

「芸術家との午後」と銘打った演奏会は音楽一家四人によって演奏された:

長井明・せり夫妻@バンクーバー
せりさんの妹・紅林ゆりかさん、ゆりかさんの娘・さやかさん@札幌


リベルタンゴという曲が二台のピアノで演奏された

種村家にある二台のステインウェイが同時に鳴るのを初めて聴いた

ピアノが喜んでいるようであった





クリックすれば音楽一家
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芸術家との午後
四人の音楽家たちと一緒にピアノを弾くことになっているのだが、いままで私はピアノを弾いたことがない。自由自在にピアノを弾いている夢をみることはあるが実際には弾けない。

パソコンは十本の指を使いブラインドタッチで操っているからピアノだってその気になれば弾けるのではなかろうかとピアノを教えている知人に云ったらパソコンをたたくように弾く生徒がいるのよねと笑った。パソコンとピアノとは別ものだと云った。

ピアノに向かって待っているあいだに不安がつのってきた。どうやって弾けばいいのだろうか。

音楽家のひとりが楽譜を持ってきて目の前に広げた。これを見ながら弾いてください。

げげげ軒太郎・・・ゲゲゲの鬼太郎・・・・楽譜があったら余計だめ・・・

高校、大学時代に琴を弾いていたが楽譜で覚えるよりはレコードを聞いて覚えることが多かった。楽譜をみながら弾くと頭も指もつまづくような感じがあって楽しくないから暗譜した。

暗譜と書いたが楽譜を覚え、それを頭の中で再現して弾くのではない。何の意識もなしに弾けるようになるまで練習するのである。曲の流れに乗るのである。演奏しているあいだは没我の境にある。

いくら名手だといっても楽譜を見ながらでは没我の境地に入れない。僅かかもしれないがギクシャクしている。音楽に特有のその場かぎりで消えていくきらめきや面白さが極限まで高まっていかない。

ピアノに置かれている楽譜をみながら一体どうしてこういうことになってしまったのだろうと懸命にあせっていたら目が覚めた。

なんでそんな夢をみたのか。二週間前に「芸術家との午後」というプログラムを作ったせいかもしれない。





トロントにいた頃、キッチナー・ウォータルー交響楽団の音楽監督をしていた小松長生氏からいちど指揮をしてみませんかといわれたことがある。楽団は勝手に演奏をするから適当に棒を振ってくれればいいという。

錯覚でもいいから指揮棒をふってオケを鳴らしてみたいという妄想よりも、人前でそんな恥かしいことができるかいなという理性が勝った。多少でも指揮の勉強をしたことがあるというのならやったかもしれない。

トロントを去る時に小松氏は指揮棒と「運命」の楽譜を私に渡し、楽譜を読みながら聴くと良いと云った。

あれから十年たった。指揮棒は引越しの最中に折ってしまった。楽譜はどこにあるのか分からない。潜在意識のなせる技であろう。

クリックすれば夢をみる
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ラテンシンガーMasayo @ コーヒールンバ
リンクしてあるラテンシンガーMasayo のコーヒールンバ

演奏場所はチャペルだそうです 

http://www.youtube.com/watch?v=3bAfjQWDr4Y
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オドロキ、モモノキ、カナダの夕日
カナダといえばカナディアンロッキー、あるいは来年の冬季オリンピック会場になるウイスラーなどのように大きな山を思い浮かべるひとが多いかもしれないがカナダ全土でみると山があるのは太平洋岸だけである。



トロントからバンクーバーまで一週間かけて車で走ったことがある。多少の起伏があるオンタリオ州を通り抜けるとあとはカナディアンロッキーまで平ら。北海道から九州までの距離が平原で道はほぼ一直線だから走っていて痛快であった。




BC州でもバンク−バーから数百キロ北にいくと山が消えてあちこちに大小さまざまの湖沼をかかえたなだらかにうねった地形になる。うねりの高低差はせいぜい百メートルといったところであろうか。



そういう所だから空が大きく、また都会とちがって空気が澄んでいるからそれは見事な夕焼けが拡がる。

ああこれがカナダの夕日なんだと感に堪えないのだがそう云ってもみんな反応が鈍い。

最近になってその理由がわかった。

オドロキ、モモノキ、カナダの夕日

カナダに住んで十年、二十年という人でも カナダの夕日 Canadian Sunset という曲を知っている人がほとんどいないのだ。

自分が知っていることをみんなが知らないことがあると浦島太郎になったような気分になる。

一世を風靡(ふうび)したというほどではないかもしれないが日本でもよく放送されたことがある「カナダの夕日」をお聴きあれ:

http://www.youtube.com/watch?v=dsmC0auHbAA&feature=related

中々寝つけないという方にはうってつけ:

http://www.fukuchan.ac/music/popular/canadasun.html

中学生の頃にEP版レコードで聴いていたような気がするのだがレコードがみつからない。ますます浦島太郎の気分である。


衆院選挙で自民が負けると思われる方はピーク七割弱から三割弱になりました。自民党勝つのかも・・・

推移:
訪問者:173人⇒391⇒393⇒358⇒369⇒317⇒215⇒143⇒177⇒240⇒265
投票者:69人⇒80⇒94⇒103⇒116⇒118⇒110⇒92⇒84⇒83⇒73
ランク:19位⇒14⇒12⇒12⇒12⇒12⇒12⇒12⇒13⇒14 


自民が負けると思われる方はクリック願います

http://blog.with2.net/link.php?310164


★今日の日記をトラバしたところ歌詞入り「カナダの夕日」の動画をトラバックしていただきました。

二曲目の歌手(名前不明)はアンディー・ウイリアムスに負けない魅力的な声です。ピアノも良い:

http://tomtom.iza.ne.jp/blog/
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日本の風景@2009年2月・ ラテン歌手Masayo

二月、ラテン歌手 Masayo のライブを聴いた。

北海道出身。

国内での活動以外に、本場キューバでの音楽祭などにも出演経験のあるラテンシンガー。サルサ、ラテンジャズをはじめ日本で数少ないキューバの伝統音楽ソンの歌い手でもある。

ブエナビスタ・ソシアル・クラブのメンバーとも親交が深く、キューバの風を感じさせる歌声、豊富な経験により鍛え抜かれたステージングは、共演ミュージシャンからの評価も高く、最高のミュージシャンとのLIVEを現在展開中。

元イラケレのパーカショニスト「オスカル・バルデス」に師事。

(出典:東京倶楽部のサイト)






ひと目を気にしないでMasayoのテンポとあわせて体を揺するにはステージから一番遠い席に陣取るのが良い。




これまでMasayoのライブは一人で聴きに行っていたのだが今回は自宅でなんどか呑み会を開いてくれた知人夫妻を招待した。


休憩時間にパチリ ♪



知人夫妻はそのごお母さんも一緒に横浜でのライブに行ったという。

聴いていると身も心も軽くなってくるラテン歌手Masayoを読者のみなさまにお勧めする。


スケジュールはこのサイトに出ている:

http://masayomasayo.com/


東京倶楽部での予算は何を呑むかによるが三、四千円:

http://www.tokyo-club.com/intro/



いま写真の右に女性の絵が写っているのに気がついた。




こちらを見ているようでもあり、伏目であるようでもあり・・・次回よく見てこよう。

http://blog.with2.net/link.php?310164



クリックすればMasayoに会える
クリックしないと豚になる




396人 620点 21位
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日本@2009年2月 ケンイ

斧魔がリンクしてあるサイトはいろいろな分野からなっている。これを見るだけで日本の全容が分かればあなたもチョージン斧魔の仲間入り。

ほかにも面白いサイトはあるが余り増やすと読者も見ないだろうからできるだけリンクしないようにしている。

リンクしてあるサイトの管理人はみなオトナであると思う。小泉とか竹中とかいうアメリカの飼い犬の話などはでてこない。斧魔は熱くなった時はリンク先をみて世間様は冷静だなと反省する。

それでも、そうだそうだ、そうなんだよ、もっと云ってくんなまし、というのを見つけることがある。

麓(ふもと)から富士山を仰ぎみるような気持ちで見ている音楽関係のサイトにこういう記事があった:


今日はテレビで、足利事件をやっていた。

DNA鑑定をやり直して無実を証明し、釈放されたわけだが、この記者会見に出ている弁護士さんが頼もしい

検察もひどいけど、裁判所も反省すべきだ。いかに検察寄りの判決を下したか、明らかにするために、これから更に追求する!という訳だ。ちょっと感心した

弁護士は、「裁判官に睨まれたら、次に自分の担当する裁判で、裁判官に嫌がらせをされて、不利な判決をされるんじゃないか」などとは思わないらしい。(当たり前の事なんだけど…)

反面、我が音楽業界たるや、○○先生に睨まれたら…とか、評論家の○○さんに睨まれたら…とか、ピアノ業界に至っては○○楽器さんに睨まれたら…とか、笑ってしまうくらい幼稚な世界だ(笑)

ようやく最近は権威主義が衰えを見せてきて、実力主義が少しづつ芽生えてきたようだ。
そもそも権威主義とは、自分で物事の良し悪しを判断出来ない人達の価値基準に過ぎない。

芸大、桐朋でなくても、世界的コンクールで優勝できる時代だから、あの弁護士のように、自信のある人はどんどん権威を振りかざす人達と戦うべし!

それにしても、辻井君や長富さんのように、最近の20歳前後の音楽家には大いに注目だ!
| おのまのプロフィール | 音楽・美術・映画 | 03:17 | comments(1) | trackbacks(1) |
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